すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

孫たちへのクリスマスプレゼントは漫画全集

2019年12月23日 | 日々思うこと

あっという間の年の瀬で「もういくつねるとお正月♪」の前に明日はクリスマスイヴ、市内の国道に近い防災公園(大町潮風市民公園)のイルミネーションも点灯です。

いつもこの時期に孫たちへのプレゼントは何にしょうかと頭を抱えながら、さて昨年は何だったか直ぐに思い出せません。そんな中で一年前のgooで上の孫には『おりとライオン』、下の孫にはかこさとしさんの最後の絵本となった『みずとはなんじゃ?』、上越の孫はいつもの学研はっけん図鑑シリーズをリクエストで『あぶない生き物』です。」と書き込んでいました。

そんなことで歳を重ねる毎に、思考力も低下の一途で半年前の記憶もあいまいで、ブログの希少価値に目を細めます。

今年の隣りの孫たちはリクエスト通りで即決です。下の孫は前からほしいといっていた手塚治虫漫画全集『鉄腕アトム』(全18巻セット)で、中古品ですが新品同様で本人も大満足でした。上の孫は石の森章太郎原著の『風都探偵』(小学館ビックコミックス全7巻セット)新品に決まりです

実はこんなにドカッと漫画本が届けば勉強そっちのけではと案じていましたが、今年は二人とも自分の意思を貫きパパにも了解済みのプレゼントです。そしていつまでも子どもと思っていた孫たちの成長に我が老いを感じる年の瀬です。


糸魚川駅北大火、あれから3年の復興

2019年12月21日 | 日々思うこと

昨夜から気温が下がる寒い夜でしたが、日中には11度を超えるこの季節にしては暖かな土曜日です。明日で悪夢の糸魚川駅北大火から3年になり、今日の被災地では復興イベントが盛りだくさんです。

2016年(H28年)12月22日午前10時過ぎ、駅近くの中華店から出火した炎は最大瞬間風速 27.2m/sの南南東の強風により、あっという間に駅北の街なかに広がりました。約30時間燃え続け、焼失面積約40,000平方メートル、147棟(全焼 120棟 半焼 5棟 部分焼 22棟)、この大規模火災で犠牲者が一人も出なかったことが何よりでした。 

写真は糸魚川市HPより借用)

悪夢のあの日から3年、全国各地からの温かい支援も寄せられ復興が進んだものの、商店や事業所が4割ほどしか戻らず空地が多くなったことで大小の防災公園が8ヶ所整備されています。しかし災害時のための公園ということで、遊具もなく寂しいとの住民の声もあり“にぎわいのまちづくり”への今後の課題であることが伝わってきます。

上の写真は復興市営住宅で、公営住宅には珍しい木造3階建の準耐火建築で、糸魚川産の杉の集成材厚板パネルを活用し、災害に強くかつ伝統を継承した設計で、現在17世帯20人の被災者が入居です。(写真は公募型プロポーザルで最優秀設計の都内千代田区のスタジオ・クハラ・ヤギfbよりお借りしました)

糸魚川復興情報サイトもがんばっています。 https://hope-itoigawa.jp/news_victims/6246/


地震列島と原発汚染とIR統合型リゾート事業

2019年12月19日 | 地震・原発

このところ日本列島北から南まで震度3を超える地震が続いていますが、今日も午後3時過ぎに青森県で震度5弱の地震が発生です。気象庁は8年前の東日本大震災の余震との見解ですが、この先も地震に怯える不安な日が続くのでしょうか。

8年前といえば世界最悪レベルの福島第一原発事故ですが、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは、福島県沿岸部のスポーツ施設Jヴィレッジ(福島県広野町・楢葉町)周辺で行った放射線調査で複数のホットスポットを確認、最大で地表面接触で毎時71マイクロシーベルト、高さ1メートルで1.7マイクロシーベルトにのぼる放射線量が計測されたことを公表しました。

Jヴィレッジといえば一時、福島第一原発の廃炉の拠点となっていましたが去年7月に営業を再開し、東京五輪聖火リレーの出発地となったもののホットスポットについてはメディアからも伝わることがありません。

