僕も2級の障害者手帳を持っている障害者である。
バスに乗ると半額になる。(手帳を見せると)
先天性の障害を持っている乙武氏は何故あんなにバイタリティーがあるのか?
以前から不思議に思っていた。
僕にはとても出来ない。
この本を読む前に彼の著書『自分を愛する力』を読んでみた。
どうやら本当に彼は、自分の障害についてネガティブな思いがないのだ。
何1つ辛くはなかったという背景には、自分の性格もあるのだが、
親から与えられた多大な愛、育んできた愛がある。
揺るぎない自己肯定感があったと記している。
愛されてる自己肯定感。
自分を否定する自分がとても恥ずかしいと思った。
小児麻痺で脚が動かせない、車椅子で生活をしている青年『シゲノブ』(源氏名)。
彼は『ホスト』という職業の中で、自分自身を更に強く成長させる。
LGBT問題にも深くふれている。
障害者は健常者にはなれないが、健常者は障害者になってしまうことがある。
その視点を少しでも観て欲しい。
それと、障害があろうとなかろうと誰しもなんらかの壁にぶち当たる時が必ず来る。
そんな時少しでも、さりげなく手を貸す余裕のある人になりたい。
そんな人になりたいな。