すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

金木犀の香りと無味無臭の放射能汚染

2013年10月08日 | 日々思うこと

今日も朝からよい天気で庭の仕事が捗ります。このところ何処からともなく金木犀の甘い香りが漂ってくるので、我が家の庭に植えた木は花が咲かず香りもないので気になっていました。思えば7月頃に裏の畑に植えてあった金木犀の小さな木を事情があってご近所の家に差し上げたのですが、香りの発生源はそこからであることが分かりました。まだ1メートルほどの小さな木にいっぱいの花をつけて周囲に漂わせているので嬉しくなります。

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ところで金木犀の香りは人によっては好みが分かれるようですが、目にも見えない無味無臭の放射能とは違って環境に与える影響はその比ではありません。

 

6日付け福島民報「日曜論壇」で、三春町在住の作家で僧侶の玄侑宗久さんが「オリンピックと原発」について、「いま、県内には、福島第一原発での3千人を含め、除染、防潮堤建設などのため、全国から作業員が集まっている。正直なところ、それでも人手不足の状況である。そこに、オリンピックのためのインフラ整備が始まると、さらなる人員が大量に必要になるのだ。」と、福島県民として複雑な心境を綴っていました。

玄侑さんは二つ目の心配として、「オリンピックが非常に大量の電気を消費するお祭りだということである。北京オリンピックの時は、周辺の省まで昼間の工場稼働が禁じられた。しかも今度開通するリニア新幹線は、これまでの新幹線の電力の約3倍を消費しながら走る。」と危惧しています。さらに「オリンピック開催のための電力供給というプレッシャーがかかることになった。これまで東京都は、使用電力の約25%を第一、第二原発に依存してきた。オリンピックを前にして、この供給源を失うわけにはいかないという、暗黙のプレッシャーが県民全てにかかるのではないか。」と・・・。


このコラムを読んで私はオリンピックの電力供給源として、柏崎刈羽原発の再稼動を考えているならとんでもないことで、福島第一原発の汚染水問題一つとっても解決できる見通しもないだけに認めてはならないと受け止めました。放射能は目にみえない問題だけに、新潟県民もオリンピックのためなどと流されないようにしなければなりません。


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