またグリーンピース・ジャパンはすでに小泉環境大臣にこの調査結果を通知し、定期的放射線モニタリングと除染を実施するよう11月18日付けで定期的放射線モニタリングと除染を提言です。さらに国際オリンピック委員会(IOC)や日本オリンピック委員会(JOC)、福島県知事でJヴィレッジ代表取締役社長の内堀雅雄氏などにも同書簡のコピーを送付済みです。

写真は周辺で複数のホットスポットが確認された福島県のJヴィレッジで、グリーンピースHPからお借りしました。

ところで本日、東京地検特捜部はカジノを含むIR(統合型リゾート)事業への参入を巡って、秋元司衆院議員の都内の事務所や議員会館事務所も本格捜査というニュースです。IR事業は国家戦略だけに「やはり」の感が否めず、記者会見での菅官房長官といえば「答えを差し控えたい」と述べるにとどめています。秋元衆院議員はIR担当の内閣府副大臣だっただけに、何だかキナ臭さが伝わってきます。

新潟気象台では北陸地方の1ヶ月予報を「気温が高く、降雪は少ない」で、積雪を待ち続けている県内のスキー場は期待はずれでしょうが、歳を重ねると暖冬は嬉しいものですね。そして一年前のブログに目を通しながら、そういえばそんなこともあったなあと思い出す一日の終わりです。 孫と銀杏の出会いと思い出


高齢ドライバー事故と国会での「お答え控える」答弁数

2019年12月17日 | 日々思うこと

昨日の快晴とは打って変わるお天気ですが、朝から南よりの風で気温が14度台まで上昇の温かさです。

師走に入り先生も忙しく走り回る中で、高齢ドライバーの交通事故が途切れることがありません。昨日、市内の知人があっという間に79歳で生涯を閉じてしまいました。農業分野では地域の女性リーダー的存在で、お元気な方だっただけに忙しかったのか信じられず、死はいつも隣り合わせを痛感し我が人生も“一日一生”の思いです。

クリスマスの街なかのイルミネーションが人目を引く中で、鉢植えの柊(ひいらぎ)の赤い実の枝とローズマリーをアケビのツルにあしらってみました。センスに欠けあまりにもナチョラルですが、しばらく玄関風除室に飾りローズマリーの香りを楽しむことにします。

毎日新聞ニュースメールから、アベ政権の「お答え控える」の国会答弁が「悪夢の民主党政権」の4倍、12年105回が19年420回の乱発というから笑うに笑えないに数字です。野党議員の質問について、説明を拒む時には「お答えを差し控える」とは一番の答弁でしょうが、言論の府である国会でまた来年も続くのかと思うと情けなくなってきます。

gooから届いた一年前のブログで“光陰矢のごとし”、我が家の定番のクリスマス飾りです。三角形のツリーは糸魚川市出身のステンドグラス作家藤木節子さんの作品で、この中に色とりどりの小さな電球が入ります。小さな壁掛けは10年ほど前のステンドグラス教室での初挑戦のもので白い壁に映えます。 クリスマスと自民党新潟県連と市民連合


国立競技場竣工とCOP25と中村哲さんと

2019年12月15日 | 日々思うこと

師走も残り半月となり朝から気温が低めで、体調がすぐれないので家に引きこもりで気分もブルーの日曜日です。

来年の東京五輪・パラリンピックへの主会場となる国立競技場の竣工式が本日行われ、初めて内部が報道陣に公開で五輪そのものへの関心はともかく新しくなった競技場に目を見張るひと時です。

3年前のイギリスの建築家のザハ案の白紙撤回を経て、建築家の隈研吾さんによる木をふんだんに使ったコンセプト“杜(もり)のスタジアム”はなかなかいい感じです。スタジアムの外周部を360度囲む長さ60メートルの軒庇には、47都道府県の国産の木材が使われ自然の風が流れ込む工夫も施されているそうです。

写真はyahoo!から借用です。

一般公開は21日からですが、東京五輪が終わっても世界に発信する国立競技場として末永い有効活用を願います。

世界といえばCOP25は会期が延長され、地球温暖化への対策とその損害に対する費用分担をめぐり各国の交渉が続けられてきましたが、富裕国と新興大国、貧困国は妥協点を見いだせず、議長国チリが提唱する案で最終合意ができずに難航という暗いニュースです。

