今年は、何を思ってか?私にとっては邪道過ぎるヒルクライム大台ケ原という、レースの中でも
過酷とされる28km、半分激坂区間有りの登りのレースに参戦することになったこの日、
レースはともかく色んなことを又学ばせてもらい、普段よく遭うサイクリストさんと楽しい時を
過ごさせてもらい、色んな話をして楽しい時間を過ごせたことをとても嬉しく思った日でも
あった。
長いレポになるから、何日かに分けてレポするね。
下のノボリでの写真はゴール地点での写真だから既にいい天気だった。
スタート時は予報に反して雨だった。泣
ヒルクライム大台ケ原・・・
長くそして厳しい登りの続く過酷なコースに皆なぜしんどい思いをして登るのか?
普通ならやめときゃいいのに・・・て思うものなのだが、あえてしんどい思いをする理由は私には
よくわかる。そのうちの1人が私なのだから・・・
もっぱら私はレースで上位!を狙うつもりはもうとうないのだけれど、とにかく登ること自体が
好き、上だけを見て突き進む、その先に待っているものがよくわかってるから・・・
自分に対する挑戦、そして感動、仲間との共感、それに対する自信・・・
そりゃ平坦を走ってても風を切って走る爽快感は計り知れないものがある。
信号の煩わしさはあるけどね。苦笑 自転車という乗り物に出会えたこと自体が幸せだと
実感させられる。
そして、大台ケ原を登るこの日、天気予報は朝には雨が上がるとの予報を信じて、
私達はスタート地点へと向かった。
荷物を預け、少し足慣らししておこうと走り出す前に一旦スタート地点での記念撮影。
ヒルクライムレースに全然慣れていない私、けど、ヒルクライムが好きな私、全然遅いん
だけど、あちこち走りに行っているせいでなぜか周りの人に速い・・・と勘違いされている
私・・・ま、冷えないようにと少し走り出す。
が、しか~~~~~っし・・・・
ただでさえ雨の多い大台ケ原、上北山の地域は、みるみる霧に覆われていく。
すぐに雨がパラパラ・・
あれ?降ってきたで・・・もう朝には上がるって言ってたのに・・・
空を見て、あー、これはまだ降ってくるな~と旦那。え~~~うっそ~~~と
私。
どこかにすっこんでおいた方がいいな~
すぐさま屋根のある所にすっこみ、しばらく空を眺める。
スタート地点付近でもこの霧だもん。
せっかく私としては景色を見るためにエントリーしたのに、テンションだだ下がりだった。泣
下でもこの霧やったら上行ったら何も見えへんちゃう?こんなんやったらはじめから
リタイヤやな~ 泣
走る前から走る気のなくなった私。しかし、せっかくここまで来たのだから、走らない
わけにはいかないのだ。
雨にもかかわらずウォーミングアップしている人もいる。
しばらく様子を見て、少し小康状態になったとき、改めて私達はスタート地点へと
戻って行った。
すると、岸和○ツー○ングのヒルクライマーお馴染みのサイクリストさん、葛城常連組が
待機しているではないか。
あ~ おはようございます~と早速挨拶。
皆さん、登れるとあってほんと嬉しそう。楽しそう。
私は久しく葛城ご無沙汰だったため、本当に久々に西○さんやウエバヤシさんとあえて
嬉しかった。K合様ご夫婦もとっても元気そう。GF福井のときはお疲れ様。
そして青色のジャージの人が、ヨシ○さん。元トライアスリートで並外れた脚力の持ち主。
今やヒルクライムには敵なしのサイクリストさん。
実はだいぶ前に牛滝で私達は会ってお話させて頂いていた。
そして偶然にも泊まった宿が一緒で、晩御飯のときに楽しくお話させて頂き、そのときは
以前遭ったのを二人とも忘れていたが、晩に考えて、そう言えばあのヨシ○さんって前に
牛滝でしゃべったことあるんちゃうかな?と私は旦那に話していた。
改めて朝、再会したときに確認。するとヨシ○さんも晩の間中、どこかで会ったような・・・と
考えていてくれたらしい。そして二人とも牛滝で会ってたことを再確認。
縁って凄いよね。こうして仲間が増えていくことが私にとっては何よりも嬉しいのだ。
皆さんとってもいい人で、人懐っこく、自転車が趣味という共感を持てることにありがたさを
私は改めて実感させられた。
そしてスタート地点へと並ぶ。
すると奥の方にhideさん・sayoさんがいるではないか。
あ~~~!とお互い手を振り、あいさつ。
