拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

『マスク』が意味するもの

2020年09月18日 | 観自在

コロナ感染がここスイスでも少しず広がっている。

店内、公共の乗り物、屋外でも大勢が集まる場所…などではマスク着用が義務付けられて、マスク姿がここヨーロッパでも日常の風景になってしまった。

今年の3月以前にはヨーロッパ人の『マスク着用』など考えられないことであったのに・・・

しかし、この想定外の出来事を不安に指をくわえて怯えるばかりでなく、禅者としての一句が日の昇る国あたりから聞こえてきてもいい頃だと思うのだが、一向に聞こえてこない。

で、馬骨に言わせることにした。

 

馬骨曰く、『 世界中の人間がマスク着用・・・これは世界中の人間に禅の公案、つまり禅問答の問題を投げかけられた・・・に他ならない!!!

これは世界規模(禅問のグローバル化)の禅問答なんだよ!』

 

以前このブログにコロナ騒動で2ヶ月近く自宅自粛があった時ボクは『万事休す』という言葉を使ったけど、文字通り『万事休す』こそ『脚下照顧』であり『マスクの意味』なのだと思う。

『マスク』はお喋りな『口を閉ざす』象徴で、その『一黙』は『深い呼吸』でなければならず、その呼吸がのぼせた人々の『頭を冷やす』最良の方法であることを人は知る時期なのだ。

    『維摩の一黙』ならぬ 『馬骨のフルフェイス•マスク2020』


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