須﨑のgooブログ

福島原発、写真付きで日記や趣味

福島原発・タンク汚染水漏れ4

2013-10-03 07:31:57 | 福島原発

<2013/10/4 読売新聞>
タンクは、傾いた傾斜地に5基が連結されて設置されており、水位計は高台の1基に設置されていた。このため水位に余裕があると考えて、満杯のタンクに汚染水を入れていた。なおかつ漏れた水は足場を伝わり「せき」を超えて側溝に流れ落ちて、海に流れた。

<2013/10/3 日経ニュース他>
 東京電力は3日未明、福島県庁内で、地上タンクの1基から高濃度の汚染水が漏れたと発表した。、1リットルあたり20万ベクレル検出されたと発表した。
汚染水は側溝に流れ込み、排水路を経由して「海に流出した可能性が高い」としている。
漏れた量や放射性物質の濃度などは調査中。
原子力規制庁は東電に海への流出防止や汚染土壌の回収などを指示した
 新たに漏洩(ろうえい)が見つかったのは敷地内の「B南」と呼ぶエリアのタンク。2日午後8時5分、
B南でせき内にたまった水を移送しようとしていたところ、円筒形をしたタンク上部のふたの部分と側面の板の継ぎ目から汚染水が垂れているのに作業員が気付いた
 汚染水はタンクの周りに設置された点検用の足場に垂れ、せきの外の地面に流れ落ちていた。
数メートル離れた場所に排水溝を経由して海に通じる側溝があり、汚染水が流れ込んだとみられる。
 B南エリアでは台風による雨でせき内の水かさが増したため、2日午前からせき内の水をポンプでくみ上げ、タンクに戻す作業をしていた。
タンクがある場所は地盤が山側から海側へわずかに傾いており、タンク自体も傾斜している。
タンクは5基が東西方向に並んで連結されており、水位計は最も高い位置にあるタンクにのみ設置されていた。水位計ではまだ余裕があったが、くみ上げにより、最も海側のタンクから汚染水があふれてしまったという。
 タンクには原子炉の冷却水からセシウムを取り除く処理をした汚染水が保管されていた。
せき内の水からはストロンチウムなどベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり20万ベクレルの高濃度で検出されており、汚染水が流れ込んだとみられる。
ストロンチウムを海に放出する国の基準は同30ベクレル。東電は2日午後8時40分、側溝に土のうを置き、流出を止めたとしている。
<コメント>
あいかわらず、コントロールできていないのですね。
目視で発見するのは最低の管理なのです。水位計を設置したと言っていたが、全部のタンクでないことも判明しました。
原子力規制庁指示を出すだけだけですね。現地に行かねばならないのに!
どれだけの量が、海に流れだしたのかも不明です(未コントロールですね)
東電や国の考えでは、でも安全なのです。

<2013/9/26新聞>
福島第一原子力発電所の貯蔵タンク(直径12メートル、高さ約10メートル)から汚染水約300トンが漏れた問題で、東京電力は25日、底部に隙間が2か所見つかったと発表。
 ここから漏水した可能性が高いとみている。
 タンクの底部は、底板(鋼板)5枚をつなぎ合わせた構造。つなぎ目では、底板と底板の間に止水材(パッキン)を挟み、両側からボルトで締め付け、防水効果のあるシーリング材で覆っている。
 東電は、漏水箇所を探すため、解体したタンク内で底部のつなぎ目に泡をかけ、外側(底板の下)からポンプで吸引。約300本のボルトのうち、隣り合う2本のネジ穴付近へ泡が吸い込まれ、タンク外へ通じる隙間があることが分かった。ボルトは2本とも緩んでいなかった。20日に緩みが判明したボルト5本には隙間が確認されなかった

<コメント>
タンクが水漏れと言っているが、水ではなく放射能なのです。こんな甘い管理なのですね。
タンクの製造、設置、設置後の検査もズサンなのでしょうね。
東電の発表は、事実、原因までで、処置、対策が発表されません、これではダメです。
処置と当面の対策、恒久対策がシステム管理では重要です。
1)漏れが発生してから、このタンクは5年が寿命だとの説もあります。水を保存するならば良いのでしょうが、放射能物質を長期的に本当に保存できるのでしょうかね。
2)臨時の保存なのですから、今後どうするのか考えるべきでしょうね。
3)漏れが発生して、残量は別のタンクに汚染水を移動して、とりあえずしのいだ。
4)他の正常だと言われているタンクも、漏れることを認識すべきでしょうね。
5)「タンクは、満杯でなかった」との発表もあったが、全然危機意識がなかったのですね。慌てて水量計を各タンクに設置したとは、お粗末ですね。

  <2013/9/26読売新聞から>

 

<2013/9/18新聞>新聞の記事が要領を得ないので、何度も読み直した。
東電発表:貯蔵タンクから漏れた汚染水が2012/1月から漏れて海に流出した可能性あり

16日発表:せきに溜まった雨水を15日採取し検査、17万~2400ベクレル/Lだった
       ・・・「せき」の排水弁は開いたままだったので、これは海へ流出の可能性

17日発表:台風18号での雨水1130tonを、16日「せき」7か所から放出
       ・・・これは最大24ベクレル/Lなので排水弁を開き地面に放出
<コメント>
懸念していた、汚染水対策は、実施されていない (または確信犯的な処置をしている)
台風18号・15日通過時での、雨水は、「せき」を開いたままで、海へ流れるようにしていた。その後「せき」を閉めているのですね。

<2013/9/17新聞>
4区画で、17万~2400ベクレル/L だった。この汚染水は、すべて他のタンクに移したと発表。
<コメント>
これらの内容は、注意深く、読まないと、実状が理解できないですね。もっと調査して、追加してゆこう。


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