『共同通信 2014年5月1日』
『長崎大が福島に新支援組織を設置 帰還住民に向け』
長崎大(長崎市)は1日、東京電力福島第1原発事故からの復興を進める福島県を健康、医療、福祉、教育面から支援する新組織「福島未来創造支援研究センター」を設置したと発表した。長崎大は事故直後から広島、長崎の被爆者医療の経験を生かした支援を続けている。担当者は「今後、避難指示区域が解除されていく中で、帰還する住民への支援に力を入れたい」としている。
センターは、住民に空間放射線量や被ばく線量の数値を説明したり、医学生や看護学生が放射能について学ぶ研修会を開いたりする。センター長には山下俊一副学長が就任した。
『第二のロンゲラップ島としてのフクシマ』
今の日本政府(安倍晋三)が進める福島第一原発事故発生から3年後の福島県内の汚染地域への住民帰還ですが、これは半世紀以上前のアメリカ政府によるビキニ水爆から三年後1957年のロンゲラップ島民の悲劇の帰還とまったく同じ種類の話である。
100万キロワット級の原発が一日稼動するだけでもヒロシマ型原発3発分の死の灰が貯まっていく。
アメリカがビキニ環礁で行った大気圏内核実験では1000艘ほどの日本漁船が被曝したが、被曝の半年後に死亡したマグロはえ縄漁船第五福竜丸の久保山愛吉無線長のたった一人しか日米両政府は被曝を認めていない。
57年前アメリカ政府の『放射能は除染したから安全安心』との言葉を信じたロンゲラップ島民は生まれ故郷の島に帰還するが、28年後の1985年に放射能被害の酷さに耐えかねて全島民が再度移住している。
誰でもが持っている『自分たちの故郷に帰りたい』との素朴な住民の願いを利用した『悪魔の飽食』の人体実験であるが、間違いなく政府による極悪な犯罪行為である。
日本政府ですが過去の過ちに少しも学ばず、誤った歴史が何度も繰り返される悲劇なのですが、歴史修正主義と言うよりは、これは現実逃避による未必の故意の殺人に近い行為であろう。
『福島県立医大副学長の山下俊一』
山下俊一医師は、福島第一原発事故後の福島県の住民に向かって放射能対策で『笑って暮らすのが一番良い』などと語ったために、人体実験の関東軍の石井軍医中将やナチスの強制収容所医師メンゲレと揶揄されていて、一般市民の怒りと不安を増幅させている人物である。
日本のメンゲレ、山下俊一を組織のトップにすえた自称『支援センター』ですが、誰の為に何を支援する心算なのだろう。
レベル7のチェルノブイリ原発事故では、原子炉1基のたった1回の爆発で甚大な被害をもたらしたが当該原子炉は早期に石棺化され、以後の放射能汚染の拡大は阻止している。
福島第一原発事故は同じレベル7(最大規模)だが原子炉4基が同時に爆発事故などで暴走している。
爆発規模がチェルノブイリの10分の1程度なので、放射能が飛散した地域も自働的に半径が10分の1(面積なら100分の1)程度と小さいが、汚染した範囲が狭い分、逆に汚染濃度はチェルノブイリより高いと考えられる。
しかも大量に残っている核燃料の為に石棺化が出来ないので、現在も原発事故自体が少しも終わっていない。
レベル7の核事故は、現在も進行中なのである。
現在でも以前と同じで1基あたり1時間に7トン、1日当たりなら400トンもの冷却水を底が抜けた原子炉に注水して、大量の高濃度放射能汚染水を生産し続けている。(冷却を止めると温度が急上昇するので止められないのですが、崩壊熱だけなら3年前の数百分の1以下にまで低下しているはずで、発表されていない間歇的で小規模な再臨界が疑われる)
3年間も毎日毎日、放射能汚染水が増え続け小型タンカー一艘分もある1000トンの貯水タンクが2日半で満杯になるのでタンクを作り続ける必要がある。
汚染水だけでは無くて、今なお破壊された原子炉からは大気中に、放射能が漏れ続けていて、一向に終息の目途が立たないのですから最終的にはチェルノブイリ以上の被害が出ると予測されている。
『福島野菜 再び「同じ土俵」へ』准戒厳令下の日本