このとき、私の旦那は組が違うため、後ろにスタンバッていたが、MTBとロードレディースは
一緒のスタートのため、スタートまでsayoさんと一緒にしゃべらせてもらった。楽しかった。
この後は地獄の坂が待っているのであるが、ずっと話していたことで全然気にせず、
このスタートのときを待てたことは感謝感謝。喜 相変わらず雨はしとしと降っていた。
そしていよいよスタートの時を迎える。
最初は平坦基調で皆とばすとばす・・・
こんなスピードで行ってたら後までもてへんのに・・トホホ・・と思いつつ、私も普通に
ついていく。
Y田さん夫妻もMTBで参戦し、一緒のスタートだったため、何気に私が前に行くと、
オッ!むっちゃ速いな~と驚かれた。苦笑
いやいや、決して速くはないのですが・・・苦笑 ロードだから路面抵抗が少ないだけで・・・
Y田さん夫妻といえばMTBのトップアスリート。
私は平地だけで後はズルズル後退していく一方だけど、Y田さん夫婦は登りを凄く得意と
している人で、特に奥様と言えば、MTBで敵なしの人。
案の定、しばらくしてからスルッと前に出て、すぐに姿が見えなくなる。
いってらっしゃ~い・・・頑張って~私は心の中でエールを送る。
しばらくは優しい勾配の登り。しかし、ヘアピンカーブを曲がるころから徐々に勾配がきつく
なり始める。
sayoさんもここで私の前に出て、たんたんと登っていく。ワ~ 速いな~
しっかりとした足取で上半身の力もうまく自転車に伝授させ、綺麗なペダリングで登っていく。
私は、無理せず自分のペースを保つようにして登る。
約8km地点、ちょうと勾配がきつくなり始めたところで、旦那が後ろからサッと抜いていく。
オ~ もう追いついたん・・・汗 何やらウエバヤシさんがパンクしたとの情報を言っている。
まだ、このころは元気だった私だけれど、だんだん疲れてくる。そう、この先12kmぐらいは
激坂が待ち受けているというのに、その前に私の脚は悲鳴をあげつつあったのだ。
私は、元々、最近、最初脚が全然廻らなく、ずっと走っていってやっと廻り出すのだ。
この日は、何もウォーミングアップなしでいきなり走るとあって、まあ、最初から諦めては
いるのだが、それでもいつもよりもまして脚が廻らない。汗
雨で脚が冷えてるからよけいに言うことを効いてくれない。 男の人が後から後からどんどん
抜いていく。
私はいつもの練習みたいに普通に登って行くことにした。
女の人も速い。軽い足取で私を抜いていく。私は気にせずマイペース。
というより、長いヒルクライムとあって、普段休憩の多い私達にとって、28kmも登りっぱなしって
未知の世界であり、どんなペースでどんなギアで登っていったらいいのか、全然検討も
つかないのだ。
雨は降ったりやんだり・・・しかし途中途中で雨にもかかわらず、沿道で頑張って~と声援を
送ってくれる人がいる。私はそれが何よりも嬉しかった。そう、村民総出で私たち選手を
応援してくれる。笛を吹いている人、旗を持って応援してくれる人、太鼓をたたいて応援して
くれる人がいて、とっても励まされた。確かに途中何度もくじけそうになるのだが、その人たちが
暖かいエールを送ってくれたおかげで、私は元気をもらえたのだ。
激坂区間は本当に辛いものがあったが、あときついのは1kmだよ・・・って声をかけてもらい、
頑張ります!と虫の声で応えて、必死で登って行く。本当に登る気と勇気、元気をもらえた。
私を追い抜き様に、こんにちは・・・ブログ見ています・・・と声をかけてきてくれたサイクリスト
さんもいた。驚 ありがとうございます。私は嬉しかった。このブログを見てくれてるって・・・?驚
よく、私ってわかってくれたな~とちょっとびっくり。けど、嬉しかった。本当に・・・
ヨロヨロと登っている姿を見られていたのはちょっと恥ずかしい気もしたけれど、ほんと私は
登るのが速いではなく、登るのが好き・・・だからあえて大台ケ原の景色を見たさに
このレースに参戦したのだ。苦笑
激坂区間からドライブウェイに入る分岐点、そこには本当に大勢の人が応援にかけつけてくれ、
ツールの山岳ステージにいる観客の中を走っている選手さながらの光景だった。
自分がまるでツールに出ているプロロード選手になったかのような感覚になった。喜
そして、今回お世話になった民宿の人も応援にかけつけてくれ、フジ○○さ~ん、頑張って!