また「マガジン9」では、アフガンで凶弾に倒れた中村哲さんの『中村医師を殺したのは、いったい誰なのか』と、映画監督の想田和弘さんが語っています。 https://maga9.jp/191211-2/


COP25でのグレタさん「最大の脅威は何も行動を起こさないことです」

2019年12月13日 | 日々思うこと

今日はそれほど気温が上がらずとも風もなく青空の穏やかな一日で、午後から所用を済ませて姫川桜づつみ周辺まで車を走らせました。頚城の山ばかり撮っていると言われそうですが、やっぱりこの風景に癒されます。

写真の手前はMセメント工場で、左端の新潟焼山の山頂ドームも日増しに白くなって雨飾山までの稜線が綺麗です。

夕方、台所で溜まっている生ゴミを久しぶりに近くのファミリー畑のコンポストへ運びました。黒姫山を背にして外壁が薄ピンクのD社独身寮は築50年ほどでしょうか、立替工事も順調のようで当地域では珍しい“高層建築”で毎日工事音が響きます。

ところで気候変動との闘いの先頭に立つスウェーデンの環境活動家のグレタさん(16)、11日のCOP25で「これまでのスピーチでは注目を得るために感情的な言い方をしてきた」としながら、今回は「最大の脅威は何も行動を起こさないことです。政府や企業に希望はないが、私たちは今変化を起こすことができます」と地球温暖化対策の強化を訴えました。

グレタさんは発達障害の一つのアスペルガー症候群であることを公表していますが、いま世界の大人たちからの批判が集中で、さらに日本の小泉環境大臣のスピーチにはガッカリでした。“自然を侮るなかれ”、何も行動しないことが近未来への負の遺産となっていくことに環境大臣はどこまで認識しているでしょうか。 

備忘録としてのブログですが、今年の浜松のみかんは不作で自然相手の栽培だけに仕方がありませんね。“ みかん騒動と「ノーベルレクチャー」と


ノーベル化学賞のリチウムイオン電池と持続可能な社会

2019年12月11日 | 日々思うこと

12月とは思えない暖かな日が続き、一昨日の午後に市内上刈地区の友人宅へ所用で出かけ、そのまま近くの美山公園まで車を走らせました。公園の所々に先日の雪が残っており、空気もヒンヤリでベンチのあるいつもの場所から雲ひとつない頚城の山々を撮りました。

10日(日本時間11日未明)、スウェーデンの首都ストックホルムでノーベル賞授賞式が行われ、リチウムイオン電池開発の吉野彰さんらの共同受賞です。授賞式の後の晩餐会はストックホルム市庁舎の「青の間」で、吉野さんは晴れ晴れとし「メダルは重かった」と・・・。市庁舎「青の間」といえば1999年11月、「新潟県女性海外派遣事業」で北欧スウェーデン・デンマークを訪れており、20年前の思いで深い市庁舎を思い出します。

また授賞式に先立つ「ノーベルレクチャー」の恒例行事で、吉野さんは充電して何度でも使えるリチウムイオン電池で「技術革新で持続可能社会に・・・」と述べていました。折りしもスペインでのCOP25(第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議)が開催中で小泉環境大臣も出席で、二酸化炭素(CO2)排出削減への脱炭素化に向けての日本独自の取り組みが世界からも注目です。

明日からは下り坂の雨模様で寒暖差の大きい天気予報です。goo一年前のブログでは頚城の山々は真っ白でした。 真冬のスウェーデン、ノーベル賞授賞式


中村哲さん無言の帰国と数の力で国会閉会

2019年12月09日 | 日々思うこと

昨日はアフガンから中村哲さんが無言の帰国で悲しみが深まります。また玄関先に昨日、ご近所のOさんから畑の柚子とレモンが届いていました。レモンは植木鉢で育てていたものを3年ほど前に差し上げ、畑の隅に植えていただき日当たりもよいことでスクスクと成長し今年始めてたくさん実が付いたようです。

今朝7時の糸魚川アメダスは1.4度で今季一番の冷え込みでしょうか。造園屋さんが庭の冬囲いにやって来て、日中には12度を超える小春日和です。

国会も本日、数の力で延長されることなく閉会となりました。与党は「桜を見る会」の問題点について、説明責任を果たしたと幕引きで6時から首相の記者会見です。野党には引き続き検証の手を緩めず、来年の通常国会で追及をしてほしいものです。

