すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

SEALEsの奥田愛基さんと元戦犯の飯田進さん

2015年09月29日 | 日々思うこと

今朝の愛犬との散歩は青空の中を須沢海岸へ・・・、青い海に浮かぶ白い雲と打ち寄せる波を撮りました。家に戻ってからは洗濯や布団干しなどで、その後は久しぶりに作陶に集中であっという間に夕方です。

近くのデンカ社単身アパート建設工事現場は、18日に4階部分の最後のコンクリート打設が終わって、お天気に恵まれて仕事が捗っているようです。昨年の今頃はコンクリートの解体作業のため、騒音と風じんに悩まされていましたが、あっという間に一年が経過です。

ところで先週の朝まで生テレビへのSEALEsの出演について、ネットでは賛否両論で熱くなっています。番組司会者の田原総一郎氏が、なかなか奥田愛基さんらに発言の機会を与えなかったことも問題でしたが、いま彼らを総攻撃するネトウヨや週刊誌のおぞましさが伝わってきます。

奥田さんは安保法案が衆院を通過した7月16日、「法案が可決したら終わりだとか、民主主義は終わったと言う人がいる。でも、だからこそ僕は明日もその先も、リンゴの木を植えなきゃいけないって思ってここに来る」と・・・。ーリンゴの木を植える-、それは5年前、奥田さんが島根県にある全寮制のキリスト教愛真高校の生徒だった2010年2月、同校の平和教育で講演した横浜市に住む飯田進さん(92)からであったことを知りました。

飯田さんは、ニューギニアの激戦地で現地住民の男性を殺害したとして裁かれた元BC級戦犯で、罪の重さにさいなまれる牢獄で目にした小説、ルーマニアの作家ゲオルギウの「第二のチャンス」の一節が支えになったそうです。「たとえ明日世界が滅びるとしても、私はリンゴの木を植え続けるであろう」過去を封印するのではなく、未来に希望を託して生きると誓い、若い世代に反省を伝える。それが飯田さんのーリンゴの木を植えるーにつながったと・・・。

今年4月、横浜の飯田さんの自宅を奥田さんと高校時代の友人ら5人が訪ねています。安保法案が衆院特別委員会で強行採決された7月15日、飯田さんは「殺さなければ殺される。戦争という異常な世界への想像力がない」と落胆しながらも、「まだ、私が植えたリンゴは巨木になってたくさん実がなっているわけではない。でも、若い世代に自分の思いは伝わった。いつか大きな実がなるだろう」と・・・。「民主主義あきらめない」と叫ぶ学生と、それを見守る元戦犯・・・、人としての崇高さが伝わってきます。

佐高 信さんがダイアモンド・オンライン「一人一話」で、「学校教育に洗脳されなかった シールズ奥田愛基の野生」を語っています。http://diamond.jp/articles/-/78953 


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