拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 義父の同窓会

2013年06月09日 | ヨーロッパの風
  今朝、義父(83歳)から聞いた 彼の同窓会の話。

  毎年行なわれている同窓会 去年は行けなくて 先週行なわれた同窓会に2年ぶりに 参加した義父は その時の模様を痛々しげに話してくれた。

  同級生のうち すでに13人は他界し 集まった男達11人も 腰痛やら 膝痛やら 体の故障のないのは 義父を含めた3,4人の同級生のみ。
  それでも昔なつかしい思い出に 話が彈まろうとしている時 義父の隣に座っていた友人が 突然、用を思い出し すぐ戻ると言って
  外出したっきり 一時間半たっても戻らない。 全員 手分けして探したが見当たらないので 彼の奥さんに電話連絡したところ
  警察に保護されていることが わかった。

  その友人は 車で帰宅しようとして 高速道路にはいったのであるが、どうも方向を勘違いしたと思い込んで Uターンして走行したという・・・・
  高速道路を・・・。  そう、高速道路でUターンして ながーいトンネルを 幸運にも無事抜けた・・・という話を聞いて ボクはゾッとした。

  そのトンネルは ボクもたまに走る高速道路で 正面から対向車が走ってくるなどと 今まで一度も想像したこともなかった・・・・
  けれど これからは 前方も注意する必要が あるのだ!・・・と心底驚いた。 そしてその話は翌日の地元新聞にでたそうだ。
  義父の友人は認知症だった。

          

  


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