すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

今季一番の冷え込みとさわし柿

2019年11月05日 | 日々思うこと

三連休もあっという間に過ぎで、今朝は今季一番の冷え込みで気温8.9度、頚城三山(妙高・火打・焼山)も初冠雪です。妙高山は昨日ということで例年よりも遅く、糸魚川から妙高山の頂きを見ることができません。

秋晴れの中を上越市名立区まで車を走らせ、車窓からの新潟焼山・火打岳の山頂付近はかなり白くなっていました。途中で写真を撮ろうと思いながら約束の時間があることで、先ずは能生地域の友人Tさん宅へと急ぎました。

次に上越市名立区へ、国道8号から県道245号の名立川上流10キロ山奥にある「花立温泉 ろばた館」で友人と会い、今日はあいにくと定休日で駐車場で所用を済ませて帰途に着きました。

ところで今年はクマの出没が頻繁で、特に里山でなく市街地まで柿などのエサを求めて山から下りています。名立区の県道沿いの何ヵ所で「クマの出没に注意」でなく、「11月1日、クマが出ました」と日付入りのユニークな看板が立てられ、帰り道に場所を見失い写真は撮りそこねです。

今年は柿が豊作なのでしょうか、能生のTさんからアケビとさわし柿をいただき、名立の友人からもお土産にさわし柿をいただく嬉しい“実りの秋”です。さわし柿とは渋柿を35度のホワイトリカーで渋を抜く方法で、10日ほど密封しておくと甘い柿に変身という摩訶不思議さに先人の知恵が伝わります。

今日いただいたものは直ぐに食べれるそうで、初挑戦の柿ジャムを作ってみたいと思いながら、毎日一個であっという間になくなりそうです。

糸魚川市内に戻ってあちこちへ寄ってから姫川桜つつみまで廻ってみると、日没前ということで焼山・火打の山頂はすでに雲に隠れて、日一日と深まりゆく秋が伝わってきました。

備忘録としてのブログ、一年前の書き込みに目を通しながら時の速さを感じ、チョッと動き過ぎの一日の終わりです。一の宮神社と大正時代の祖母の生き方と


ラグビーWカップ日本大会閉幕、感動をありがとう!

2019年11月03日 | 日々思うこと

今日は文化の日、朝方5時の気温が10度台で今季一番の冷え込みです。日中には気温も少し上がり、曇り空の中で時どき青空が見える穏やかな一日です。

昨日のWカップ決勝戦、日本チームを準々決勝で破った南アフリカ(世界ランキング3位)がイングランド(世界ランキング1位)に快勝、2019日本大会で頂点に立ったのは南アフリカ代表“スプリングボックス”で12年ぶり3回目の優勝です。

この日の横浜国際総合競技場は7万人を超える観客で1ヵ月半に及ぶ大会は幕を閉じ、私自身も当初ルールがよく分からなくとも”後ろへ後ろへ”とパスをつなげながら前進するラグビーに魅せられた一人です。「ノーサイド精神」とともにラグビーファンが日本中を盛り上げてきましたが、10年前に日本での大会開催が決まった時には誰もが予測できなかったことではないでしょうか。

上越市の橋爪法一市議は南アフリカ勢を太目のペンでサラサラと描き、「ラグビー、ワールドカップ終わる。決勝は無意識のうちに日本に勝利した南アフリカを応援していました。イングランドも頑張りましたね。ワールドカップが日本に来たおかげで、ラグビーが好きになりました。枕を手にすると、後ろの方へ投げてみたくなります(笑)」と添えられていました。

ところで海の向こうの「フィンランド馬術大会、馬糞で必要電力をすべて供給」という嬉しい情報です。https://jp.reuters.com/article/equestrian-manure-energy-idJPKBN1X80FF?fbclid=IwAR0V-GsI4-YbpWPcap1BNbHWtcDqgUEge70A8aQhoKNtJSKsmJ-98F0LNi4


神無月の終わりの“ほのぼの観音カレンダー”と首里城の火災と

2019年10月31日 | 日々思うこと

悲しいことが度重なる10月もあっという間で、落語家の立川談四桜師匠が一連の大臣発言にツイ―トしています。『河野太郎防衛相の「私は雨男」は、訓練してない人のギャグが滑ったわけで「なに調子こいてんだよ」と突っ込みゃ充分だと思う。しかし萩生田文科相の「身の丈」は別次元で、憲法や教育基本法を踏みにじる重大発言である。「教育勅語」が好きだという一点において、教育の頂点にいてはいけない人なのだ。』と・・・。

