「因果は巡る」俗語ですが、意味は「歴史は繰り返す」の様です。 その多くは、悪い意味で使われます。 戦後、日本が華々しい経済発展を遂げた裏側で、工場廃液による公害が発生しています。 水俣病 です。 プラスチックの精製過程で、有毒の “メチル水銀” が 河川から水俣湾に 垂れ流されたのが原因です。 その結果、湾で採れた魚介類を食べた人々が、原因不明の奇病に罹患したのです!
水俣病は、過去の “公害病” でしょうか? 「因果は巡る」現在、“マイクロ・プラスチック” が 社会問題になっています。 その要因は、“プラスチック” でしょうか “メチル水銀” でしょうか? 両方とも、経済発展に無くてはならない “便利な存在” です。 否定したくても 現実に有るのですから、紛らわしい!
水俣病は、過去の “公害病” でしょうか? 「因果は巡る」現在、“マイクロ・プラスチック” が 社会問題になっています。 その要因は、“プラスチック” でしょうか “メチル水銀” でしょうか? 両方とも、経済発展に無くてはならない “便利な存在” です。 否定したくても 現実に有るのですから、紛らわしい!
21世紀に入り、日本人の健康意識が高まったと思います。 少肉多菜・少塩多酢・少糖多果・・・、体に良い食生活が充実して来た様です。 その中で 肉より魚 が、俄に市民権を得たのですから不思議です? 日本政府は、魚に含有する メチル水銀 について、情報を公開していません。 水産業を 守る為でしょうか? 魚文化が根ずく日本ですから、しょうがないのかも知れません。 しかし、子供達の将来を考えると、魚類の “総水銀量” を正しく知らせる必要があります!
アメリカ 環境保護庁は、マグロ・カジキ・カツオ・鮭 などの メチル水銀の安全基準を、0,5~ 1,0ppmと厳しく規定しています。 何の為の規定かと言うと、勿論 健康の為です。 メチル水銀などの重金属は、体内に取り入れると蓄積され、“難病・奇病” の元凶になるのです。
アメリカでは、ダイエットの為に寿司を食べる人達に、一日の摂取量を厳密に表記しています。「マグロやサーモンは 1日 2巻まで」と! 果たして、日本での周知は 行き届いているのでしょうか? 回転寿司で “子供の入場規制”・“寿司ネタの数量規制” は、見た事も聞いた事もありません。 今、日本の子供達(0~15歳)の “水銀蓄積量” が、危険な領域に達しています。 子供達の蓄積水銀量が、安全基準 0,4 ppm を超えているのです!
アメリカでは、ダイエットの為に寿司を食べる人達に、一日の摂取量を厳密に表記しています。「マグロやサーモンは 1日 2巻まで」と! 果たして、日本での周知は 行き届いているのでしょうか? 回転寿司で “子供の入場規制”・“寿司ネタの数量規制” は、見た事も聞いた事もありません。 今、日本の子供達(0~15歳)の “水銀蓄積量” が、危険な領域に達しています。 子供達の蓄積水銀量が、安全基準 0,4 ppm を超えているのです!
◎ 魚類に含有する“メチル水銀量”
どうして、寿司(魚)を食べない乳幼児まで、有機水銀に汚染されるのか? アルコール・麻薬・農薬・重金属 などの有害物質は、母体(胎盤)を通して胎児に受け継がれるのです。 今すぐ、特定の魚に数量制限を設ける冪です。 また、妊婦の安全な食事指導も必要です。 なぜかと言うと、生まれて来る子供の 自閉症 が増え続けているからです。 メチル水銀は、最悪 “脳障害”・感覚障害・視聴覚障害 または “全身麻痺” を引き起こすのです。 現在 出生児の自閉症(罹患数)は、200人に一人ですから軽視できない状況です!
◎ 特に 0~15歳の 数値が危険
日本の海洋汚染は、近年 減少したと思います。 しかし、大海は世界中に繋がっています。 仮に、中国・北朝鮮で工場廃液(有害物質)を海洋に垂れ流すと、近海が汚染されるのです。 どこで獲れた魚が、安全・安心と言う明確な指針はありません。 大海の食物連鎖で、クジラ・イルカなど 大型海洋生物は、全て水銀に汚染されていると考えるのが妥当です。 異常行動(砂浜に打ち上がる)は、メチル水銀による “脳障害” です。 単なる事故と考えるのは、余りにも安易です!
日本の、魚文化 は否定しません。 ただ、マグロ・ブリ・カツオ・鮭・・・など 食生活におけるメチル水銀の安全基準を、将来を担う子供達の為に、見直す必要があります。 規制とは 言いたくありません。 大人は、子供達の “寿司ネタ” の選択を見守るだけで良いのです。 含有水銀量のデータを参考に「先週、マグロやサーモンを食べたので、今日はイカやコハダを食べなさい」と、親が子供を見守る必要があります!
◎ 子供達は、マグロやサーモンが 好き。
「因果は巡る」文明社会の優等生:プラスチックは、過去・現在・未来と 地球上の環境を侵す “元凶” になっています。 我々は、常に科学の恩恵に与っているのですから、“必要悪” として妥協しなければならないのでしょうか? しかし、海産物が食べられない世の中は、余りにも虚しい!