舞台を全く観たくない時期が数年あった
そんな時は美術館ばかり行ってたんだ
美術に関しては専門ではないし
好きな展覧会に行ってるわけだから
そこからは「魅力」しか感じない♪
＊写真は好きな画家の一人、ルネ・マグリット「大家族」
舞台芸術は専門だからね
そうはいかない
この世界の荒波を30年以上泳いできたからさ
それなりに眼も肥えてきてる
単純には楽しめない
観ていてもイライラすることの方が多くなってね…(^_^;)
しかし、最近その見たくない時期が
過ぎたような気がする
舞台を見ていても良い意味で
「可不可」を考えられるようになってきた
「可」ならなぜ良いのか？
って、考察するし
「不可」なら、やはり何が足りないのか？
って、熟考する
冷静にこれが出来るようになってきたww
で、やっぱ
『パントマイム』ってすごい芸術だって結果になるwww
心の機微ってやつを表現するには
絶対的にパントマイムを学んでいなけりゃ
薄っぺらな表現になるって良く分かる
「心または感情が小さく揺れ動くその様子」は
本来、当人しかわからないことであり、
当人ですら正確に把握できないものだと思う
だけど、表現者はそれじゃダメなんだよ
小さく揺れ動くものであっても
表現できなきゃ
俺たちはセリフに頼らない芸術だから
小さな仕草、所作、表情の変化…
そう、感情の変化の全てを身体（筋肉）に
伝達する術を知っている
パントマイムを学べばこれが出来るようになるんだ
だから…この芸術の質の高さを
もっと、知ってもらわなきゃいけないんだよね
その責任は…俺達にあるんだ
もっと、もっと,頑張らなきゃいけないね
スーパーパントマイムシアターSOUKI
江ノ上陽一