明治時代から続く夫婦別姓を認めない民法の規定について、昨日の最高裁「 旧姓の通称使用も行われており憲法に違反しない」という初めての「合憲」判断に驚くばかりです。夫婦の名字について海外では欧米を中心に、多くの国で別々の名字を選ぶことが認められており、国連の女子差別撤廃委員会は「女性に対する差別的な法規制だ」などとして、日本政府に制度の是正を求めていただけに残念な結果となりました。
また15人の裁判官のうち女性3人を含む5人が「違憲」とし、これでまた司法から政治の場での議論へと展開されることでしょう。ところで第2次安倍改造内閣で女性活躍大臣を新設し、有村治子参院議員が抜擢されましたが、高市早苗総務大臣と同様に夫婦別姓に反対ですから“人選ミス”を感じてきました。
思えば数年前に糸魚川市議会でも選択的夫婦別姓が議論された時に、「夫婦別姓は家族制度の崩壊につながる」などの意見で否決された経緯があります。時が変わりいま糸魚川市「まち・ひと・しごと創生 総合戦略」では“女性が輝く”という基本目標が掲げられるようになりましたが、さてその中身はといえば・・・。
今朝は今季一番の冷え込みで、昼過ぎには雨が霙(みぞれ)に変わりました。市議会12月定例会最終日とあってパソコンの前で生中継を視聴です。注目は竹田正光教育長の突然の辞任に伴うことで、これを追求した古畑議員から「一身上の都合は職場放棄・・・」という発言もありました。H21年5月の教育長就任から市教育委員会では、山の井保育園の園舎立替工事での設計ミスなどで大幅な工事延期だけでなく多額の血税を費やすなど、これまで立て続けに問題を起してきました。学校給食における問題でも教育委員会の姿勢が問われてきましたが、常に逃げ腰であったことが伝わってきます。
上の写真は市内のセメント工場からの煙で、気温が低いことで灰色の空にもくもくと珍しい光景で信号待ちで撮りました。外出先から帰宅する夕方には、霙は水分の多い雪になりました。
国道を走る佐川急便の車に「義の心 謙信公の地 いざ出陣」と大きく書かれ、こちらも上越へ向かうときに信号待ちで撮ってあった写真です。Wikipediaでは儒教における義は正しい行いを守ることであり、打算や損得のない人としての正しい筋道のことで、国も地方も“人選ミス”が思わぬ展開になることを痛感する寒い夜です。