エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

「オートファジー」&「ソマチッド」

2020-10-30 08:11:20 | “現代医学の功罪” 関連
2016年、ノーベル医学生理学賞を 東京工業大学教授「大隅 良典」が受賞しました。 テーマの “オートファジー” は「生物が細胞内でタンパク質を分解し再利用する現象 “自食作用”」その発見と研究が認められた様です。 論文では「成人の体内では、一日約 200グラムのタンパク質が作られるが、食事から得られるのは 60~80グラムに過ぎない。 不足分は主に 自食作用 で分解した自身のタンパク質が 原料となる」自動で生産されるタンパク質を「大隅」は、“オートファジー” と言っている様です。(不可解です) 

オートファジー とは 何なのか? 細胞でもなく・染色体でもなく・遺伝子でもなく、未知なる タンパク質(微小生命体) その研究が進めば、将来 ガン や アルツハイマー の治療に役立つそうです。 正に、夢の 基礎研究 です!  

「大隅」は「1998年 大学から独立し 自分の研究室を持ち、研究を始めて 1~2ヶ月で偶々 “オートファジー” を発見した」と述べています。  実にタイミングのいい方と思いつつ、ある疑問が湧きました。 直径 数nm(ナノメートル)の二重らせん構造体であるタンパク質の を、どんな光学顕微鏡を使って発見したのか? オートファジーは、細胞より遥かに小さい 酵素 です。 2000倍率程度の光学顕微鏡では、被写体を確認したり撮影はできない筈です。 一体、どんな方法で オートファジー を発見したのか不思議です!

◎ ノーベル賞を受けた「大隅 良典」


ノーベル賞の選考基準は、特許と同じ様に新しい発明・研究を、論文によって厳正に審査されるものだと思います。 しかし オートファジー(微小生命体)の概念は、既に 80年以上前に複数の学者が提唱したものです。「千島学説」で知られる「千島 喜久男」は「赤血球分化論」(血球の可逆分化説)で研究内容を公開しています。 そこで、微小生命体 の存在を検証しています。 残念ながら千島学説の中に、現行のガン医療を否定する記述があった為、日本医師会が論文を承認しなかった経緯があります。 果たして 時代が違うという理由で、過去に検証された研究が 「評価されたり 否定される」のでしょうか?

◎ “ソマトスコープ” を操作する「ガストン・ネサン」 


また、フランスの生物学者「ガストン・ネサン」は、細胞をコントロールする微小生命体を発見し、“ソマチッド” と命名しています。「大隅」の “オートファジー” と 多少の違いがあっても「ネサン」の “ソマチッド” とゴールは同じだと思います。 大きく違うのは「大隅」は “オートファジー” を基礎研究段階と言っているに対し「ネサン」は、“ソマチッド” の発見・研究から “ガン” や “難病” の治療薬 “714 X” を開発し実績を挙げている事です。 ノーベル賞とは別に「ソマチッド論」は 70年前に完成しているのです。 
「ネサン」を高く評価するのは、倍率 3万倍・分解能 0,015ミクロンの光学顕微鏡(ソマトスコープ)を独自で開発し、数 nm(ナノメートル)~数 pm(ピコメートル)の世界を観察しているからです。「大隅」の “オートファジー” は、論理自体に 現実性がありません!

「大隅」のノーベル賞・受賞で、医学に対する期待が高まる中、水を差す内容になりましたが、決して個人批判ではありません。 ノーベル賞の選考基準が、余りにも特定業界の意向(思惑)や 非現実的な仮説に偏っていると危惧するから言うのです!
「素人は黙れ、ケガや病気は 医者に任せろ」と、お叱りは覚悟しています。 ただ、“現代医学”に 少なからず疑問を持つ 所謂 “不満分子” が、世の中に居ても良いと思っております。