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美術館・ギャラリー・撮った写真や好きな絵、そしてひとりごと

さぁ、今、わが人生の最大の出発にきた

2018-08-19 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
草間彌生美術館へ、「さぁ、今、わが人生の最大の出発にきた」を見に行きました。
毎月1日にチケットが発売になる完全予約制の美術館。
仕事中にそっとスマホを持ってトイレにこもり、チケットGETです。笑


何にもない、大江戸線 牛込柳町から歩いて5分くらい。
ぐるっとパスの旅で漱石山房に向かう時に発見したのでした。やっと来れました〜

土曜日に行ったのですが、外国人の方が多かったです。観光客かな。
建物はそんなに大きくなくて、5F建てです。
5Fは出版物の展示と、屋上だけなので実質2〜4Fが展示室。
行きは階段、下りはエレベーターの一方通行です。

屋上のぴかぴか南瓜。
展示のタイトルには「出発」とありますが、まるで草間彌生の遺書のような企画展。
生き様を残したいという強い意志を感じました。
色や形、人がまだみたことのないもの、表したことのないものを表現したいという想いを感じた気がします。

2Fには、比較的昔の小さい作品が並びます。
前にも思いましたが、絵の雰囲気とタイトルが違うこと多数。
3Fには、前に国立新美術館でみた最近の大きめな作品が並びます。
隙間なく描きつめられた細かい模様。
棘や、丸や、謎のかけら?
こんなの延々と描いていたら気が狂いそうです。
いや、もう狂いかけてるのか?

3Fの作品をみていて思いました。
もしかしてタイトルとかテーマを気にしてない?
これだけ描くのは時間がかかるでしょう。最初に描き始めたときと、描き終わる頃には思い浮かんでいるものがもう変わっちゃってるんでは。

みっちり絵の具で埋められた空間に、珍しく空白(にみえる白色)がある絵がありました。
タイトルには「原爆」と。こちらは納得。

4Fには謎の部屋だけ。
入れ替え制で2分ずつ入れます。中は…南瓜だらけ

最初は真っ暗になり、じんわり、いくつかの南瓜に灯りがともるとともに光が伝染していきました。

天才水玉南瓜おばあさんのエネルギーに触れて、帰りの大江戸線はぼんやりとしてしまいました。

草間彌生美術館@牛込柳町駅
「さぁ、今、人生の最大の出発にきた」
〜2018/8/31 1,000YEN

team Labo Borderless

2018-08-19 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
少し前に訪れた記録になります。

お台場へ、チームラボ ボーダレスを見に行ってきました!
土曜日の夜に行ったので、入れ替え制のランプの部屋などの待ち時間もゼロでした。


家で入れていったアプリと連動して遊べる部屋。
wander throgh the crystal world
下が鏡張りなので、スマホを向けてる自分が映っております。
鳥や雨などの象形文字みたいなアイコンを空間に向けて放つと、音と光の洪水が始まりました。きれーい!


展示室内は、とくにパンフレットとか見取り図をもらえないので行き当たりばったりに歩くしかありません。
方向音痴には難しい〜同じ部屋に何度も戻りながら中を迷います。
この部屋は地味だからか人が少なかったけど、何枚ものガラス張りに紫陽花が映されたものが重なっていて幻想的でした。

インスタ映え?1番人気のようにみえるランプの部屋。すぐ入れました〜
入るタイミングによって、もっとカラフルなときや暖色系の色になるときも。


打ち寄せる波に癒される部屋もありました。

部屋の真ん中にヨギボみたいなクッションがたくさん置いてあり、大人が身を沈めてまったりしていました。
私もしばしゆったり〜波の音にこんなに癒されるとは。

しばし休憩のあとに、こんな遊べる部屋もありました。いい歳した大人が遊んでおります…


公園みたいなゾーンは他にも。
大きな滑り台をすべると、花などの映像が変化する展示がありました。

花火が上がりました!
こちらの滑り台、かかとを浮かせて滑るよう指示されるのですが、腹筋が壊滅的に無い私はその姿勢が維持できず、ズリズリと滑る不恰好なことに…もちろん花火も上がらず。

お絵かきした魚を水槽の部屋に写してもらえる展示もありました。
さて、私と旦那の魚介はどれでしょう

どうしても「私はうなぎ!」が目立っている…
その下にはアナゴさん。
子供だけでなくて、大人が必死でお絵かきしてるのが印象的でした。

チームラボの光と音楽と色に酔いました。
夢中で歩いて遊んで、あっという間でした〜

MORI Building DIGITAL ART MUSEUM EPSON teamlab☆ Borderless
@お台場パレットタウン


ぐるっとパス2018の旅【30】横浜みなと博物館/日本丸

2018-08-19 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
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これは、東京在住 アラサーOLが、ぐるっとパス2018のチケットを有効期限のその日まで、どれだけ活用できるかという静かなる戦いの記録である。
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少し前に訪れた記録になります。

歴史博物館を出て、海の方へ。
横浜みなと博物館へやってきました。

芝生広場に沿って、半月状の建物でした。
さっきの歴史博物館の建物が重厚感たっぷりだったので、拍子抜け(失礼だ)

