拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  還暦ギャラリー『森』 〜 写真家の財産

2022年10月08日 | 必撮無眼流

  昨年の引越しで相当の写真を断捨離し、齢(よわい)70になってみれば日本であればともかく、

  『写真後進国』スイスでの写真活動の縮小は仕方ない・・・と思う今日此頃、であればこのブログの副題が

  うまい具合に『森羅万象』…と謳っているのであるから、『還暦ギャラリー森(シン)』という新たなシリーズを立ち上げ

  未発表作品などをいくらかずつ発表して行きたいと思う。

 

  

  その初めにこの写真↑(1980年)を選んだが、これは私が初めて行った個展『骸骨人』というタイトルの自写像作品を

  京都の飲み屋『聖家族』で行った際、大阪からたまたま来た写真家・有野永霧さん(写真右側)が立ち寄ってくださり、

  感想ノート1ページ全面に激励文をしたため最後に『写真家はネガだけが財産』…であると文章をまとめていたのが

  未だに強く印象に残っていたからだ。

  

  私はその後、あっちにウロウロこっちにウロウロしていたが、有野氏は写真道一筋を貫き通し、数々の写真集を発表し

  後に大学で教授として写真を教えていたようだ。

  

  残念ながら酒の飲めない私は、『聖家族』のオーナーのオヤジさんには愛想のない青年であったであろう。

  セルフポートレートのタイトルは『骸骨人』で、その頃から自分の中に『もう一人の自分』のようなものを

  感じていたのだろう…か。 今は自称『馬骨』と名乗って、どこの馬の骨だか・・・。

  

  


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