その「身の丈」に合わない文科省大臣を菅官房長官は「適材適所」と言い、さらに「まったくあずかり知らないこと」で辞任する法務大臣まで、アベ改造内閣から1カ月半で2人の閣僚辞任に政権の危うさが伝わってきます。

家の中のお気に入りのカレンダーも残りわずかとなり、その一つが市内早川の曹洞宗普済寺の仏画師の清水心澄さんの“ほのぼの観音カレンダー”です。9・10月は「恨みつらみをずっと大事にすると人生大損、恩は心に刻んで恨みは水に流して 綺麗サッパリ忘れましょ」です。何だか私の人生も恨みつらみがいっぱいで、備忘録としてのブログではそんなことばかり綴ってきたようで不愉快になった人も多いのではと・・・。

台風による甚大な被害の中で、今度は沖縄のシンボルで県民の心のよりどころであった首里城の火災で、その悲惨な映像を見るに付け言葉がありません。悪夢に襲われ続けるこの日本に神仏がいるのかとさえ思ってしまう悲しい神無月10月の終わりです。そして拙いブログを読み続けてくださる皆さまに感謝の思いで、人生ここまで来るともう水に流して残された時間を“一日一生”の心境です。

いつも目を通している『団塊シニアのひとりごと』ブログに「健康でありさえすれば」が綴られており共感です。https://blog.goo.ne.jp/ta31875/e/55408640502aa90f4d8b318dcf35052c


悲しいお別れと“甦るいのち”パソコン

2019年10月30日 | 日々思うこと

雨降りの多い10月の終わりに女優の八千草薫さん(享年88)や、国連元難民高等弁務官の緒方貞子さん(享年92)の訃報が伝わりました。重い病と闘いながらの八千草薫さんは著書の中で『後悔があったとしても、反省があったとしても、自分が納得するまで、「今」から逃げないことが大事だと私は思うのです。その日その日、1日1日、瞬間瞬間を大事に過ごしたいなと思うんです』と・・・。(八千草薫さん著『まあまあふうふう。』より)

緒方貞子さんは1991年から国連難民高等弁務官を10年間務め、難民支援の先頭に立ち国際協力機構(JICA)理事長として日本の政府開発援助(ODA)改革に取り組むなど国際協力分野で大きな功績を残した先駆者でした。

いつか閉じなければならない人生とはいえ身近な人ほど悲しさが深まり、町内のI さんがまだ82歳という年齢で、あっという間に逝ってしまいました。いつも私の拙いブログを読んでくださり、突然の訃報に言葉がありません。

朝から深い霧の立ち込める中で、I さん宅の畑の前を通ると、温州みかんが今まで見たこともないほどたわわに実っています。枝が折れそうなほどのたくさんの今年のみかんは精一杯、ご主人とお別れをしているように思えました。

今日は上越のFさんが糸魚川へやって来てくることになり、昼食を和食処「さくら」でご一緒です。一ヶ月ぶりの再会で話しは尽きず、お互いに古希を過ぎると人生の終い方も気になり、エンディングノートのことも話題になり、あっという間に時間が過ぎてゆきます。

夕方、I さんとのお別れにセレモニーホールへ出かけました。定年退職後からパソコンを始め、本格的に取り組む凝り性だったそうで検定も受けていたことを知りました。人生には4つの坂があるそうで、“のぼり坂・くだり坂・がまん坂・まさか坂”で、いつか閉じなければならない我が人生を重ね、逝ってしまわれた人たちのご冥福を祈る悲しい終日です。

ところで、台風19号の影響で水につかるなどしたパソコンから、データを復元する作業をアメリカのデータ復元会社が被災地への支援として無償で受け付けていて、神戸のオフィスから発送する手続きを進めているというお知らせです。もうお仕舞いと思っていても“甦るいのち”があることを嬉しく思います。

「台風被害のパソコン 無償で復元」https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20191023/2020005267.html?fbclid=IwAR05o6ixicHKmc8o2IWJQhk25KI20qRfH5r1jmU-pzTQH4fVDwq0tBFfA8M


