SUPER PANTOMIME THEATER SOUKIのHADOです。
今宵も田原町スタジオaRt/Pitでは、来週末の神戸・芦屋でのホテルイベントの稽古と、
5月の横浜鶴見区サルビアホールでの公演『Silent Fantasy』に向けた稽古。
変わり映えのない光景。
が、この毎日変わらない光景にこそ、SOUKIの強みがある。
いや〜、しっかし、パントマイムって改めてむつかしい!
むつかしいからこそ稽古をするわけですが(汗)
パントマイムの面白みのひとつに「見えないもの(無対象物)」を、
あたかも見えるかのように表現するイリュージョンがあります。
この場合の主役は無対象物。役者は脇役、もしくは究極の黒子。
時には文章でいう「主語」が無対象物となることがあります。
例えば「私(主役)はあなたを見つめている。」というシーンを演じる場合、
「私(無対象物)」に見つめられている「あなた(自己)」となります。
あなたにとって、私はあなた。
よくわからなくなりそうですが、やはりよほど自分を客観視できる目がないと難しい。
だから未だにパントマイムが難しい。
演出のBOSS!には稽古の度に「それは嘘だ」「それじゃあ無対象物が見えない」と指摘されて、
己の思考の浅さを思い知る。
そして公演などで、見えないものが見えたよ!景色が見えたよ!
なんて言われると有頂天になります。
そういう風にパントマイム芸術を楽しんで貰える一端を担げたならうれしい。
SOUKIのショーや公演は、そういう小さな積み重ねのいわば集大成。
横浜鶴見区サルビアホールでの公演『Silent Fantasy』にもそういう面白さが
いっぱいに詰まっているはずです。
ご都合よろしい方は、ぜひ楽しみに来てください。
おまちしております!