と声をかけてくれた。私は後ろを向いてうん!とうなずいた。これには本当に嬉しかった。
走っていても私・・とわかってくれることに感謝、感動を覚え、頑張って完走するぞ!と改めて
思えた瞬間でもあった。
そして、若干勾配は優しくなったものの、雨で冷えたのか?今度は私の脚が悲鳴を
挙げ始める。というのが、右ふくらはぎの調子がおかしい?ん?ちょっとGF福井のときと
似てる?やばい・・・
踏み込むと足が吊りそうな感覚。あ、これはちょっとやばいな~ 汗
ただでさえ、ペースの遅い私だけど、さらにペースが遅くなる。右の靴の締めるところを少し
弱くしようとするが、よけいに脚が吊りそうに・・やばい!けど、止まりたくない・・・走り続け
たい!吊りかけている脚を完全に吊らないように様子を見ながら力加減を調整しながら
登り続ける。おまけに上に行けば行くほど、霧が濃くなって前が見えにくい。
オイオイ!なんでやねん!と思いつつ、ひたすら走り続ける。
給水ポイントでアミノバリューをパッとうまく受け取り、ゴックン。おいしかった。
ここでも頑張って~の嬉しい声援が・・・喜
この後も少しパッと晴れたり、又雨が降り出したり・・とややこしい天気だったが、あと
1km・・・とわかったときは嬉しかったな~
長く、そして険しい登りを登りきろうとしている私。あと、このカーブを曲がったらゴール・・と
いうときに、又、フジ○○さ~ん、あともうちょっと!と声をかけてくれる人の声に聞き覚えが・
そう、あのK合様が声援を送ってくれているではないか・・・
頑張って!あとあのカーブを曲がったらゴールですよ~と教えてくれ、写真を撮ってくれる。
これには凄く感動し、そして嬉しかった。ありがとうございます。
そして無事、この私でもゴールできたのだった。あ~ やっと終わった~
私はゴールするとき、思わずガッツポーズをした。ヤッター~
登り切った~~~
なんとも言えない達成感があった。これは登り切った人にしか味わえないんだよね。
そして旦那と合流。だいぶ待ったんちゃう?むっちゃ遅かったやろ?と私。
旦那は、なんかトラブルあったんかと思った。途中で落車でもして倒れてるんちゃうか?と
思ってたとか・・・苦笑 一応元気やったんやけど、途中で脚吊りかけて、思いっきりゆっくり
走ったことを説明した。
下るまでかなり時間があったため、大台ケ原で写真を撮ろうと言って記念撮影。喜
今度は天気のいい日に改めて走りに来たいな~ ってまだ懲りてないって?
登りはゆっくりでいいねん。ただ、景色を見に来たいだけやねんって・・・速く登るのが
目的ではない私たち・・・
そして、山頂でhideさん・sayoさんと再び合流し、色々お話させてもらって、これまた楽しい
時間を過ごせた。
そして、是非ともここで写真を・・・と、人に頼んで撮ってもらった。喜
絶対今度は天気!とわかっているときに再度来ようと言った。
しんどいけど、激坂だけど、険しい道だけど・・・でも又来たい・・・と思える私は坂馬鹿?