ラグビーWカップ準決勝と文科省大臣の「身の丈」発言

2019年10月28日 | 日々思うこと

10月も残りわずかになり、台風19号と15号による農林水産関係の被害額は1700億円を超え、25日の豪雨災害を合わせるとさらに増えることが伝わってきます。

土曜日昼過ぎにサッカー練習を終えた下の孫がやって来て夕方まで滞在し、私はラグビーwカップ準決勝を観戦です。優勝候補のニュージーランド、上下真っ黒のジャージーに身を包んだ“オールブラックス”がイングランドに思わぬ敗退です。昨日曜の夜もウェールズ対南アフリカ戦をハラハラどきどきで観戦で、日本代表を破った南アフリカが3点差で決勝戦へ進出です。

今日は久しぶりの青空で、座敷の出窓からの桜の葉は紅葉の前に散ってしまい残りわずかです。午後から予約の歯科医院へ出かけ歯の治療です。

ところで2020年度に始まる大学入学共通テストで導入される英語民間試験をめぐり、萩生田光一文部科学大臣は24日のテレビ番組で、金銭的・地理的な条件で不公平が生じるとの懸念に対し、「自分の身の丈に合わせて勝負してもらえれば」と発言でした。

これが文科省大臣ですから許しがたい問題発言で、ネット上でも反発の声が高まっていることで萩生田文部科学大臣は陳謝です。謝ればよいということでもなく、また当人の人格が変わるわけでもなく、元文科省事務次官の前川喜平さんは「萩生田氏の議員会館の事務所には教育勅語の掛け軸が飾ってあった」と言ってたことを思い出しました。そんなことで先日の菅原経産相大臣の辞任といい“大臣になってはいけない人”ばかりのようでアベ内閣のお粗末さが伝わってきます。

先日の宮中で敷居を踏む首相の画像が不鮮明だったようですが、長い敷居はほんの一部しか映っておらず皇族が歩くところには敷物が敷かれていました。

gooから届いた一年前の書き込みです。手つかずの自然と太古の地質の栂海新道


宮中の敷居を踏む首相と消極的な核廃絶への道

2019年10月26日 | 日々思うこと

台風19号による被災地の復旧もままならない中で、またしても昨日は大雨が被災地を襲い犠牲者も出ています。今回は台風ではないものの千葉や福島などでは半日で10月一ヶ月の降雨量というから、どこまで踏みつけられるのかとその異常さに驚くばかりです。

踏みつけるといえば22日の即位の礼正殿の儀で、万歳をするアベ首相が敷居を踏んでいる映像に後から気づき驚きました。お茶席でもたたみの縁を踏まないことは作法ですが、敷居となると茶席でなくとも常識ではないのかと受け止めています。

坂東眞理子さんの『礼儀作法としきたり』でも、敷居を踏むのは「その家の主人の頭を踏みつけること」「親の顔を踏むのと同じ」などといわれ、敷居を踏まないことは昔からの作法とされています。そういえば私も幼い頃、敷居を踏んで親に叱られたことを思い出しました。

ところで昨日、国連の軍縮問題を扱う委員会へ日本政府は1994年以来連続で核廃絶に向けた決議案を提出していますが、核兵器使用の結末に対する「深い懸念」などの文言が含まれていないことが分かりました。

日本が提出した決議案の中で、これまで記載されてきた「核兵器の使用の非人道的な結末に対する深い懸念」という文言が用いられておらず、さらに今年も「核兵器禁止条約」には触れていません。

日本政府関係者は、「来年のNPT=核拡散防止条約再検討会議を前に、核保有国と非保有国との間のかけ橋を目指し、現実的なアプローチをした」と説明していますが、核軍縮に対する日本政府の消極的な姿勢に世界で唯一の被爆国としてこれでよいのかと首を傾げるばかりです。決議案は11月上旬に採決にかけられる見通しです。

宮中の敷居を踏みながら万歳をするアベ首相、日本人なのに日本の習慣を知ってか知らずか、その姿を見るにつけ広島長崎の被爆者の心を平気で踏みつけ核軍縮に消極的な姿勢とを重ねながら、憤りを通り越して悲しくなってしまう終日です。