毎日新聞大阪本社版4月27日朝刊の1面と3面に『福島野菜 再び「同じ土俵」へ』とのタイトルの記事が掲載されているのですが・・・余りにも内容が物凄い。口が開いたまま呆れ果ててふさがらない。
何と、今の東京では福島県産の農産物が普通に取引されているらしいのです。単価も福島第一原発事故の前に近づいている。
一番驚いたのは、毎日新聞記事の中で原子炉が爆発して猛烈な放射性プルーム(放射性雲)が東京を襲っていた2011年3月15日にも福島県産農産物が東京に入荷していた事実が、逆の『良い意味』(正常な正しい行為)であるかのごとく描かれている。
何とも不思議な理解に苦しむ記事なのです。3年前に日本では大地震や大津波は起きたが、福島第一原発の大爆発などは夢幻、ありえない都市伝説であるとでも言いたいのだろうか。
大阪など西日本では福島県産などの表示がある農産物が店頭に並ぶことは普通なら考えられない出来事なのです。
火山学者の早川由紀夫群馬大学教授は『福島の農産物の生産や販売はオウムがサリンを撒いたのと同じ』と発信して批判されたが、少なくとも3年前の2011年3月15日に限ってなら早川教授の主張は完全に正しい。少しも間違っていない。
福島第一原発が爆発炎上して大量の放射性汚染物質を外部に放出している真っ最中に、あろうことか首都東京に農産物を何時もの通りに出荷したJA福島の行為は、猛毒のサリンを無差別に散布した破壊的カルト宗教のオウムと五十歩百歩、ほとんどテロ行為と同じである。
そもそも1ミリシーベル以上の地域は日本の法令では放射線管理区域として一般人の立ち入りは厳重に管理されている。農産物の出荷どころか管理区域内の物品の持ち出し自体が大問題である。
我が日本国ですが3年前の2011年3月11日の以後には、事実上憲法や法令、一般市民の基本的人権が一時的に停止される戒厳令とか非常事態宣言下に置かれているのである。
『西日本限定の大阪本社版記事』
毎日新聞社では大阪本社と東京本社があり、其々西日本と東日本と受け持つ地域が違っているが、地域限定のローカル記事以外は、通常は同一記事を配っている。
ところが4月14日付け毎日新聞夕刊で『失敗に学ぶ』、『福島原発事故が教えるもの』『自分で判断する人材を』で畑村洋太郎(政府事故調のトップ)が、『避難しないほうが7年も長生きする』との、とんでもないことを主張しているが、肝心の福島県とか東京など東日本に住む人は読め無い。
今回も同じで、そもそも原発事故以前から遠距離の西日本には福島県産の農産物などは『米』など日持ちするもの以外は売られていない。
生鮮野菜は鮮度が命なのです。
この毎日新聞の『福島野菜 再び「同じ土俵」へ』ですが、4月14日の『失敗に学ぶ』と同じで、本来『記事が正しい』と編集部が本当に思っているなら東日本限定の東京本社版に掲載するべき内容なのです。
ところが、4月14日の『避難しないほうが7年も長生きする』との驚愕記事は放射能汚染での避難とは無関係な、西日本の読者だけに配られていた。
2020年東京オリンピック組織委員会理事会の3月26日毎日新聞の報道が西日本と東日本との報道姿勢が対照的。東京本社版は『ヨイショ記事』だったが、大阪本社版の驚きの見出しは、なんと、『そんな悪くない未来』だったのである。
毎日新聞編集部の幹部連中ですが、彼等には自分たちが邪まな印象操作を行っているとの自覚(後ろめたさ)があるのです。
今度も、関係が薄い西日本限定だったのでしょうか。それとも東京本社版も報じていたのか。(東日本版は27日にカラー写真付きで大きく報じていた)
何れにしろ毎日新聞社はマスコミ(報道機関)ではなくて、山下俊一と同じで『放射能は安全だ』と宣伝している政府のプロパガンダ機関なのである。
『漫画にまで言論統制の波が、』
4月29日の毎日新聞記事によると、連載開始から30年、累計1億冊の人気漫画『美味(おい)しんぼ』での描写が風評被害だとクレームがついて騒ぎになっているらしい。
この漫画の描写ですが風評被害も何も作者が体験した事実をそのまま忠実に描いただけ。
