『 広める広めぬ、じゃないんだな。皆が知ってなくちゃならぬ、というわけだ。
広める広めぬというと、なにか人為的でだな、厭なものを教える、ということになるかも知れぬけど…そうじゃなくしてだね、
そういうものを、みな世間の人が知っていなくちゃならぬ。それには宝の持ち腐れじゃ困る…ということになりますな。』・・・鈴木大拙
この言葉は『禅』を世界に広めた禅者・鈴木大拙のことば。
『宝はここにあるぞ!!!』と、世界中の人々にその存在を知らせるために、命の限り叫んだ人・・・である。
『悟り』は人間にとって、かけがえのない『宝』であると言っている。
イジメや自殺など、目を覆う悲しい出来事が絶え間なく起こっているが
それを防ぐ近道は、自他共に救済しようとする『智慧と慈悲の発露』を促す『道』を幼いうちから歩むよう、大人が導くことだと思う。
『宝』である『悟り』の覚醒・・・に人を導くシステムを禅は完成させ、いかなるイデオロギーも『無』や『空』の前に無に帰すゆえに
いかなる処にも『禅は浸透する』。洋の東西、肌の色、年齢、性別・・・一切を問わない。
もともと『悟り』は『郷里サトリ』で、本来的に人間の『性』なのであるから、帰郷するのになんの遠慮があろう。
『衆生無辺誓願度』 『煩悩無尽誓願断』 『法門無量誓願学』 『仏道無上誓願成』
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