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ヴァンジ彫刻庭園美術館 1

2018-09-19 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
前から行ってみたかった、ヴァンジ彫刻庭園美術館へ行ってきました。
三島駅から無料シャトルバスで20分ほど。
「クレマチスの丘」と名付けられたエリアに、3つの美術館と1つの文学館、6つのレストラン・カフェ・ショップ、そして一年中クレマチスその他の草花が楽しめる庭がありました。

バス停からまずチケットカウンターへ行き、お目当ての2館共通券を買いました。

さっそく、お目当てのヴァンジ彫刻庭園美術館へ!
謎の男の人も、美術館に向かって歩いています。
歩いているというより…建物に向かってなにか言ってる??


広い庭を抜けると、見えてきました!
現代イタリアを代表する彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの作品を中心に、企画展示も行う美術館でした。誰だろう…ヴァンジさん…
かなり広範囲に散らばった石の庭が、どこかの惑星に来たような感じ。


平日の朝イチに行ったので、人がいない!
けどさっきの謎の人といい、ここにも謎の人が。
美術館には、こんな泥棒みたいなことしなくても入れますぞ〜


ヴァンジ氏がどんな作品を作る人なのか全く知らないまま来ましたが、雰囲気がだんだんわかってきたような。。
これなんかは、私のような凡人には思いもつかないヴァンジワールド

「チューブの中の女」ジュリアーノ・ヴァンジ 1967〜68年
なーんーでーそんなとこに入りました?!しかも真顔で…そこ、落ち着く?

あたあた…あたまがぁー
つかえてるよぉー 背筋ピーンてできないよー

「立方体の中の男」ジュリアーノ・ヴァンジ 2006年


このまま可笑しなヴァンジワールドでいくのかと思いきや、こんな、、絶望

「耕された土地」ジュリアーノ・ヴァンジ 2006年
何もなくなった世界で途方に暮れているのかと思ったけど、タイトルからすると、耕作が終わって疲れているところでしょうか。それとも、たくさん収穫できる土地でありますように、というお祈り中?うーん、そんな風に見えない。



一番のお気に入りは、
「歩く女」ジュリアーノ・ヴァンジ 1993年
さっそうと歩く女の人の晴れやかな表情が清々しい。
着ている服がサラサラとなびいて、身体にまとわりついています(でも彫刻)。
それなりのスピードでどんどん歩いているようで、勢いを感じます。かっこいい彫刻って、地面に落ちた影もかっこいいのですね。



年代で作風が変わるというよりは、作品によって違う人が作ったみたいな印象を受けました。

全体的にツモリチサトのマネキンみたいな…人の身体のかたちがちょっとおかしめな感じ。
胴が長い 顔のエラが全くない 目が離れている
後頭部が伸びてもはや宇宙人みたいetc
独特の世界観に少し笑えるところも。

美術館の傍から外に出ると、クレマチスガーデンがありました。
きれいに整備された敷地に、庭木と彫刻が。
池にはハスの花が咲いていました。天気に恵まれてよかったです。

庭は結構広いので、花を見ながらはじからはじまでゆっくり歩くと30分くらいかかります。
ベンチが所々にあるので、写真撮ったり座ってみたりしながら、のんびり散策。

クレマチスは、時期によってみられるのが変わりますが、一年中楽しめるように栽培されていました。

この時点で「遠かったけど来てよかったなぁ!」と大満足。
でもここ、まだまだステキな所がたくさんありました。

つづく

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