肝心の毎日新聞など日本国の正規のマスコミが挙国一致の愛国的な言論統制(大本営発表)で、放射能の被害を何も報じないから、漫画での記載が問題視されているだけで、全ては事実なのです。漫画『美味しんぼ』のうりは、徹底的にリアルなこと。(マスコミ報道には無いが、ツイッターとかインターネットでは原発事故後の鼻血は多くの書き込みがある。またチェルノブイリ原発事故でも鼻血の報告例は多い)
福島県双葉町元町長の井戸川克隆氏が『私も鼻血が出ます。今度の立候補を取りやめたのは疲労感が耐え難いまでになったからです』と述べる描写があります。
『TBS(毎日テレビ)による言論統制紛いの悪質な印象操作』
5月1日夕方のTBSニュースでは漫画『美味しんぼ』を一方的に批判、視聴者が一見すると客観的な報道に誤解するように『医者の証言』とか『街の声』という形を使って、『福島では鼻血はない』との疑惑の報道を行っていた。
漫画『美味しんぼ』が風評被害を招く危険なデマであると一方的に断定する、客観的な報道とは言いがたい言論統制(風評被害狩り)である。
TBSテレビでは、若い女性に『父は福島原発に働きに行ってましたが鼻血なんて一切聞かなかったですし』と語らせたり、医師に『放射能と鼻血との関係は証明されていない』と語らせる手口の悪質極まる印象操作である。
科学的に『証明されていない』ことと、科学的に『無関係である』こととは同じではない。
(アメリカのビキニ核実験では、被曝と健康被害との因果関係が認められたのは久保山愛吉無線長一人。他の第五福竜丸の乗員も1000艘ほどの日本漁船の被曝も一切認めていない)
ましてや、匿名の原発作業員の一人が仕事の内容とか過酷さを家族に語ら無かった事実は、『被害が無い』ことを少しも証明していない。
『発言』自体は事実かも知れないが『発言』の信憑性は大いに疑問である。証明しているようで、何ら証明していないのである。
『TPOの不明な匿名報道は何かのコマーシャル(印象操作)である』
Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)というような、基本的な条件設定が無い場合には、それは科学的な意味がある情報(報道)ではなくて、何かを目的として情報宣伝(コマーシャル)である可能性が高い。
TBSテレビの報道にあるように過去形の『働きに行っていました』が正しいなら、メルトダウン事故以前の平和で安全安心な、古き良き時代の話であるかも知れない。
原発で働いていた時期が事故前か、あるいはメルトダウン事故の後かが大問題である。もちろん仕事の内容も大問題。
何も放射能被害に限らず、閾値以上の大線量では確定的に被害が出るが、閾値以下の低線量被曝では確率的に被害が出る。
全員が『同じ』では無い。被曝量が同じでも個人個人で『違い』が出るのである。
免疫力や感受性には個人差があるのでTBSのように一律に論じること自体が大問題、不真面目すぎるのである。
これは水俣病で熊本県民に『私も父も水俣湾は環境抜群で魚は大好きで沢山食べている』と語らせたり、イタイイタイ病で富山県民に『米が美味しい』と語らせるの同じ種類のインチキ手品なのである。
大気汚染による四日市喘息ですが、決して四日市市民全員が喘息になっている訳ではない。
どれ程公害病の実体が悲惨で有り被害の現実が酷くても、熊本県でも富山県でも三重県四日市でも同じで、大部分の市民は健康で普通の生活を送っている程度は誰でも知っている。
今回TBSは現実に被害を受けている人の話を聞かず(無視して)、被害が無い人の話しだけに限定して放送するなど、メディアとして単なる印象操作であり報道人として失格。ほとんど犯罪行為である。
『三重苦の自主避難者の悲劇』
福島県から関西地方に避難している人が家族に会うために帰郷すると『一人だけ逃げた裏切り者』扱いで顔を隠さないと道も歩けない。
本当は日本の『絆社会』の実体は恐ろしいのです。到底近代民主主義社会とは別世界。根本的な勘違いをしている。
科学の論文とかマスコミ報道なら客観的な『正確さ』は大事ですが、これ等とは対照的に小説とか漫画などの著作物では、『事実と一致するか』などは二の次三の次であり、少しも重要ではない。
