以前にも似たようなことを記事にしていますが、特に最近ふっと思ったことがあります。
人は何か物事がうまくいかなかったり、病気をしたりすると「名前の画数が悪いのでは・・・。」とか「先祖の障りだろうか。」と思うことがあっても、物事がうまくいった時とか健康でいられることを、「ご先祖様のおかげなんだな。」とか「私は守られているなぁ。」と考える人は少ない気がします。
これは、人間のご都合主義の典型からくるものだと思うのです。人はマイナスな環境下において、その状況を誰しも自分のせいにはしたくないので、自分以外のものに責任を転嫁します。
それと反対に人は、良いことがあったり成果がでたりすると、さも自分の能力で勝ち取ったかの如く自惚れます。今の自分があるのは自分の努力の結果だと・・・。
人は苦しいことを経験することによって、楽しさを味わうことが出来るのです。楽しいことばかりだと何が楽しいのか分からなくなります。
ですから、苦しい局面に出くわした時は、その次には必ず幸せが訪れることを信じ、その状況から目を逸らさず真正面から立ち向かうことが大切なのです。そうすれば、きっとその苦しんだ分の数倍の幸福が貴方を包み込んでくれると思うのです。
目が見えることに感謝!美しい景色が見られることに感謝!
耳が聞こえることに感謝!
話せることに感謝!味わえることに感謝!
花の香りに感謝!
両手が使えることに感謝!愛する人を抱きしめられることに感謝!
歩けることに感謝!
走れることに感謝!
他に何か必要ですか?
最近、新聞や雑誌などで精神世界(主に霊能・占いなど)の話題が取り上げられています。
私の個人的な意見ですが、世の中には色々な悩み事で日々苦しんでいる人がたくさんいます。その人の一番の望みは悩み事が解決することなのです。その解決策は多々あると思います。
また、単に言われた事が当っているとか外れているとか、相談者にも責任があると思うのです。過去の出来事が当っているとかなんて、どうでも良いことではないでしょうか。大切なのは相談者が今後どのように生きていかなければならないかという事を、正しく導くことではないでしょうか。
その中でも特に病気の悩みですが、どこか具合の悪いところがあるなら、まずは病院で見てもらうことが正道と思います。真っ先に霊能関係に行くと大抵は「霊障です・・・。」・「除霊が必要だ。」と言われて、自分の将来に不安を感じます。またこういうことを簡単に言うところは多額の料金を要求します。相談者は藁にもすがりたい気持ちで疑いもなく言われるままに料金を払います。
今問題になっているのは、こういう被害者が続出している傾向に、テレビ番組が助長しているように思われているからだと思うのです。
テレビ番組に出演している精神世界の方を否定するわけではないですが、本当に神仏に精通しているなら、この現状をどう捉えているのでしょうか。神仏からどう指示されているのでしょうか・・・。