7日(土)夜のEテレ、ドキュメンタリー『追悼 中村哲さん「武器ではなく 命の水を」』を見落としていました。12月12日(木) 深夜午前0時00分(60分)再放送があります。 https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/20/2259690/ 


農産物を犠牲にする日米貿易協定とアベ政権のやっていること

2019年12月07日 | 日々思うこと

今日は24節季の一つの「大雪」で、このところの朝方の冷え込みで里山は一気に銀世界で上越市では平地でも降雪です。会期末を9日にした国会では、日米貿易協定が承認という動きにいのち基である農業が犠牲に立たされ、食料自給率が低下の一途であることを憂います。

この協定で日本の車も農産物も守れず、主食のお米までも危機にさらされていく気配です。アフガンで銃弾によりいのちを失った中村哲さんは常日頃、食料確保がいかに平和につながるかを強調し「今は争っている場合でない」と主張し続けていました。 

写真は昨日の夕方、国道148号の信号待ちで撮った山頂が雲に隠れている頚城の山々です。暦の「大雪」を境に平地でも本格的な積雪となり、車の運転も要注意です。そして日米貿易協定のみならずアベ政権のやっていることも要注意ですね。

一年前のブログで、福島原発事故後の放射性物質を含む新潟県内の汚泥が、糸魚川市内のセメント会社へ運ばれいることを書き込んでいました。 新潟県の放射性物質を含む汚泥処理


アフガンの希望、ペシャワール会中村哲さんの訃報

2019年12月05日 | 日々思うこと

昨日の午後は久しぶりの外出で、日本海から東の空に大きな虹を見ながら歯科医院へと車を走らせました。4時を過ぎ今回で最後という治療を終えて外に出るとフロントガラスを叩く初霰(あられ)で、虹を撮ろうと思いながら時すでに遅しです。

買い物や郵便局へ立ち寄って帰宅し、少し落ち着くとペシャワール会代表の医師の中村哲さん(73)が現地アフガニスタンで襲撃されたというニュースにビックリです。しばらくして死亡というあまりにも突然の悲報で、こんなカタチで尊いいのちが失われることに言葉がありません。

中村医師は35年前からアフガン復興支援で現地に入り、2000年にアフガン全土で干ばつが一挙に深刻化し、2001年には医療事業と平行しながら"水源確保事業"を開始、2003年に用水路建設に着手されてきました。また干ばつと戦乱により、首都カーブルに集中する国内避難民へ緊急食糧配給を実施し、空爆の下で2002年2月までに15万人に配給してこられました。 

この頃に私はペシャワール会の活動を知り、上越市(旧頚城村)のユートピア希望館で講演会があるというので、友人のJ子さんを誘って出かけました。「誰も行かない所でこそ我々は必要とされる」との信念で、長年にわたって人道支援に取り組んで「平和で争いを避けるには先ず食べ物があることが一番・・・」と話され、小柄ながら静かなエネルギーが伝わってきたことを思い出します。

医師でありながら中村哲さんは土木屋さんのごとく、干ばつで荒れた農村で耕地16,500ha(デズニーランド約320個分)の安定灌漑、65万人の農民の生活を護る「地域復興モデル」を目指し、長期的な復興事業に取り組み現在に至りました。現地アフガンでは神様のように慕われていたという中村哲さん、世界の紛争が痕をたたない中で誇れる日本人のお一人です。

いかなるいのちにも差がありませんが、このところの訃報に悲しむばかりで、中村哲さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

マガジン9「この人に聞きたい」 http://www.magazine9.jp/interv/tetsu/tetsu.php


民主主義を揺るがす「桜を見る会」の問題点と加湿器と

2019年12月03日 | 日々思うこと

昨日は雨が降り続き、参院本会議の中継をしばし視聴です。「桜を見る会」についてのアベ首相の答弁といえば、ぶら下がり記者の聞いてもいないことをペラペラと話す時とは大違いの逃げ腰で、このまま国民への説明も果たさずに9日の会期末に向かうのでしょうか。首相直結の民主主義を揺るがす問題だけに、何だか森友学園や加計学園問題とよく似てきたパターンです。

