私は、庶民派文学:“推理小説” のファンです。 横溝正史・松本清張・大藪晴彦・斎藤栄・森村誠一・清水一行・西村寿行・夏樹静子・・・ 著名な作家は大勢いますが、私の中では「江戸川 乱歩」がベストです。「乱歩」の遺した作品は、日本文学史で最高・最強ではないでしょうか? 推理(探偵)小説の数・映画化の数・テレビ化の数・漫画化の数・・・、どれを取っても日本一です!
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子供の頃は、少年探偵団が活躍する「怪人二十面相」が好きでした。 主に、映画化された作品を観ていたので、作家が誰か分かりませんでした。(ただ面白かった) 本格的に推理小説を読みだしたのは、高校時代でした。
「江戸川 乱歩」だけではなく様々な作家の作品を、寝る間も惜しんで読破したものです。 しかし「乱歩」の作品だけは別格でした。
多分「乱歩」作は、大半読んだと思います。「緑衣の鬼」「D坂の殺人事件」「人間椅子」「陰獣」「蜘蛛男」「一寸法師」・・・、そんな中で「孤島の鬼」がマイベストです。 何が良かったのか? リズムがいい・メロディーがいい・ハーモニーがいい、まるで音楽の評価の様ですが「乱歩」の作品には、 音 も 色 も 味 もあります。 兎に角、推理小説の “ストーリー” 自体が、“奇想天外”で新鮮でした。
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「江戸川 乱歩」は、1965年(70歳)で亡くなっています。 当時、“写真” も “テレビ” も 白黒 が主流でした。「乱歩」の作品は、色が無かったのか? とんでもありません。 他の小説家より、色彩描写が豊かでした! 海や山・街並み・遊園地・服装 etc 小説でありながら、“臨場感” が群を抜いていました。(あくまで、“独断” と “偏見” です)
読み残した作品は、おそらく「怪人二十面相」「少年探偵団」だけです。 老後の楽しみとして、童心に帰って 読みたいと考えています。
さて、どこの本屋で買おうか? 田舎には、本屋がありません!
ありました web「青空文庫」です。 図書館より便利で、本の数が豊富です。 早速、“タブレット”で 読み始めました。 ついでに「江戸川 乱歩」の全作品を、改めて読破したいと思います!