創作物ではリアリティの有無では無くて、これ等は個人のオリジナリティこそが命ですよ。
筒井康隆の荒唐無稽なSF小説を『事実ではない』『デマだ』と非難する慌てものは世の中に一人もいない。
今回の漫画『美味しんぼ』を批判する行為が、いかに愚劣であるかは論を待たない。
そもそも、根本的な勘違いをしているのである。(漫画本もマスコミなど公共的なメディアだと思っているのだろうか)
『出る杭を全員で叩き割る、絆社会の無法国家ニッポン』
『コピペ』が悪いとの小保方騒動の理研の態度とかマスコミ報道とも共通する問題点ですが、科学的な客観的事実は『一つに対しては一つ』しかない。
マスコミの報道であるとか学術論文など、科学的な意味の『正しい』とは常に普遍的であり『同一』なのです。これらは同一でないと値打ちがゼロ。(少しでも『違い』があれば批判される)
ところが個人個人が『別々だ』(内心が違っている)と認めるのが民主主義の基本原則である。
これ等は逆に『同一』だと値打ちが低いのですが、漫画『美味しんぼ』を批判するマスコミですが、漫画や小説などが個人に属する『創作物(内心)である』との正しい現実認識が無いのでしょうか。
今の日本ですが、個人の人権が認められていなかった封建制度の江戸時代以前に先祖かえりしているのですよ。恐ろしい話である。
『つけ火して煙よろこぶ田舎もの』
100ミリシーベルト以上被曝すると放射線被害が全員に確定的に出るが、低線量被曝での被害は確率的に出る程度は常識の範囲であり、『俺は何とも無い。元気そのものだ』『だから放射能は怖くない』などは何の反論にもなっていない。
今現在でも小児甲状腺がんではチェルノブイリの何十倍の被害が出ているのは明らかな事実なのです。
今の科学技術では放射能の無毒化は無理なのですから、一般市民が被害を避けるには『逃げる』以外の方法が無い。
そもそも1ミリシーベルト以上の地域は小出助教がいうように放射線管理区域ですよ。
此処に今も数百万人もの人々が取り残されて生活している状況が違法なのです。まさに日本国は巨大な人体実験場なのです。
農産物の出荷どころか、我が日本国の法律では放射線管理区域からは何一つ勝手に持ち出すことは違法行為として禁止されているのです。国家ぐるみの違法行為が福島県など東日本で行っているのですが、全てインチキな擬装ですね。
『挙国一致の大本営発表を続ける、国家ぐるみの安全擬装』
放射能を測定する野菜は洗って綺麗にしてから、魚は汚染している内臓や骨をはずしてから筋肉部分だけを、プルトニウムやストロンチウムのアルファ線やベータ線を抜いて、核種をセシウムに限定してガンマ線だけを計量しているのですが、これは人間相手でも同じで不真面目な態度では一貫している。
ホールボディカウンターで内部被曝の線量測定を行っている理由とは、正確で厳密な個人線量が測れる尿検査(アルファ線やガンマ線も計れる)よりも、セシウムのガンマ線だけを計るホールボディカウンターの方が放射能の数値が低く出てくるからなのである。
今までの福島県の放射線量は、航空機による空間線量の測定値を公表していた。
ところが『放射線量が高すぎてて不都合』なので、最近に航空機の空間線量の半分程度に測れる個人の放射線バッチの測定値と置き換えている。
上空300メートルの空間線量なら誰が計っても同一で放射線量にばらつきが無い。ところが個人線量計だと設置する場所で大きく測定値が変化する。
放射線量が高い汚染している露地では無くて、綺麗に除染したコンクリートの上で計ると、当然数値が低くなる。汚染していても見かけ上は綺麗なのですが、ほとんど手品ですね。
今の日本ですが政府とマスコミ総ぐるみの手品によって辛うじて維持している擬装国家ですよ。本当はとっくの昔に崩壊しているのです。
まさに『国として3年前に終わり、今は惰性。』なのです。
『国はオリンピック、地方は祭りやイベントで浮かれて』本当の恐ろしい真実を一時でも忘れたいのですよ。
日本の右傾化で今にも日本が戦争するようなことを赤旗など日本の左翼が主張しているのも、意味は同じです。
恐ろしいので、真実を見つめたくないのですよ。