そう、自転車馬鹿を通り越して、自転車馬鹿なのさ。
自転車ならどこへだって行ける。逆に自転車だからどこでも行きたい・・・
そう、思えるようになった自分が好き。笑
そしてレポはまだまだ続くのであった。
とりあえず今日はここまで・・・
過酷とされる28km、半分激坂区間有りの登りのレースに参戦することになったこの日、
レースはともかく色んなことを又学ばせてもらい、普段よく遭うサイクリストさんと楽しい時を
過ごさせてもらい、色んな話をして楽しい時間を過ごせたことをとても嬉しく思った日でも
あった。
長いレポになるから、何日かに分けてレポするね。
下のノボリでの写真はゴール地点での写真だから既にいい天気だった。
スタート時は予報に反して雨だった。泣
ヒルクライム大台ケ原・・・
長くそして厳しい登りの続く過酷なコースに皆なぜしんどい思いをして登るのか?
普通ならやめときゃいいのに・・・て思うものなのだが、あえてしんどい思いをする理由は私には
よくわかる。そのうちの1人が私なのだから・・・
もっぱら私はレースで上位!を狙うつもりはもうとうないのだけれど、とにかく登ること自体が
好き、上だけを見て突き進む、その先に待っているものがよくわかってるから・・・
自分に対する挑戦、そして感動、仲間との共感、それに対する自信・・・
そりゃ平坦を走ってても風を切って走る爽快感は計り知れないものがある。
信号の煩わしさはあるけどね。苦笑 自転車という乗り物に出会えたこと自体が幸せだと
実感させられる。
そして、大台ケ原を登るこの日、天気予報は朝には雨が上がるとの予報を信じて、
私達はスタート地点へと向かった。
荷物を預け、少し足慣らししておこうと走り出す前に一旦スタート地点での記念撮影。
ヒルクライムレースに全然慣れていない私、けど、ヒルクライムが好きな私、全然遅いん
だけど、あちこち走りに行っているせいでなぜか周りの人に速い・・・と勘違いされている
私・・・ま、冷えないようにと少し走り出す。
が、しか~~~~~っし・・・・
ただでさえ雨の多い大台ケ原、上北山の地域は、みるみる霧に覆われていく。
すぐに雨がパラパラ・・
あれ?降ってきたで・・・もう朝には上がるって言ってたのに・・・
空を見て、あー、これはまだ降ってくるな~と旦那。え~~~うっそ~~~と
私。
どこかにすっこんでおいた方がいいな~
すぐさま屋根のある所にすっこみ、しばらく空を眺める。
スタート地点付近でもこの霧だもん。
せっかく私としては景色を見るためにエントリーしたのに、テンションだだ下がりだった。泣
下でもこの霧やったら上行ったら何も見えへんちゃう?こんなんやったらはじめから
リタイヤやな~ 泣
走る前から走る気のなくなった私。しかし、せっかくここまで来たのだから、走らない
わけにはいかないのだ。
雨にもかかわらずウォーミングアップしている人もいる。
しばらく様子を見て、少し小康状態になったとき、改めて私達はスタート地点へと
戻って行った。
すると、岸和○ツー○ングのヒルクライマーお馴染みのサイクリストさん、葛城常連組が
待機しているではないか。
あ~ おはようございます~と早速挨拶。
皆さん、登れるとあってほんと嬉しそう。楽しそう。
私は久しく葛城ご無沙汰だったため、本当に久々に西○さんやウエバヤシさんとあえて
嬉しかった。K合様ご夫婦もとっても元気そう。GF福井のときはお疲れ様。
そして青色のジャージの人が、ヨシ○さん。元トライアスリートで並外れた脚力の持ち主。
今やヒルクライムには敵なしのサイクリストさん。
実はだいぶ前に牛滝で私達は会ってお話させて頂いていた。
そして偶然にも泊まった宿が一緒で、晩御飯のときに楽しくお話させて頂き、そのときは
以前遭ったのを二人とも忘れていたが、晩に考えて、そう言えばあのヨシ○さんって前に
牛滝でしゃべったことあるんちゃうかな?と私は旦那に話していた。
改めて朝、再会したときに確認。するとヨシ○さんも晩の間中、どこかで会ったような・・・と
考えていてくれたらしい。そして二人とも牛滝で会ってたことを再確認。
縁って凄いよね。こうして仲間が増えていくことが私にとっては何よりも嬉しいのだ。
皆さんとってもいい人で、人懐っこく、自転車が趣味という共感を持てることにありがたさを
私は改めて実感させられた。
そしてスタート地点へと並ぶ。
すると奥の方にhideさん・sayoさんがいるではないか。
