Happy go Lucky

美術館・ギャラリー・撮った写真や好きな絵、そしてひとりごと

新月に踊る

2006-03-24 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
絵いっぱいに塗られているのはです。
これは太陽の赤なのか、興奮の赤なのか、愛情の赤なのか……

鳥が飛び、人も飛び、下のほうでは男女が抱き合って(踊って?)います。
女性や花束の深い青は夜空
鳥が持っている黄色いモノは月のようで、絵のあちこちが黄色に染まりつつあります
よく見ると、右下で月がろうそくを持っています
(がしかし後ろの太陽のあまりの強さに目立たないー!!)

これはヴァンスの新月という絵です。

この日を境に月はどんどん満ち、それに影響されて、潮の流れも人間の身体も変化します。

これら全ての、奇跡みたいな関係を考えずにはおられない幻想的な絵です。
面白い。


 ☆☆☆   マルク・シャガール 「ヴァンスの新月」 1955~56

東山魁夷せとうち美術館

2006-03-20 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
東山魁夷せとうち美術館に行ってきました!
保管されている魁夷の作品のうち、月や星を描いた作品を選んで
霧深き日本の山々をめぐる 月光/夜空に瞬く星たちの宴
という作品展をやっていました。

部屋は大きめのものが一つだけで、吹き抜けになっている2階にはデジタルギャラリーがありました。
小さい美術館だし料金も安くて(300円☆)、地元の人も気軽に来てる感じ。
建物のすぐ前は瀬戸内海で、横には瀬戸大橋が岡山に向かってぐんぐん伸びてます。

いろいろなところを旅して、いろいろな人とであったり別れたりしながら、
丹念に色を重ねた作品が並んでいました。


テーマ作品展 №4 霧深き日本の山々をめぐる・月光/夜空に瞬く星たちの宴
香川県立東山魁夷せとうち美術館 ~4/2(日) 

地Chi中Chu美Art術Mus館eum

2006-03-18 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
香川県直島町にある、地中美術館に行ってきました
直島行きのフェリーは日に10本も無い少なさ。。。
そして港からちょっと離れてる場所。。。

天気が悪かった&風邪ひいてたので、行くだけで疲れてしまいました

美術館の建物は冷たい感じのするコンクリート?
建築をやってらっしゃる方はいろいろ思うところがあるのかもしれませんが、
私にはよくわからず…展示室の入り口がよくわかんなくて迷ったし…

モネの睡蓮が真っ白い空間に静かに並んでいたのが、
印象的でした。
地下2階なのに、外の光で展示してた。
ふんわり、やわらかい空間でした

凝ってる感じはするけど、作品数ちょっと少ないかな…(>_<)
屋外展示を回ってないせいかもだけど。。

だって寒かったんだもん 雨降ってたんだもん…

うーーん あれで2000円かぁ
そんな感想。
次は天気&体調が万全のときにいきたいですっ!!

夢の中から みつけた街

2006-03-05 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
初めてワタリウム美術館に行ってきました!
しかも先輩といっしょに☆ 
いつも一人で美術館に行く私としてはかなり珍しい出来事&一緒に美術とか見てみたかったお方だったので、ワクワク

見てきたのは写真展。現実にありそうでない風景・表情を捉えた作品が並びます。
最初に開催中の企画展を調べてたときは
マグリット、マンレイ、ウォーホル、キースヘリング…などのビッグネームで目が止まったんですが。

わかった。
私は詩っぽいのが好きみたいです。
想像してお話が作りやすい作品に惹かれる傾向発見。

一番想像力が働いたのは、島袋道浩の作品でした。
一日のはじまり、私たちの意識はどこにいくんだろう??

…わたしはこれを「夕方」に勝手に置き換えて見てました。
朝焼けと夕焼けは色とかちょっと違うけど、出来事としては同じだと思うし。
夕方のが好きだし。考え事とかしちゃうし。

お気に召すまま、想像の中で街を歩いてみてくださいな

I Love Art8 写真展
夢の中から みつけた街 @ワタリウム美術館 ~6月4日

アートと話す?

2006-03-03 | 【アート】美術館・ギャラリー・レビュー
オペラシティアートギャラリーで、

アートと話す
アートを話す
~バウハウスからコンテンポラリー~

を見てきました!

わたしゃ秋くらいからすっかり現代美術に染まっております

この企画展では、チケットを買うとワークブックを貸してもらえます。
作品の写真入り(文字少なし!)で、作品について簡単な質問が並べられており、鑑賞のヒントになります

現代美術って、部屋いっぱいに布がピンと張ってあるだけ とか、金属の塊がどん!!
っておいてあるだけとか、なんかとっても不親切な気がしてしまうのですが。
この企画展は、そんな風に作品の前でボーゼンみたいなことにはならないと思う。

現代美術=意味不明・ひとりよがり
って印象を……完璧に拭い去ってはくれませんが、作家との距離がすこーし縮まる感じ。


先日千葉市美術館で見て印象に残っていたシルヴィ・フルーリー、いました!!
ポップな雑誌のデザイン、疾走感あふれるモチーフのジャンパー、うっとりしちまうオーラソーマ、ビデオ作品。。。

何がアートで、どこにぴんとくるか、ぜーんぶ自由なんだ
ってことを教えてくれる展示です。
ぜひどうぞ★☆


アートと話す アートを話す ~バウハウスからコンテンポラリー:ダイムラークライスラーアートコレクション
オペラシティアートギャラリー ~3月26日