我が日本国ですが、確かに右傾化しているのは事実ですが、日本の左翼とか中国韓国などが言うような、敗戦以前の軍国主義とは全く違う。
完全に別物ですよ。口先だけで本物ではないのです。
去年2013年には日本国の殺人の件数がとうとう1000人の大台を割って、世界的に珍しい若者が人を殺さない国になっている。
戦争であるとか軍国主義であるとかは難しく考えるから本当の真実が分からなくなる。
一言でいえば人を大量に殺すことですよ。我が日本国は敗戦後、一貫して殺人が減り続けているのですよ。団塊の世代などの人を殺す中高年がいなくなればもっと少なくなります。
これではアメリカ軍のパシリ程度は出来るが、軍国主義になりようが無い。
この場合は、アンザスよりも、集団安保(集団的自衛権)論議では、石破幹事長ですが、軍事オタクならアンザス条約よりも、もっと規模が大きかった東南アジア条約機構(The Southeast Asia Treaty Organization, SEATO)シアトーを何故出さないのでしょうか。
ナトー>シアトー>アンザスの順番で規模も値打ちも小さくなる。
冷戦用のシステムだったのに、何故か冷戦崩壊後の今でも残っているNATOとは大違いで、シアトー(SEATO)はベトナム戦争の敗北で早々と崩壊する。
NATOですが今のウクライナの紛争の原因ともなっている。
このアメリカが主導した三つの集団安保機構ですが、目的が同じだったのに何故かその後の運命が大きく違う。
冷戦崩壊では東側のワルシャワ条約機構が消滅した時に,自働的にTATOも解散するべきだったが、約束を破ってロシアの直ぐそばまで拡大に拡大を続けて大発展しいるのです。
NATOの不思議な結束ですが、これは実は宗教的な意味があるようですよ。
150年前のクリミヤ戦争にもいえるのですが、カトリック+プロテスタント連合と東方正教会との東西キリスト教の主導権争いですね。ローマ帝国の分裂とあk1000年前の十字軍のビザンチン帝国の首都攻略など根が深いのです。キリスト教ですが異教徒よりも近親憎悪でキリスト教の分派に対して激しい弾圧をする悪い癖がある。
ロシアへの経済制裁にはギリシャとキプロスが反対しているが何れも東方正教会です。
日本ですが世界で一番キリスト教的な発想とは違っているのですから、根本的な価値観の相違がある。
今回の日米首脳会談でオバマから尖閣を守るとの確約を取りたかったのですが、話が正反対。
オバマ(アメリカ)からは尖閣の日本の主権を否定されだけではなくて、
琉球新報の4月24日記事ではオバマ大統領は日本の安倍首相を名指しして『尖閣問題をエスカレートさすのは重大な誤りである』と直接釘を刺されているのですよ。
日中両国で拡大する中国を押さえるのではなくて、日本側の思惑とかマスコミ報道とか、丸っきり話が180度正反対。
米中両国で、右傾化で暴走する日本(安倍晋三)を押さえるとの構図になっている。
もう無茶苦茶なのですよ。
日本本土のマスコミですが、完璧な挙国一致の大本営発表を繰り返しているのです。
安倍晋三ですが『アメリカが日本の味方だ』と何故か世界を逆に信じているから強気なのですよ。ブッシュ大統領に少し睨まれただけで下痢が止まらなくなり政権を放り出した、根性なしの安倍晋三ですよ。
『永久敗戦論』が指摘する、世界を相手に戦争する気など、考えたことも無いでしょう。
安倍の『戦後レジームからの脱却』は、米国のオバマは『傀儡の分際がツケ上がるのもいい加減にしろ』という強烈なメッセージを送っているのです。
はだしのゲン禁止では、反発したサヨクも、このおいしんぼ、ではだんまりしそうな気がする。。。
記号的に分かりやすい「右傾化」には拒絶反応するが、今、ここにある危機からは目を背ける。そういうサヨクにもウヨクにも吐き気がします
◇大消費地での試練
市場の反応は早かった。
「大手スーパーが引き取りを拒否している。明日の荷物、厳しいぞ」