あ~~~!とお互い手を振り、あいさつ。
このとき、私の旦那は組が違うため、後ろにスタンバッていたが、MTBとロードレディースは
一緒のスタートのため、スタートまでsayoさんと一緒にしゃべらせてもらった。楽しかった。
この後は地獄の坂が待っているのであるが、ずっと話していたことで全然気にせず、
このスタートのときを待てたことは感謝感謝。喜 相変わらず雨はしとしと降っていた。
そしていよいよスタートの時を迎える。
最初は平坦基調で皆とばすとばす・・・
こんなスピードで行ってたら後までもてへんのに・・トホホ・・と思いつつ、私も普通に
ついていく。
Y田さん夫妻もMTBで参戦し、一緒のスタートだったため、何気に私が前に行くと、
オッ!むっちゃ速いな~と驚かれた。苦笑
いやいや、決して速くはないのですが・・・苦笑 ロードだから路面抵抗が少ないだけで・・・
Y田さん夫妻といえばMTBのトップアスリート。
私は平地だけで後はズルズル後退していく一方だけど、Y田さん夫婦は登りを凄く得意と
している人で、特に奥様と言えば、MTBで敵なしの人。
案の定、しばらくしてからスルッと前に出て、すぐに姿が見えなくなる。
いってらっしゃ~い・・・頑張って~私は心の中でエールを送る。
しばらくは優しい勾配の登り。しかし、ヘアピンカーブを曲がるころから徐々に勾配がきつく
なり始める。
sayoさんもここで私の前に出て、たんたんと登っていく。ワ~ 速いな~
しっかりとした足取で上半身の力もうまく自転車に伝授させ、綺麗なペダリングで登っていく。
私は、無理せず自分のペースを保つようにして登る。
約8km地点、ちょうと勾配がきつくなり始めたところで、旦那が後ろからサッと抜いていく。
オ~ もう追いついたん・・・汗 何やらウエバヤシさんがパンクしたとの情報を言っている。
まだ、このころは元気だった私だけれど、だんだん疲れてくる。そう、この先12kmぐらいは
激坂が待ち受けているというのに、その前に私の脚は悲鳴をあげつつあったのだ。
私は、元々、最近、最初脚が全然廻らなく、ずっと走っていってやっと廻り出すのだ。
この日は、何もウォーミングアップなしでいきなり走るとあって、まあ、最初から諦めては
いるのだが、それでもいつもよりもまして脚が廻らない。汗
雨で脚が冷えてるからよけいに言うことを効いてくれない。 男の人が後から後からどんどん
抜いていく。
私はいつもの練習みたいに普通に登って行くことにした。
女の人も速い。軽い足取で私を抜いていく。私は気にせずマイペース。
というより、長いヒルクライムとあって、普段休憩の多い私達にとって、28kmも登りっぱなしって
未知の世界であり、どんなペースでどんなギアで登っていったらいいのか、全然検討も
つかないのだ。
雨は降ったりやんだり・・・しかし途中途中で雨にもかかわらず、沿道で頑張って~と声援を
送ってくれる人がいる。私はそれが何よりも嬉しかった。そう、村民総出で私たち選手を
応援してくれる。笛を吹いている人、旗を持って応援してくれる人、太鼓をたたいて応援して
くれる人がいて、とっても励まされた。確かに途中何度もくじけそうになるのだが、その人たちが
暖かいエールを送ってくれたおかげで、私は元気をもらえたのだ。
激坂区間は本当に辛いものがあったが、あときついのは1kmだよ・・・って声をかけてもらい、
頑張ります!と虫の声で応えて、必死で登って行く。本当に登る気と勇気、元気をもらえた。
私を追い抜き様に、こんにちは・・・ブログ見ています・・・と声をかけてきてくれたサイクリスト
さんもいた。驚 ありがとうございます。私は嬉しかった。このブログを見てくれてるって・・・?驚
よく、私ってわかってくれたな~とちょっとびっくり。けど、嬉しかった。本当に・・・
ヨロヨロと登っている姿を見られていたのはちょっと恥ずかしい気もしたけれど、ほんと私は
登るのが速いではなく、登るのが好き・・・だからあえて大台ケ原の景色を見たさに
このレースに参戦したのだ。苦笑
激坂区間からドライブウェイに入る分岐点、そこには本当に大勢の人が応援にかけつけてくれ、
ツールの山岳ステージにいる観客の中を走っている選手さながらの光景だった。
自分がまるでツールに出ているプロロード選手になったかのような感覚になった。喜
そして、今回お世話になった民宿の人も応援にかけつけてくれ、フジ○○さ~ん、頑張って!
