「飲酒は 20歳を過ぎてから」日本の法律は、成人が “酒” を飲む事を禁じていません。 モラルに反しなければ、飲んで酔うのは自由です。 寧ろ、昨今のテレビ・コマーシャルを観ると、“ビール” を飲む事を推奨している様に感じます。 いいのでしょうか? アルコール類は 一定量を超えると、脳細胞を麻痺させる “毒物” に変化するのです!
覚醒剤は、明治26年に日本の薬学者によって開発されたクスリです。 当時はヒロポン(メタンフェタミン)の商品名で、疲労回復や不眠剤として店頭販売していた様です。 ヒロポンの乱用や中毒が社会問題になり、昭和26年(私の生まれた年)に販売および使用禁止になっています。 しかし「安く造れて高く売れる」こんな優れた商品はありません。 だから、大量に造って大金を稼ぎたいと思うのが世の常です。 覚醒剤を密造するのは、闇の組織だけではありません。 医療においても、麻薬・毒薬・覚醒剤 が “稼ぎ頭”である事は間違いありません。「毒を以て毒を制す」こんな分かり易い経済活動は、医療であり医薬の “特権” です!
◎ 究極の痛み止め「モルヒネ」
私は 30年ほど前、病院で モルヒネ を5本打った事があります。 大病でも大怪我でもなく、激痛を伴うだけの“尿管結石”でした。 ベテランの担当医は、診察のあと痛み止めを時間をおいて2本注射した後、躊躇なくモルヒネ を打ってくれました。 激痛も30分ほど安静にしていると、不思議と消え失せます。 5回目の発作で病院へ向かうと、担当医が不在で若い医者が替わって診察しました。 カルテを見て「モルヒネの量が多い様ですネ」と、中々モルヒネを打ってくれませんでした。 しかし 激痛は治まらず、結果的に若い医者も止む無くモルヒネを使いました。 尿管結石の治療薬は、麻薬以外なかったのでしょうか?(看護師さんは、ビールを大量に飲めば早く治ると進言してくれました) そんなアドバイスも、適切かつ有意義な療法だと感心しました。
その後、結石は膀胱に落ち尿と共に排出しました。 激痛を止める為だけに、5本のモルヒネは一体何だったのでしょうか? 医療として認められていたとしても、治療法が麻薬しかないと判断する医者の、呆れた選択に疑問を持ちます! 麻薬は、常にリスクが存在する事を忘れています。 尿管結石が完治の後、モルヒネ中毒で肉体的にも精神的にも障害を受けました。 約半年、体調不良に悩まされたのです。 どうして、アヘンやコカインなど中枢神経を侵す麻薬がクスリなのか? 何でもありの現行医療に、不信や疑問を持つのは私一人でしょうか?