福島市内のJA全農(全国農業協同組合連合会)福島県本部に東京都内の卸売会社から連絡が入ったのは2011年3月15日。東京電力福島第1原発1号機で水素爆発が起きてから3日後だった。他の小売店に追随する動きが広がり、値崩れが始まった。1パック250円のハウス栽培のイチゴは150円、100円、10円とみるみる下落。1束45円のニラは、最後は1円になった。
ブログ主様の、「すでに日本政府の機能は停止していた」との判断に全面的に賛同します。
国家とは領土と領民があって成立するものですが、日本は放射性物質で汚染された領土と棄民された領民で構成されているので、名実共にゾンビ国家に成り果てています。ただ、福島第一原発が漏洩する莫大な放射性物質は地球規模で汚染を拡大しつづけていますので、日本は世界に先駆けてゾンビ国家第1号となっただけで、いずれ世界中がゾンビ化するのかも知れません。
本当に、暗澹たる思いです。
国連のお墨付き=殺人許可証でもあればもうバッチリでしょう。
最近の大衆の単純さ、平和の大切さを忘れた戦争待望ぶりを見ると、そう思わざるを得ません。
ここ福島では、もうみんなフクイチから目を背けて、なかったことにしてみんな仲良く元気にやっております(笑)。
もう、いいんです(悲笑)。
福島産野菜や魚介がフツーの値段で?結構なことじゃないですか。
それは呪われの地・福島からの愛です、みんなバグバグ食って応援してください、そして心中しましょう。
それがお互いの愛の発露ならば、愚かであってもそれはそれで美しい末路かもしれないですし。
与謝野晶子の『君死にたもうことなかれ』ではないが、殺人は人類にとっては最大のタブーである、戦争で徴兵されても普通なら殺せないのです。
ダーウィンの『人類の進化』と日本国憲法9条
2010年12月06日 | 憲法
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/0f1e65a27b9a659af1b199af00f35532
戦争で、10人の内で敵兵に向かって引き金を引けるのは1人程度らしいですよ。
何処の社会でも同じで、親から『人を傷つけてはいけない』『人殺しをするな』と生まれた時から教育されているのですから、
突然『ハイ。これからはどんどん殺しましょう』となっても、そんなに簡単には今までの常識が切りかえれないのです。
これに成功したのは唯一アメリカ軍だけなのですが、ベトナムから帰国しても、今度は『人殺し』モードから、平時の『人殺しはいけない』に切り替えが出来ないのです。
そして今の日本人ですが、憲法9条のお蔭で、これ以上に軍国主義から遠い国民も無い。
ウクライナのオデッサではネオナチが親露派市民が立て篭もる労組ビルに火炎瓶を投げつけて放火して大量に人を殺しています。
日本の口だけは過激なネットウヨと、本物のネオナチは大違いなのですよ。
在日の悪口は言うが,在日に対するヘイトクライムは一つもありません。しかし、外国の世界基準が大違いで必ず凶悪犯罪を引き起こす。
韓国では行方不明者家族が警察幹部は殴るは首相には水をかけるは、怒鳴るだけではなくて必ず行動が伴うのです。
日本ですが行動どころか,当然の怒りさえ表さない。
死んだネズミのように大人しいのですよ。これでは本物の軍国主義には絶対になりません。
なぜ日本で「放射能パニック」が起きないのか
2013年12月26日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/085720ff60982aa4aee428f542425cf2
毎日新聞 2014年04月27日 東京朝刊
インターネット記事は、無料登録読者も読めると思うので追加で紹介しておきますので、こちらもよろしく。
http://mainichi.jp/shimen/news/20140427ddm001040165000c.html
今の日本人ですが、全員で福島第一原発のレベル7の過酷事故が起きなかったか、起きれも3年も前に終わって、今では何の関係も無いと信じているのですよ。
『不都合は何も無い』『悪いことは全て終わったのだ』と、信じたいのですが、現実はこれからだんだん悪くなるのです。
韓国の旅客船事故が、何とも教訓的です。
