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オルセーのナビ派展

2017-03-02 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
三菱一号館美術館へ、「オルセーのナビ派展」を見に行きました。


オルセー美術館展かぁ
寒い冬に印象派の明るい絵を…
と思ったら、想像以上の優しく明るい色合いの絵がたくさん。
ナビ派は、ゴーギャン以後のポスト印象派に位置付けられる芸術集団。
見ごたえもあって、大満足でした。


絵はベタッとした感じ。
べたっと塗り塗りしたような、ムンクの絵みたいな不気味な感じもありつつ
色使いがきれいで可愛くて、なんだかほっこりする絵が多かった。
ミルキーなピンクと水色とか、
すこし濁ったオレンジと緑とか、
色の合わせがすごく可愛い。

絵に描かれてるものも、女の人とか、庭とか、きれいなんだよなぁ。
日本画のように屏風に仕立てたものや、掛け軸に見立てた連作など、
きれいでかわいいから、飾ってね〜
っていう感じ。

とくに印象に残ったのは、モーリス・ドニ ミューズたち
庭でくつろぐ女の人たちが、木々の合間に見える絵。

黄色い葉と、地面に映る赤い影。
使ってる色は抑えめなものばかりなのに、すごく装飾的な絵だ。

装飾的といえば、入ってすぐのこの絵もおしゃれだった。

ポール・セルジェ にわか雨
雨粒がストライプみたいにそのまま画面に残されていて、柄のよう。


最後には安定の、ルドンのグランブーケ!
発光してた!

絵の前に立って、これなんだろう?とか思って時間が経つことは多々あるけど、
もっと感情のところで、絵の前から離れがたい、というのはなかなか無い。
また見たいなぁ。

オルセーのナビ派展@三菱一号館美術館
〜5/21 大人1,700YEN
東京駅を丸の内側に出て5分くらい

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オルセーのナビ派 (desire )
2017-04-22 14:00:54
こんにちは、
私も『オルセーのナビ派展』を見てきましたので、画像と鑑賞レポートを読ませていただき、この美術展の名品を見た感動を再体験することができました。ナビ派の画家たちは、ゴーガンから影響を受け、ゴーギャンの「総合主義」の美学を、一般の人に馴染みやすいものに変革し、親しめる作品、心休まる作品、売れる作品に具現化していったのを肌で感ずることができました。特にモーリス・ドニの作品は、装飾性に富んだ叙情性豊かな象徴的表現が魅力的で、神話をテーマにした『ミューズたち』でも日常的な現代性を感じさせ、明確な輪郭線で囲まれた平面的かつ装飾的な色彩感覚とは動的な表現は魅力を感じました。、ナビ派に関係して展示された板ルドンの「グランブーケ」は、パステルで書いたと思えないほど色彩の美しさが素晴らしく、私が観た画切りではパステル画の最高傑作と言えるのではないでしょうか。
私もこの美術展で観た作品に今まで見たナビ派の傑作と言われる作品を加え、ナビ派の芸術運動の全貌を見ながら、ナビ派の芸術運動の本質と美術の歴史に残した意義を考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。内容に対してご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。




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Re:オルセーのナビ派 (sweetpea_23dec)
2017-04-24 00:21:08
desire様
初めまして。コメントありがとうございます。
普段コメントなんて付かないブログで、ひとりひっそりとやっていたもので、気付くのが遅れ申し訳ないです。
オルセーのナビ派展、行かれたんですね!
私はアート好きですが美術史をきちんと理解してるわけでもないので、行くまでは印象派の企画展くらいにしか思ってなかったのです。お恥ずかしながら…
でも実際に展示を見て、明るい色使い、現代人の目から見てもおしゃれな構図など、すっかり楽しんでしまいました!
今のところ、2017年企画展満足度ランキングトップ5に入っております。

desire様もブログされてるとのこと、見に行かせていただきます。駄コメントをするかもしれませんがそのときはご容赦ください。
ではまた。
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