と声をかけてくれた。私は後ろを向いてうん!とうなずいた。これには本当に嬉しかった。
走っていても私・・とわかってくれることに感謝、感動を覚え、頑張って完走するぞ!と改めて
思えた瞬間でもあった。
そして、若干勾配は優しくなったものの、雨で冷えたのか?今度は私の脚が悲鳴を
挙げ始める。というのが、右ふくらはぎの調子がおかしい?ん?ちょっとGF福井のときと
似てる?やばい・・・
踏み込むと足が吊りそうな感覚。あ、これはちょっとやばいな~ 汗
ただでさえ、ペースの遅い私だけど、さらにペースが遅くなる。右の靴の締めるところを少し
弱くしようとするが、よけいに脚が吊りそうに・・やばい!けど、止まりたくない・・・走り続け
たい!吊りかけている脚を完全に吊らないように様子を見ながら力加減を調整しながら
登り続ける。おまけに上に行けば行くほど、霧が濃くなって前が見えにくい。
オイオイ!なんでやねん!と思いつつ、ひたすら走り続ける。
給水ポイントでアミノバリューをパッとうまく受け取り、ゴックン。おいしかった。
ここでも頑張って~の嬉しい声援が・・・喜
この後も少しパッと晴れたり、又雨が降り出したり・・とややこしい天気だったが、あと
1km・・・とわかったときは嬉しかったな~
長く、そして険しい登りを登りきろうとしている私。あと、このカーブを曲がったらゴール・・と
いうときに、又、フジ○○さ~ん、あともうちょっと!と声をかけてくれる人の声に聞き覚えが・
そう、あのK合様が声援を送ってくれているではないか・・・
頑張って!あとあのカーブを曲がったらゴールですよ~と教えてくれ、写真を撮ってくれる。
これには凄く感動し、そして嬉しかった。ありがとうございます。
そして無事、この私でもゴールできたのだった。あ~ やっと終わった~
私はゴールするとき、思わずガッツポーズをした。ヤッター~
登り切った~~~
なんとも言えない達成感があった。これは登り切った人にしか味わえないんだよね。
そして旦那と合流。だいぶ待ったんちゃう?むっちゃ遅かったやろ?と私。
旦那は、なんかトラブルあったんかと思った。途中で落車でもして倒れてるんちゃうか?と
思ってたとか・・・苦笑 一応元気やったんやけど、途中で脚吊りかけて、思いっきりゆっくり
走ったことを説明した。
下るまでかなり時間があったため、大台ケ原で写真を撮ろうと言って記念撮影。喜
今度は天気のいい日に改めて走りに来たいな~ ってまだ懲りてないって?
登りはゆっくりでいいねん。ただ、景色を見に来たいだけやねんって・・・速く登るのが
目的ではない私たち・・・
そして、山頂でhideさん・sayoさんと再び合流し、色々お話させてもらって、これまた楽しい
時間を過ごせた。
そして、是非ともここで写真を・・・と、人に頼んで撮ってもらった。喜
絶対今度は天気!とわかっているときに再度来ようと言った。
しんどいけど、激坂だけど、険しい道だけど・・・でも又来たい・・・と思える私は坂馬鹿?
そう、自転車馬鹿を通り越して、自転車馬鹿なのさ。
自転車ならどこへだって行ける。逆に自転車だからどこでも行きたい・・・
そう、思えるようになった自分が好き。笑
そしてレポはまだまだ続くのであった。
とりあえず今日はここまで・・・