即位の礼の国家予算と中越地震から15年目と台風19号被災地と

2019年10月24日 | 日々思うこと

一昨日の即位の礼の続きです。22日の一連の儀式を国民の多くはよく分からないといいながらの静観です。私も即位の礼正殿の儀の中継を垣間見ながら、十二単姿の皇族といわれる人たちがまるで雛人形のようで、都心で粛々と行われている不思議さをも感じてしまいました。

また憲法で位置づけられているという即位の礼、その国家予算160億円余りについてメディアはあまり伝えていませんが、これが高額かどうか今回の台風19号の被災地支援に国家予算の予備費からの7億円と比較すると、とてつもない金額であることが分かります。一日も早く補正予算を成立させ、スピード感を持った政治を行ってほしいものです。

NHK NEWS WEB皇位継承に伴う式典関係費 160億円余 前回比30%増 」かなり詳しく書いています。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191022/k10012143111000.html

昨23日は最大震度7の中越地震から15年目で、長岡市など各地の追悼式典が伝わってきました。去る20日の日曜日、隣りの孫たちは家族で旧山古志村(現在の長岡市)の当時、パパが関わっていた復旧現場を訪れました。その写真を見るに付け、私も出かけたことのある工事完了のコンクリートの斜面に草が茂り、あれから15年の苦しさを乗り越えての復興への道のりに感無量です。

今日は上越の娘から短時間ですが孫の子守りを頼まれて出かけることになりました。先ず娘と久しぶりに和食処でランチを済ませてから買い物です。春先の畑で吹っ飛んでしまった帽子、もう戻ってくることのないウールの帽子は富山市内のDデパートで求めたもので、上越市内では同じ系列のデパートが閉店し、大型ショッピング店で探すことにしました。帽子は娘の見立てでお値段も手ごろで、今度は吹っ飛ばされないように・・・。

店頭には毎年10月31日の古代ケルト人が起源といわれるハロウィンの飾りです。風船を使っての天井まで届きそうな大きなもので子どもたちが喜びそうです。商魂のたくましさといい、神仏習合ならぬごちゃ混ぜの国民性を感じてしまうひと時です。さてハロウィンが終われば次はクリスマスでしょうか、台風被災地にも温かいクリスマスが届くようにと願わずにはいられません。

そして幼稚園から帰宅した孫の子守りを終えてから、夕暮れの国道8号を「♪さだ まさし」を聴きながら帰途に着き、真っ暗闇の6時前に無事帰宅です。ブログを書き終えて私の一日は終了で、台風19号で一部不通になっていた北陸新幹線も明日から全線運転再開という嬉しいニュースです。


令和の即位の礼と神仏習合と

2019年10月22日 | 日々思うこと

今日の都心は冷たい雨、台風19号の被災地も同じ無情の雨と寒さで復旧作業を妨げています。NHKでは朝から番組を変更して即位の礼の中継で、午後1時からしばし垣間見る即位の礼正殿の儀に目を見張りました。

天皇陛下の即位宣言では「日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承・・・、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。」と、平和という言葉が何回か出てきたことが印象的でした。

都心の広大な面積を占める皇居での即位の礼は、時間がゆったりと流れ平安絵巻さながらの非現実的な何だか歴史映画を見ているような錯覚です。その後は予約のかかりつけの歯科医院へと急ぎました。

夕方帰宅し急いで着替えてから、子どもの頃からの知り合いのHおばさんのお通夜へ出かけました。一人暮らしが長く晩年は認知症で施設へ、それでも87歳まで生き切ったお元気な頃のやさしさを思い出すひと時です。そしてご住職の説教(?)は「限りあるいのち、自分の死を見つめることで生き方が違ってくる」と・・・。

そんなことで今日は9時から皇居賢所での神事で天照大御の神が登場で、夜は南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)・・・、神仏習合のお頭が混乱のあわただしい一日でした。明日は大地を震撼させた中越地震から15年、久しぶりの晴れ間がありそうな予報です。


災害ごみへの取り組みとラグビーW準々決勝アフリカ戦

2019年10月20日 | 日々思うこと

冷たい雨の日曜日、台風19号の上陸から一週間、糸魚川市内では人的被害はなかったものの土砂崩れなどの被害が発生でした。台風19号による被害の甚大さは創造を絶するもので、各地の復旧を妨げているものは大量の泥と災害ごみであるとニュース番組が伝えています。

