一昨日、ヤンキースタジオで一回2アウトしか取れず最短KO食らってのホームゲーム。昨日が恵の雨で東海岸から西海岸までの休息とれる移動日となった。
さすがにみなさん心配したでしょう。疲れが溜まっているのではないか、休息日が無さすぎるのではないかと。
先発ローテーションピッチャーは4日から5日はベンチにも入らないでスロー調整して様々な準備をする。次戦相手のバッター分析であったり、身体的なケアーやマッサージ受けたり、筋力トレーニングであったりと十分な準備に当てる。
大谷くんはそれができないばかりか、毎試合、DHバッターとして対戦投手の分析や試合前のアップ(ストレッチ、ダッシュ)からフリーバッティングまで、試合前の何時間もその日のゲームのための準備に追われる。
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今日の試合もすごくもつれるスリリングな展開となった。2本の連続ホームランも凄かったのだけれど、最後9回裏7対7の同点の場面でのバッターボックスと素晴らしい選球眼からの四球、ギリギリ勝負からの盗塁成功にドキドキさせられた。
ライト真っ正面に鋭い打球が飛んでのクロスプレー、相手外野手もワンバウンドのストライク返球。0.1秒以下の争いとなるスリリングなプレー。野球の醍醐味が詰まった結末となった。
大谷くんの迷いない、一生懸命では説明つかない大胆さがほんの少しまさった。まさに激走である。MLB広しといえども、投手がこんなプレーするのは過去にあっただろうか。
67歳の名将ジョーマドン監督が、『指揮官は「彼がやっていることは今まで聞いたことがないような完璧な試合だ。スイングすればすべてがホームランになるような打球を放ち、我慢強い打席で四球を選び、積極的な走塁を見せる。そして、投げる。彼はどんな時も準備し、いつも平常心でいる。その試合すべてがとても壮観。まさにオールスター選手のパフォーマンスだ」と絶賛の言葉は尽きなかった。』
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こんなゲームを衛星放送LIVEで観ることができて、なんて幸せなのだろう。大谷くん、どこまで爆走するのだろう。怪我だけはしないでいただきたい。