
手芸を愛好しているワタシが、ちょっと悲しい体験をしたお話です。
先日、ワタシは空き家のお片付けボランティアを体験しました。
我が家を片付けられないワタシが、人様のお宅をね~と、亡き母にブツブツ言われそうですが

そのお宅は、お子さん達は皆独立。
ご主人を亡くされた後、老婦人の独り住い。
時々ヘルパーさんが訪問していたそうですが、認知症が進行し、施設に移られたそうです。
あ~もったい無い!
まだまだきれいな住宅ですよ~
ということで、空き家を借り受け有効活用!
詳しいことは分かりませんでしたが、このお宅のひと部屋を「誰もが立ち寄り、井戸端会議ができる場」として開放するそうです。
老婦人が使用されていた部屋を、そんな場にするべくお片付け…なんですね~
ワタシの母世代と同じかな?戦争を体験したもったい無い精神があるようで、服や靴、バッグ等年代物の数々。タオルの山。
キッチンには、未開封の賞味期限切れの調味料。店屋物で増えたのか、大量の割り箸やおしぼり等。
家主がいない今となっては、これらは不要品です。
そして、手芸をご趣味にされていたとかで、出るわ出るわ布、毛糸、様々な副資材。
そして、完成品の数々
手芸の雑誌やテキスト。
この手芸関係は、ワタシも吟味させていただき、使える物と処分する物に分けました。
残念な事に、使える布は殆どありません。
シミ、カビ、時代を感じさせる匂い…
完成品もしかり
保管の悪さかシミが出ていました。
主にアクセサリーを作られていたようで、きれいなハンカチから作ったブローチはとても可愛く、シミが無ければフリーマーケットに出品出来たのではと、残念です
差し上げるのも楽しみだったのか、ケースや袋もたくさんありました。
認知症にならなければ、まだまだ手芸を楽しまれていたことでしょう。
処分の対象となった物も、活用していたかもしれません。
婦人百貨からすてきにハンドメイドまで、ズラリと積み上げられてたNHKのテキスト本。
長年の愛読書だったようです。日当代わりに一冊いただきました
ちょっと切なく悲しい気持ちになりながら、何か使い道は無いかと考えながらの作業でした。
そして、これを自分に置き換えてみたり…
***
ワタシの母、今のワタシと同じ年齢で半身麻痺となりました。
以後、趣味だった針仕事が殆ど出来ず。
亡くなる数年前は、針すら持つことも出来なくなりました。
実家には、このお宅と同じように生地や毛糸がたくさんあります。
我が家にも、ワタシの趣味の物がたくさん。
これら、ワタシが使えなくなったら、一気に不要品!
家族の誰かが、せっせと処分するのかなぁ
なんて考えたら、ボヤボヤしていられませんね!
使いたくて集めた物ばかり。
健康なうちに、手先が動くうちに、何とかしないといけません!
そう、捨てずに何とか…
使い切りのスピードアップ
何も考えず、とにかく作れば良いのです。
でも、やっぱりあれこれ考えて作ることを楽しみたい。
減らない布山を眺めて、妄想ばかりがスピードアップのワタシです。
来月は、生協のお仲間さんを集めて手芸カフェを開催します。
恒例になってくれれば…
部活みないなノリで続けられたら…
1人で黙々手芸も、たまにはワイワイ手芸で気分転換といきたいところです。
長々お読みいただき、ありがとうございました。