どうしようもない・・・・。
1966年刊行の寺山修二の唯一の小説が原作。
映画は原作と多くが異なっているらしい。
2021年とか2022年の近未来の話。
国が大学の授業料を負担する代わりに、自衛隊や介護勤務を一定時間消化しなければならない法律が制定される。
(そうなるかも?)
新宿新次(菅田将暉)とバリカン健二(ヤン・イクチュン)がボクシングを通じて出会い、
奇妙な友情を育んでいくさまを描く。
自殺、『生と死』にも大きく踏み込んでいる。
そして介護現場の現実も・・・・ラブホテル(改装して)が老人ホームになる時代。
新宿新次の狂気じみた憎悪も見もの。
前編と後編に分かれているのでちょっと長いが、濡れ場も多い。
彼らの肉体が強固になっていく様も見逃せない。