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タイサンボク

2018年05月17日 22時07分30秒 | 日記

 毎年、地味に咲くタイサンボク。

日本的には、泰山木、大山木。高さは数メートルにはなる。

つやのある濃い緑色の葉っぱの樹木。旧家の庭木に多いかな。

ハナミズキやオリーブ、サルスベリ、シマトネリコとかのように

存在感を主張する木ではない。

クロガネモチやキンモクセイ、サザンカのように

庭木として、目立たずにそっと佇んでいる感じの樹木。

その木に花が咲くのがなんとも不思議な感じがして、毎年気になる。

葉が立派な分、花があまり目立たず、うっかりすると見過ごしてしまうほど。


 今年は昨日、近所で花が開いてるのを見た。

大きめの立派な緑緑した葉っぱに隠れて、花は目立たない。

そして、雨が降ったりすると、白い花が錆色に変わって花があっという間に汚くなる。

花が落ちるのも早い。なんとなく仏教的な花の感じがして、有難みがあるんだが、

その分潔いのか、気づくと根性なく、花弁が地面に落ちてたりする。

庭木として葉が綺麗についているので、それで十分役割を果たしているんだろうけど、

せっかくの短い間の白い花、愛でてあげたいなと思う。

    

 気が付かなかっただけかもしれないが、

去年はこのタイサンボクの花を見た記憶がない。

咲かなかったのか、あるいは気づかなかったのか、

気が付かなかったわけはないと思うんだが、、、。

咲いたのを気づかない、そんな年もあるのかもしれへんな。



 山野草も目立たずにそっと咲いているこの時期。

アップにして写真を撮ると、案外綺麗で、趣があって癒される。

名前が分からなくても、しばらく立ち止まって見るのもいいかも。