そして展示は、港町の歴史や船の模型などいろいろあったのですが、早く日本丸に行きたくてかなり早足で通過してしまいました。ごめんなさい。
だってこれ、、、中に入れるなんて。
絶対面白いでしょ。

というわけで、帆船日本丸へ。
私が生まれた頃に引退した練習帆船。
地球何十周分もの距離を航海したそうな。
とりあえず行きますよね 操舵室。

ひとりで行ったので、船長なりきりショットが撮れなかった〜
この帆船は昭和5年に作られたものらしいので、今のものとは操縦技術とか設備とか全然違うんだろうなぁ。
ちょっと調べたら、現在はこんな丸いものではなくて、飛行機のコックピットにあるみたいなハンドルでした。なんかイメージ違う。。


ちょっと気になる調理室。
予想通り?給食センター状態でした。
すごい釜…味付けや煮込む時間の感覚がまったくわからない。
料理は嫌いじゃないけど、大量の食事の支度に追われる様子が想像できて、ここでは作れないわ と思いました。笑

廊下はこんな感じ。せまい〜

ところが!
船長室などがある前の廊下はこんな感じ。

こんな所にも違いが。
沢山の命を長い期間中ずっと預かる責任者として、こういう待遇で特別な存在にされていたんですね。

下々の者(練習生)はこんな8人部屋で寝起きしたようです。

ベッドの幅は65cm。小さい!
わてしここじゃ絶対眠れない…


帆船日本丸、ボランティアさんの活動によって年に何回かは帆を全て広げてその美しい姿をみれるそう。
パンフレットの写真だけみましたが、すごくカッコよかった。横浜までまた見に行きたいと思います。

帆船日本丸・横浜みなと博物館
600YEN→ぐるっとパスによりFREE!

ぐるっとパス2018の旅【29】神奈川県立歴史博物館

2018-08-19 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
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これは、東京在住 アラサーOLが、ぐるっとパス2018のチケットを有効期限のその日まで、どれだけ活用できるかという静かなる戦いの記録である。
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少し前に訪れた記録です。

ぐるっとパスの旅2018もそろそろ有効期限…
やはり2ヶ月というのがなかなか難しい。
この日訪れたのは神奈川県立歴史博物館〜

建物が港町ヨコハマです。
中はけっこう古さを感じます…公立の施設って感じ。

この手の博物館らしく、旧石器時代から始まり、時代の順に展示が進むパターン。
鎌倉幕府についてや、横浜開港(鎖国)についてが詳しいのは神奈川らしいところですね。

展示室には常設以外に「トピック展示」がありました。
私が訪れたときは歌川広重の『富士三十六景』のうち13点が展示されてました。
馴染みのエリアばかりで興味深く拝見。
まず、目録自体がすごくきれい。おしゃれな枠組みに、扇に富士、季節の花がたくさん描かれてます。
『雑司かや不二見茶や』では、田畑が広がり遠くに富士山が見えるひらけた場所に茶屋があり、女が2人休憩しています。
楓、菊など秋の景色が美しい一枚でした。


神奈川県立歴史博物館
300YEN→ぐるっとパスによりFREE!

ねこ画展 〜ねこ画から生まれた愛おしい世界〜

2018-08-19 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
猫好きだけど、ペット不可の賃貸住み。
地域猫が多いエリアなので、合うと触らせてくれる猫さんもいますが、やっぱり溢れる猫様へのこの想い…というわけで、東京ドームシティへ「ねこ画展」を見に行ってきました。

入口がわからずウロウロ。ありましたー

近所なのでよく買い物しにウロウロしてますが、こんなスペースがあるのは知りませんでした。
猫を多く描くイラストレーター、画家、写真家の作品が大集合していました。
ひとつ言えることは、どの猫もかわいい!

ねこまき氏の描くほっこりした動物と人の日常

おじいさんがいい味出してます。肌色の肌着をきてるから、犬猫からは『はだいろ〜』と呼ばれています。
あ、柴犬も大好きです。。このイラストの世界に入りたい…

クラミサヨ氏の描く緻密な線画は時間をかけて見入ってしまいます。

遠くからみるとペイズリー柄か何かのデザインかと思いきや、近づいてみると様々なモノや生きものの組み合わせになっていました。
絵本の世界に出てきそうな小人?も。
不思議な存在感、神秘的な感じが、いかにも猫。
塗り絵本を出してる方の作品でした。
たしかに、いろいろ塗り分けるのが楽しそうだー

名画に猫が入る、リアルメトロポリタンミュージアムがありましたよ!
子供の頃みんなのうたで見て、恐怖の底に落とされたあの世界…女の子が夜のメトロポリタン美術館で遊ぶうちにいろんな展示物がわちゃわちゃ動き出して…最終的に女の子が絵の中に入っちゃうという、怖すぎるうた。

