じんわりと溶けてしまいそうな暑さと、
令和最初の八月と共にむかえたのが、
『JAPAN PANTOMIME NEXT ~日本のカラダ パントマイムの未来~』
4日Cプログラムで私が演じましたのは、
『森の小人の危機一髪』という作品。
この作品は、以前SOUKIにいた方で、
さらに、私と同じく桐朋学園芸術短期大学のOGである先輩の作品。
そして私自身この作品を演じるのは二回目。
当然、初演より良くせねばならんのです。。
大切に演じたいと思うがあまり、
かえって空回りをたくさんして、
七転び八起きの稽古期間でした。(^_^;)
本番ギリギリまでファイトにファイトしたこの作品、
しかし、やはり舞台は生物。
本番の舞台、ドキッするサプライズがございました。
作中のシーン
<天敵のカラスを応戦して大怪我させてしまいます。後悔した小人は看病して、大きな葉っぱを背負って雨よけをしてあげます。しかし朝がくるとカラスの姿が見当たらない。小人はカラスをあちこち探す。>
…探しているときにびっくり
大道具の葉っぱの後ろをのぞくと本来は居ないはずの黒い後ろ姿。
「あら?カラスさん?」
私すっかり作品の世界観にに入り込んで
カラスが見えるようになったのかしら!?
いいえ、舞台スタッフさんです。
稽古やリハーサルではいらっしゃらなかったから
びっくらこいた!
本番だから、安全のために後ろにいてくださったんでしょうね。
心がほっこりしました。
ありがとうございます(^^)
ソロパフォーマンスと言え、
舞台上で一人じゃなかったのです。
スタッフに守られ、共演者の方々に力づけられ、
舞台に立てているんだと、あらためて実感した舞台でもありました。
小坂部耀佑