その中で都道府県別では最も多い1万8000軒以上の住宅が被害を受けた栃木県佐野市の2カ所の災害ごみの仮置き場では、(1)燃えるごみ(2)燃えないごみ(3)有害ごみ(4)粗大ごみ(家具など)(5)粗大ごみ(家電など)の5種類に分別し、冷蔵庫は中身を空にしてから搬入するように取り組んでいました。

自然の脅威には人は無力でも知恵を出し合い、雑然と山積みになっている災害ごみ置き場が多い中で、こうしたきめ細かい取り組みに目を見張りました。“災害は忘れないうちにやってくる”日本列島、その教訓から人は学ばなければなりません。

今夜はラグビーW決勝トーナメント南アフリカ戦、日本チームは準々決勝に臨み前回のスコットランド戦と同様にハラハラどきどきで身体に悪そうですが観戦です。優勝2回の南アフリカに残念ながら3―26で敗れ、4強入りはできませんでしたが歴史に残る試合でした。

そして選手同様に私も疲れ果てた終日ですが、残りの4試合も“熱しやすく冷めやすい”日本人と言われないよう、しっかりとTV観戦をと思います。

gooから届いた一年前の書き込みです。“檻の中のライオン”に騙されないように!


台風19号の爪あとと大文字草

2019年10月18日 | 日々思うこと

10月も早や半ばを過ぎて日増しに夜は冷え込んできました。台風19号による被災地も寒さの中で泥との格闘で、個人で取り組む限界が伝わってきます。千曲川の決壊で浸水した北陸新幹線長野車両基地の120両は、心臓部の被害で最悪の場合は廃車されるそうで被害額は330億円、25日に東京~金沢間の全線開通の予定です。

台風による広範囲な被害は想像ができないほど甚大で、今回も収穫を前にした果物などの農作物も大打撃です。自然災害に人は成すすべがなく、社会全体どう向き合っていくか政治のあり方も含めて考えねばなりません。

数日前、美味しいコーヒーの天津神社前の喫茶「扉」のオーナーから、「お客さんのWさんから大門字草を預かっています」と連絡を受けました。一年前の約束を忘れずに株分けしてくださったことに感激しながら、午後3時過ぎに久しぶりにお店に伺いました。

ユキノシタ科の大門字草は、毎年花を咲かせる多年草で大好きな山野草の一つですが、夏越しの失敗などで庭の鉢が全滅状態でした。可憐な5枚の花びらの長さと並びが漢字の「大」の字に見えるのでこの名前がついてそうで、今度こそ大切にと早速玄関に飾りました。

こちらは2015年10月17日の大文字草で、その後の大雪などで消滅の一途で写真だけが残っていました。

国道8号姫川橋辺りから望む今日の頚城連山は雲に覆われていましたが、一年前に妙高山で初冠雪があったことを書き込んでおり、もうそんな季節なのですね。妙高山初冠雪と秋なのに桜!?


台風被害への政府対応と和田誠さんの死去

2019年10月16日 | 日々思うこと

台風19号による被害は関東から長野、東北地方まで広範囲で、泥が水害の被害を拡大している様子が伝わってきます。国土交通省が管理する1級河川の堤防決壊は、16日の時点で7県55河川79か所に及び、この他に各県が管理する河川を合わせると甚大な被害です。

本日、政府は台風19号被災地支援のため、令和元年度本予算の予備費5000億円の中から7億694万円の支出を決めました。水やパン、レトルト食品などの食料や避難所で使う仮設トイレや段ボールベッドなどを被災地に届けることにしていますが、この程度の金額では末端の避難所へ行かない被災者まで行き届くはずがありません。

また「激甚災害」指定の時期について、基準を満たしたものから速やかに決定する方針ですが、今回の台風19号の被害は計り知れなく広大であることを踏まえて、早急な補正予算で米国からの武器輸入などの巨額なお金を災害復旧に回すべきと受け止めております。

北陸新幹線も長野車両基地の浸水で120両が水没です。糸魚川~長野間が上越妙高~長野間の一部区間に縮小したものの、今も不通で復旧の目処が立っておらず、地域に大きな影響を与えています。私もこの週末、月刊『食べもの通信』の合同役員会で上京しなければなりませんが、体調も優れないことから“乗り換え・乗り換えへ”のパワーもなく欠席です。