なんの絵に入っているのかというと、大好きなフェルメールの絵でした!
目羅健嗣氏によるMERANO MUSEUM

これは、真珠の首飾りを合わせてみる絵では。。
この絵では、首飾りではなく猫さんをぷらーんと掲げています。
作品のタイトルをみると『猫干しをする女』
猫干し…?笑

フェルメールの作品としては、ほぼ同じ時期に描かれたこちらの絵にも猫さんが入ってきてました。

空の天秤を持って佇む女の絵でしたが、猫じゃらしで猫さんと遊ぶ絵になってしまいました。
タイトルは『猫じゃらしの日』
女の背後にかかっている絵も、猫の絵に変わっています。猫だらけ。。

ぱっと見では猫が目立たない絵もありました。

元々の絵『赤い帽子の女』でも、手前に描かれた椅子の背もたれはライオンの彫刻が施されていましたが、この絵では猫の肉球が彫り込まれた随分かわいい椅子になってしまいました。
女の肩には背後霊みたいに猫さんが乗ってるし、奥にも猫さんがいるし、置かれた瓶?も猫柄。
タイトルは『猫まみれの赤い帽子の女』

フェルメールといえば、10月からのフェルメール展楽しみです。
作品は過去に見たことあるのとかぶってるし、自分の1番好きなデルフトの眺望はやっぱりこなくて残念だけど、久々にフェルメールの絵が見れるとあってわくわく!
よく企画展の宣伝文句で、『☆☆点が一同公開』とか言われても何も感じないのですが(だってそれが全部好きとも限らないし)、フェルメールに関しては残された作品が少なく、その全部をじっくり見たいと思っているので、8点が揃うという今回の企画展はとっても魅力的。

話がそれた。。
ねこ画展、猫好きにはたまらん展示でした。
最後の物販も、猫グッズや本がたくさんあり長居してしまいました〜一緒に行った妹(猫飼い)はいろいろ買ってました。
あー猫飼いたい。

「ねこ画展」東京ドームシティ
〜2018/7/8 会期終了 1,300YEN

ぐるっとパス2018の旅【28】東京国立近代美術館

2018-08-19 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
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これは、東京在住 アラサーOLが、ぐるっとパス2018のチケットを有効期限のその日まで、どれだけ活用できるかという静かなる戦いの記録である。
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かなり前に訪問した記録です。

工芸館を出て、そのまま本館である東京国立近代美術館へ「所蔵作品展 MOMATコレクション」を見に行きました。
ここは昔からずっと好きな美術館!

春先だったからでしょうか、こんな華やかな屏風が目に入ってきました。

『花の夕』 船田玉樹 1938年
近代アートのアクションペインティングでできた色の染みみたいな花が画面からはみ出ていて豪快です。
枝と花の向こうに、グレーの月が見えます。
枝の感じとか、屏風仕立てのところとか、色とか、作品から受ける印象が和だったり洋だったり不思議な作品でした。

屏風ではこちらも

『木の間の秋』下村観山 1907年
スマホで撮ってるためガラスの反射で汚くなってしまった…

自分でも笑えてくるけど、ほんとこういう絵が好きです 私は。
日本らしい秋の風景(草花)って美しい。
そして、こういうシンプルな線と抑えた感じの色がまたいいなぁ
画面は金なのに、なぜか派手さが無いのです。

木版画で、好きな時間を描いたものがありました。

『夜の池之端』伊東深水 1921年
こういう街かどの風景も版画にしていたんですね。
夜、といっていますがまだ陽がほんのり残っていて、光と闇の交代の直後という感じ。
家や店に灯りがともって、星と月が降りてくる時間は、1日のうちで好きな時間です。

さて、外に出たら。

完全なる夜になっていました。三日月が近代美術館の上に輝いていました〜


東京国立近代美術館
「所蔵作品展 MOMATコレクション」
私がみたもの→ 〜2018/5/27会期終了
2018/6/5〜9/24 もコレクション展開催中です
500YEN→ぐるっとパスによりFREE!

ぐるっとパス2018の旅【27】東京国立近代美術館 工芸館

2018-08-14 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
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これは、東京在住 アラサーOLが、ぐるっとパス2018のチケットを有効期限のその日まで、どれだけ活用できるかという静かなる戦いの記録である。
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かなり前に訪問した記録です。

東京国立近代美術館 工芸館へ、「名工の明治」を見に行きました。
職人への憧れが強めなわたくし。
きれいとか素敵とか感じると同時に、わかるはずもないのに「どうやって作ってるんだろう」が止まりませんでした。

目玉は展覧会チラシにも印刷されている『十二の鷹』鈴木長吉 1893年 東京国立近代美術館 工芸館蔵

写真撮影も可とあって、たくさんの人がカメラを向けていました。
丸い棒に留まっているのがすごいと思ったら、足の裏から柱を通しているんですね…そりゃそうか。

個人的には、展示室後半の和室に磁器陶器を並べたスペースがすごくツボでした。
すっきりした和室に、ぽつんぽつんと配置された大皿や鉢など。
枯山水庭園みたいな空間でした。


東京国立近代美術館 工芸館
「名工の明治」〜2018/5/27会期終了
250YEN→ぐるっとパスによりFREE!