今年リビングで使っている金子みすゞさんのカレンダー。
一月は、お馴染みの・・・こだまでしょうか・・・
如月、二月は、『積もった雪』
上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。
下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。
中の雪
さみしかろな。
空も地面もみえないで。
みすゞさんの故郷、山口の長門・仙崎。雪が多かったんだろう。
薄幸の境遇の中で、この感性はすごいなと感動する。
大阪は雪のない、朝から暖房すらいらない位の天候だ。
そんな中、たぐいまれな童謡詩人、金子みすゞの詩を読む。
この暦の一枚が、季節感をより一層感じさせてくれる。
そして、みすゞさんの新鮮な視点、感性は、
自分自身の茫~っとした、寝ぼけたような感覚を、少しは刺激してくれるような気がする。