日本を代表するイラストレーターの和田誠さん(83)が、今月7日に死去したことを台風などで書きそびれていました。和田誠さんは1960年タバコ「ハイライト」、77年から「週間文春」の表紙など、原発問題にも眼を向けていた方で知的なユーモアを感じさせるシンプルなイラストは多くの人たちを惹きつけました。

お連れ合いは明るいキャラクターで人気の料理愛好家の平野レミさんです。レミさんは『食べもの通信』ともご縁があり、和田さんと私は誕生日が同じでした。台風で命を失った多くの人たちと共に、ご冥福をお祈り申し上げます。 


台風一過とラグビーw杯スコットランド戦

2019年10月14日 | 日々思うこと

一昨日の夜は台風19号の接近で落ち着かず、雨風よりも防波堤テトラポットに打ち付ける高波に怯えながら朝を向かえました。台風一過で上越三市に出されていた「レベル5」「大雨特別警報」よりも、「レベル4」の中越下越地方の被害が大きいことが伝わってきます。北陸新幹線も長野~糸魚川間が不通となり、 長野~東京、糸魚川~金沢の折り返し運転が続いています。

昨夜はラグビーWカップ、スコットランド戦を観戦です。試合前に今回の台風で命を失った人たちへの選手らの黙祷で、「被災地の皆さんもラグビーで元気を出してください」と・・・。そして日本はアジア初、悲願のベスト8です。“笑わない新潟県人”稲垣選手も代表初トライで嬉しそうでした。

 

写真は裏庭のムラサキシキブで、今年は実が少ないと思い込んでいたら、気が付けばいつの間にかいっぱいです。

ところで私はこれまで避難所を経験したことがありませんが、今回の台風での体験者から様ざまなことが伝わります。また「水害にあったとき」の震災がつなぐ全国ネットワークサイトを知りました。 http://blog.canpan.info/shintsuna/

そして一年前のことが記憶から遠く、2年も前のように思える書き込みです。“護憲の像 母と子の平和”は健在なり


三連休の台風19号の猛威と警戒と

2019年10月12日 | 日々思うこと

朝から台風19号の接近で糸魚川市役所に警戒本部が設置され、さらに市内全域が「警戒レベル3」となり公民館など市内16ヵ所に自主避難所が開設されました。気象庁は糸魚川市に出されていた「大雨・洪水・波浪・雷注意報」を、昼過ぎにすべてを「警報」として発令し緊張が一段と高まります。

また交通機関にも影響で県内の様ざまなイベントも中止となり、午後から北陸新幹線でチョッとお出かけ予定の上の孫は運休のため計画を取り止めです。下の孫も富山県黒部市でのサッカーの試合が中止となってしまいましたが、最強クラスの台風とあっては安全優先で仕方がありません。私も庭の鉢物などを片付けたり、ランタンや飲料水を備えたりと落ち着きません。

玄関の暖簾を秋バージョンにと先日、上越の娘が2階の納戸から出して取り替えてくれました。これは大きな風呂敷で図柄が気に入ってかなり前に求めたもので、手仕事の得意な上越の友人Yさんが暖簾に仕立ててくれたものです。

午後4時過ぎに市内能生川の水位が上昇、続いて6時過ぎには早川も氾濫する危険性が高まったことから「警戒レベル4」で、一部地域の避難勧告を発令です。また気象庁は午後3時30分、1都6県(神奈川・群馬・埼玉・山梨・長野)に「大雨特別警報」を発表し、「レベル5」のこれまでにない最大級の警戒で「自分の命、大切な人の命をまもるため、避難勧告を待つことなく、緊急に避難してほしい」と呼びかけです。

14日の満月を前に満潮と重なり、河川の近くにお住まいの方は要警戒です。2日後の夜はまんまるなお月さまを見ることができるでしょうか、台風による大きな被害がないように通り過ぎるのを静かに待つばかりの終日です。

追記:夜7時50分、新潟県(糸魚川市・妙高市・上越市)にも初めての「大雨特別警報」が発令、「レベル5」の最大級の警戒です。


ノーベル化学賞のリチウム電池と稲刈り後の稲孫(ひこばえ)

