|
チェルシーVSバレンシア その4
Chelsea 1-1 Valencia
Wednesday, 4 April 2007
Stamford Bridge, London
Champions League quarter-final, 1st leg.
Chelsea (4-3-3):
Cech;
Diarra, Carvalho, Terry (c); A Cole
Ballack, Mikel (J Cole 73), Lampard;
Shevchenko Drogba, Kalou (Wright-Phillips 73).
Subs Not Used:
Cudicini, Makelele, Boulahrouz, Bridge, Ferreira.
Booked: Drogba, Diarra.
Goals: Drogba 53.
Valencia (4-4-2):
Cañizares;
Miguel, Ayala, Moretti, Del Horno;
Joaquín (Hugo Viana 86), Albiol, Albelda (c) Vicente (Angulo 57);
Silva, Villa (Jorge López 90+2).
Subs Not Used:
Butelle, Curro Torres, Nacho Insa, Pallardo
Booked: Silva, Albelda, Ayala.
Goals: Silva 30
奇跡を祈りたい。
チェルシーはCL戦線上、今シーズン初めての未曾有の大ピンチに陥った。
ホームでドロー、アウェイ・ゴールを1点献上してのドローだ。
メスタージャスタジアムがどういう雰囲気になるのかわかっている。
everyone knows it
もっともファンが苛烈なスペインリーグのホーム戦。
よほどのことがないと勝てないし、よほどのことがないと2点は取れない。
普通の予想ではセカンドレグは2-0。チェルシーは敗退するであろう。普通ではですからね。この試合にこそチェルシー・ギャラクティコとモウリーニョ・マジックに期待したい。
しかし、すごい試合でしたね。
ヴァレンシアもチェルシーも見事だった。両監督の采配がぶつかりあい、炸裂していたが、結果キケ・フローレスの鉄壁の守り戦術が功を奏した。キケ・フローレスの姿が3年前の自分とWったんではないですかね、モウリーニョさんは。
私の予想とは逆だった。ビジャが封印されていた。そのかわり、シウバとヴィセンテ、ホアキンが走り回った。秀逸なのはディフェンスだった。
チェルシーのMOMはディアーラですね。彼はすばらしかった。彼はヴィセンテをつぶし、アングロをぶちのめした。イエローもらっちゃったが、こういうプレイヤーでないとスペインの選手とは戦えない。
そしてなによりヴィセンテをつぶしたのが一番大きい。
ヴァレンシアはCBがアジャラ、モレッティ。鉄壁だ。サイドバックはミゲルとデル・オルノ。中盤は右サイドにホアキン、アルベルダは守備的選手。ヴィセンテは左サイド。彼は超パスのうまい男だ。トップはシウヴァとビジャ。シウヴァが左でビジャが右。
チェルシーは意外だったのがボランチがマケレレでなくミケルだったこと。カルーを左サイドのアタッカーに配してきた。この2つが今回のオプション。多分これはこの時点でのチェルシーのベスト布陣。もちろんロッベンが離脱していなければカルーでなくロッベンだったのだ。ここ以外はモウリーニョの考えるベストなメンバーが揃った。(エシアンがいるとまた形が違ったんでしょうがね。)
ご存知のように、シウヴァのアンビリーバブルなミドル・シュートが決まり、前半30分にしてチェルシーはエンジン全開にならざるを得なかった。後半お返しでドログバが決めるが、これはカニサレスのゴールキックをAコールがドログバにロング・フィードしたもの。ドログバが頭で合わせてカニサレスの頭上を越えた。カニサレスも自分が蹴ったボールがツー・タッチで戻ってきたから驚いたろうなあ。
チェルシーは攻めの形は作れていたし、後半は怒涛の攻撃だった。しかし敵の速い寄せにことごとく阻まれた。とにかく守りの寄せが速くて正確。
モウリーニョは後半にミケルを切って守備的選手を一人減らし、攻撃陣を追加投入した。それが今回話題のJコールとショーンWフィリップスだ。ショーンは右サイドに入り、Jコールは左サイドのアタッカー。ミケルがいない分ディアーラがすごくがんばっていた。
not completed
|
|