今日は晴れ間があるものの風の強い一日で、このところインフルエンザ感染予防もあり、人ごみへの外出を控えてのライフスタイルです。インフルエンザといえば乾燥が大敵で、毎冬には加湿器がフル活動ですが10年以上も前の機種で、どうも古いものは身体によくないと上越の娘に聞かされて直ぐにネット注文でした。ところが届いた加湿器は何だかいかがわしく、製造元も一年保証も不明で返品することにしました。

ではどれにしようかと迷った末、昨シーズンに隣りの上の孫へのお祝いプレゼントの同じ機種を注文で、数日前から使用開始です。「超音波 ハイブリッド式 温冷ミスト省エネ 鉱石 水質浄化 360度回転ノズル 空焚き防止 約12畳対応・・・」、お値段もまあまあで満足度が高いものの大容量6リットルに給水するのがチョッと重くて閉口です。

 

先日のTV健康番組で、加湿器は床に置くよりも50センチから1メートルほど高い所に置くほうが効果的であることや、加湿が身体にいいと思っていたものがカビの原因だったりと思わぬことが伝わってきました。そんなことでこれからはエアコンの近くの窓際に置くことにしました。

一昨日のHさんの突然の訃報の書き込み後、彼女はまだ71歳で上越市内の病院で死亡したことが伝わりました。その悔やまれる生涯を悲しむ人たち・・・、限りある我が人生の閉じ方を考える終日です。

 
                                       

死はいつも隣り合わせの師走のはじめ

2019年12月01日 | 日々思うこと

霜月11月の終わりの昨夜、上越の友人Fさんとメール交信中に市内のHさんの突然の訃報が届きました。Hさんは私よりも確か3歳年下で、早くから地域の絵本の読み聞かせなどに取り組み、お互いの子どもたちを通して小学校PTA活動などをご一緒でしたが、あまりにも突然のことで驚くばかりです。

今日から早や師走になりカレンダーも最後の一枚で、地元の黒姫山はいつの間にか3回目の降雪です。今朝の気温が低かったものの天気予報は的中で、お日様が顔出し最高気温が14度を超える日曜日です。

午後から市内のK子さんがお庭の南天の枝を持参で、昨日の憲法集会に私が欠席したことを案じての来訪です。K子さんは80歳を超えても車の免許を更新で、11月上旬に糸魚川平和委員会で沖縄を訪れ「行って来て良かった」と熱く語っていました。

玄関先の鉢植えの初雪カズラは気が付けばいつの間にか紅葉です。今日いただいた真っ赤な実の南天の枝は正月用に・・・、そしてK子さんは一回りほどお若いHさんの突然の訃報にショックを隠せないご様子でした。

今日は上越の娘家族3人が久しぶりにやって来ました。孫は相変わらずの元気パワーで、夕方6時頃に暗くなってから風の又三郎のように帰途に着きました。

ところで私もあっという間に後期高齢者の仲間入りとなり、死はいつかやって来るものと思い続けてきましたが、死はいつも隣り合わせであることを思い知らされ、後期高齢者を前にして生涯を閉じたHさんのご冥福を祈る一日の終わりです。

gooの一年前の書き込みで、この一年の速さが伝わってきます。 平成最後の師走と原発処理と 


冬の準備と野党追及を逃げ切る会期末の国会

2019年11月28日 | 日々思うこと

今月も残すところ後一日で、今朝7時の気温は2度台の今季一番の冷え込みです。天気予報は雪マークなのでいよいよと覚悟をしていたら、お日様が顔を出し始めました。

雪国で欠かせないのが冬タイヤへの交換で、やっと車屋さんへお願いして来週に取り替え予定です。茶の間の電気カーペットとコタツは重労働になり、一週間前に上越の娘が2階から運んで準備万端・・・、昨夕、学校から早く帰った隣りの孫が勉強道具持参で嬉しそうにコタツに潜り込んでいました。