2019年10月10日 | 日々思うこと

千葉県を直撃した台風15号から一ヶ月が経過し、現地では復旧もままならずブルーシートの家が目立ちます。この週末には最強クラスの台風19号が東日本に接近で、気象庁は早めの備えと“不要不急”の外出を控えるように呼びかけています。

昨日は、リチウムイオン電池を開発した吉野彰さん(71・旭化成名誉フェロー)がノーベル化学賞という嬉しいニュースです。ノートパソコンやスマートフォンのみならず、これからは電気自動車にも欠かせない製品として実用化で、何よりも気候変動など地球環境問題の解決など持続可能な未来への大きな期待です。

また吉野さんは笑顔で、 小学4年生の時の新任の女性教師が英国の科学者ファラデーの『ロウソクの科学』を薦めてくれたことで化学への関心が高まったと語っていました。

今日は朝から風もなく爽やかな青空で洗濯が進み、夕方に行きつけのスーパーへ買い物に出かけ、非常食などを少し揃えました。帰り道、雲一つない頚城の山々の稜線がきれいなので、遠回りをして久しぶりに姫川右岸の桜づつみ周辺へ立ち寄りました。

稲を刈った後の切り株から新しい葉や茎が出てくる稲孫(ひこばえ)で、辺り一面まるで田植えの後のように田んぼをもう一度緑一色に蘇らせ、その生命力に目を見張る久しぶりのワイド写真です。

ところで“桜を切る馬鹿”のジオパーク糸魚川市 を書き込んでから早や一年、現地の「健康づくりセンター」では温水プールの建設も進み、ここを通る度に犠牲になった桜の木々を思い出します。そして備忘録としてのブログですが、書き残しておいてよかったと思うひと時です。台風19号は12日(土)に新潟県に接近のようですが、進路に当たる皆さまも、どうぞお気をつけください。


スポーツの秋の“のんびり曜日”と弱いものいじめの消費税

2019年10月08日 | 日々思うこと

週末の市内は盛りだくさんの行事でしたが、その一つに市内の海山の起伏コースを駆け巡るサイクリングイベント「グランフォンド糸魚川」が6日に15年間の幕を閉じました。これまでボランティア中心で大会を支えて全国からサイクリストが集ってきただけに、ラストランは寂しいことでしょう。

土曜夜の日本中が盛り上がったラグビーWカップ、上越市の橋爪市議もフェースブックで「だんだんラグビーに惹かれていく、面白いものですね。ルールもほとんど知らないのに、日本チームの活躍を観るたびにラグビーに惹かれ、はまり込んでいきます。」と、ユニークなイラストです。スポーツの秋、芸術の秋、こうしてサラサラと書ける技もなく、無芸の我が身にコンプレックスを感じてしまいます。

7日の深夜から早朝の気温が14度まで下がる肌寒さで、冬布団を出しながら深まりゆく秋の気配を感じます。今日は朝から冷たい雨と強風で、衆院代表質問の国会中継に耳を傾けたりと“のんびり曜日”です。

このところの関西電力の金品受領問題のおぞましさもさることながら悲しい事件が後を絶たず、神戸市立小学校での複数教師による教師へのいじめに驚くばかりです。どうしてこんなことが起こるのか社会全体、教育現場までが歪んでしまい、保護者のショックだけでなく児童への計り知れない影響も考えてしまいます。また消費税増税から一週間、弱いものいじめの増税であることが国民へ浸透してきたようですね。

時どき、隣の小学生の孫が帰宅すると勉強道具持参でやって来てますが、先ずはパソコンに向かいお友だちのお父さんのブログを覗いたりと、勉強二の次でおやつを食べたり夕方までのんびり過ごしています。大人以上に時間に追われる子どもたち、NHKチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうですが、こんな時間も大切にしたいものです。

そして昨年までは久比岐自転車道をパパと上越まで駆け抜けていた上の孫も、今年から遠距離通学で忙しそうな毎日です。明日は久しぶりの秋晴れ予報で、憲法守る共同センターの拡大役員会で、こちらはのんびりもできず緊張感をもって臨まねばなりません。一年前のブログです。深まりゆく秋の空といのちの重さ