拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

ホコリ多い仕事

2010年03月19日 | インポート

 本日は晴天なり、しかも気温が16度もあったようだ。

 今週あたりからボクのお仕事は忙しくなる。ホコリ多い仕事と、言葉を濁していたが、早い話<引越し屋>であるのだ。それも西瑞と日本の間の引越し。つまり海外引越し。それだから新年度がはじまる4月に合わせて帰国する日本人が今月末は毎年のことながら結構多い。

 引越しの好きな人間なんてあまりいないと思う。ボクも自分の引越しであったら多分ウンザリしてしまうと思うが、これがどうして他人様の引越しで、仕事ということになるとなかなか面白い・・・のだ。

 一度国連機関のトップにいた人の引越しをした時、話をする機会があって<引越しの仕事は面白いです。>と言ったら
、どういう意味で笑ったのか詮索する気もおきなかったが・・・ボクが面白がっている事が理解してもらえなかったようだ。 まあ、どちらかと言うとそれが真っ当なリアクションだと思うので、ボクはなんとも思わないが。

 以前やっていたガイドの仕事より面白いと感じるのだが、その理由のひとつに多分チームプレーという事。仕事が終わった時の充実感がどこかスポーツの爽快感に似たものが確かにあると思う。それと普通の引越しと一番違うのはきゃくの所持品をほとんど梱包する・・・作業があり、それが仕事のメインであるという事。つまり、梱包の作業には職人的感覚が要求される部分があって、ただ単に梱包するのではなく、より適切、無駄なく、綺麗に、素早く梱包することを目標にすれば自ずと工夫する気持ちが起きて、その工夫が楽しい・・・実に楽しい、仕事で美味しい部分なのだ。

 しかし、ボクは立場的に一応、現場監督的役を仰せつかっているため、その工夫に没頭してばかりもいられず、チーム全体の動き、対客のリアクションを見ながら先を読みつつ・・・というのもまた面白いところでもある。
 明日も一つ、大きな引越がある。お楽しみ!


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