会期末12月9日の国会は2週間を切り、政府・与党は会期延長をせずに国民への説明責任も果たさず野党追及を逃げ切る動きです。「桜を見る会」の名簿破棄もさることながら、参加者らの“身分確認”もないことに驚くばかりです。首相主催とはいえ税金での飲み食いですから、何ともズサンなアベ政権ではないでしょうか。

 (イラストは毎日新聞ニュースメールから借用)

ところで元文部科学省事務次官の前川喜平さんが政治に興味のない若者へのメッセージで、「学ばなければ基本的人権は実現できないし、学ばなければ、平和も実現できないし、国民が学ばなければ、国民主権も実現できない。学ばない国民はおろかな政府しかつくれないわけです。」が頭を過ぎります。

一年前の昨日、姫川右岸の桜づつみ近くで、雪化粧のドーム焼山や妙高山に連なる火打山を撮っていました。寒波の前の外仕事と「入管難民法案」と


ローマ教皇の原発への警告と東北電力女川原発の「事実上の合格」と

2019年11月27日 | 日々思うこと

昨日、フランシスコ・ローマ教皇は4日間の日程を終えて帰国され、原発はひとたび事故となれば重大な被害を引き起こすとして「完全に安全が保証されるまでは利用すべきではない」と警告です。ローマ教皇庁(バチカン)はこれまで原発の是非について立場を明確にしておらず、踏み込んだメッセージでした。

ところが原子力規制委員会は昨日の定例記者会見で、東北電力女川原発2号機について再稼働の前提となる新規制基準に「適合している」とした審査書案を了承で、「事実上の合格」となるニュースに耳を疑いました。同委員会では津波について、「特に丁寧に審査し、地震も地域特性を調査して、さらに安全上の配慮をして(想定を)設定した点をきちんと見た」と強調です。

里山の紅葉はもう少しで白の世界へと変わりゆき、庭のもみじを撮ろうと思ったらいつの間にか落葉です。今年の小マユミは赤い実を一つも着けることなく、葉っぱだけが色鮮やかです。

10日ほど前に植え付けたビオラ「バニーガール」はすくすくと育ち、洗面所に飾って見ると逆光で“うさぎの耳”のような可憐さです。今秋は体調が優れないことで紅葉狩りにも出かけることなく、こうした身近な草花が日々の癒しになっています。

深夜は気温が5度台まで下がったものの、朝から風もなく最高気温が12度を超え、午後から小雨の中を歯科医院へ治療に出かけ痛い思いをしての帰宅です。それにしても各地での原発再稼働の動きといい、ローマ教皇の世界へ向けた警告も覚めやらぬ中で、この国はいったいどこへ向かおうとしているのか、もう一度痛い思いをしなければ分からない国になってしまったのでしょうか。


ローマ教皇の被爆地からの訴えと住井すゑさん「人間宣言」と

2019年11月25日 | 日々思うこと

来日中のフランシスコ・ローマ教皇、昨日の長崎、広島両市を訪問され被爆地での核廃絶への訴えを聞き入りました。長崎では「核兵器や大量破壊兵器を所有することは、平和と安定の望みへの最良の答えではない」と世界に向けて核兵器廃絶を求めるメッセージを発信です。

広島では「戦争のために原子力を使用することは犯罪だ」と訴え、教皇は「広島と長崎から人類は学んでいない」と発言するなど、2013年の就任以来一貫して核兵器廃絶の必要性を呼び掛けてきました。

広島平和記念公園での「平和のための集い」で、核廃絶を訴えるローマ教皇 (写真は時事ドットコムニュースより)

13億人の信者を持つカトリック教会トップのローマ教皇、核開発はテロ行為に等しいという言葉に心を揺さぶられた多くの日本国民、世界で唯一の被爆国からのローマ教皇の重い訴えに、国連「核兵器禁止条約」に背を向けるアベ政権や否定的な地方議員らはどう応えるのでしょうか。

一年ほど前のブログで、「核兵器廃絶」と書かれた広島ナンバーのトラックのことを綴っていました。トラックには原爆ドームをバックによく見ると、峠 三吉氏の原爆詩集「序」の「父を返せ 母を返せ・・・」が書かれており、見上げるまでのこのアクションにリスペクトです。(写真の出どころは不明です)

見上げるまでといえば、住井すゑさんの続きです。「住井すゑ 九十歳の人間宣言」と長岡講演