船が傾いて立っていられない状態なのに、船内放送では『平静にして下さい。その場を動かないでじっとしてろ。』と繰り返していた。
犠牲者のほとんどは高校生の子供達ですが,韓国は儒教国家であり年長者の言うことを年少者が聞くことが美徳とされている。
純真な子供達は大人の説明とか指示を守って命を失った。
船の放送の無視した自分勝手な子供だけが助かっているのです。
直後に起こったソウルの地下鉄事故では乗客たちは『その場を動かないように』との車内放送を無視して全員が窓を叩き割って車外に出て線路上を歩いて逃げたそうですよ。地下鉄は線路に高圧電流が流れているので非常に危険なのです。
テグ市の地下鉄では、今の日本と同じような状態で、誰も逃げないので、煙が充満する車内で乗客がじっとしていたので、逃げ遅れて大勢が死んでいる。
異常事態が大きければ大きいほど、正常性バイアスの非常呪縛が働き逃げ遅れるのです。
正常性バイアス+集団同調性バイアスの相乗効果
2013年08月28日 | 放射能と情報操作
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/74d576b9f252642bc17b51e135bbd587
27日の西日本版では白黒写真が一枚添付されているだけなので、今回の記事は東日本版の方が豪華ですね。しかも3日も早い。
それにしてもこの記事を読んだ東京などの読者は異常に気が付かなかったのでしょうか。
不思議です。
3月15日といえば福島の原子炉が爆発炎上、放射性プルーフが関東とか東海地方を襲っていた真っ最中ですよ。東京都は東京電力が電気を止めて事実上の外出禁止令が出ていたのです。
もちろん福島県では被災民が脱出しようとした自動車による交通渋滞で大騒動になっていた。
その時にも福島県の農協では、平常の通りに東京の中央市場に農産物を出荷していたのですから、正常性バイアスの極みです。完璧に狂っています。
自民党ですが、以前と名前は同じですが自民党幹事長経験者が自分の党内では発言する場所がなくなり、今では以前なら天敵だった共産党の機関紙赤旗内で発言しているのです。
国民政党を名乗った自民党ですが、今の安倍自民党は間違いなくネオナチ政党ですよ。
政党名が同じだから有権者が善意に勘違いしているだけなのです。
日本全体が極度に右傾化したが、これはもう病気の範疇ですよ。
実は左翼政党の装っているが日本共産党も名前が同じだから全員が勘違いしているだけで、中身は左翼ではなくて、比較的ましな中道リベラル政党程度の立ち位置に移動しているのでしょう。
余りにも愛国的過ぎるんですよ。
尖閣問題では日本のネオコン勢力がわざと騒動を起こそうとして中国に喧嘩を吹っかけているのですが、
事実を180度正反対に描いて『中国側が悪い』との、自民党政府とかマスコミの論調を批判するどころか、寸分違わない、金太郎飴の様なことを赤旗が書いている。
見かねたアメリカのオバマが、日米首脳会談で直接安倍晋三に、『尖閣問題をエスカレートするのは重大な誤り』と警告したのに、他のマスコミに同調して『正しくない』と正しく無い訳をする。
1週間経ってから,流石に不味いと思ったのか『奥深い誤り』だと訳語を変えているが、この大馬鹿者が。
みすみす安倍晋三のオウンゴールを見てみぬふりで誤魔化しているのですよ。
今の共産党ですが、左翼としては完璧な裏切り行為です。保守か中道程度なのです。
尖閣でのインチキと同じことが原発事故とか放射能被害でも言えて、
あえて民主党政府とか自民党政府とかの擬装を見てみぬふりで同調、見逃しているのです。
社会党とか共産党などの左翼政党が消滅した日本ですが、これでは助かるものでも助かりません。
福島県立医大つながりで次の「報道」も紹介します。
●安定ヨウ素剤飲んでいた 福島県立医大 医師たちの偽りの「安全宣言」
http://friday.kodansha.ne.jp/archives/8800/
日本の政府と報道機関が崩壊しているなら医療機関が崩壊しているのは当然推し量れますが、この講談社の雑誌friday2014.02.21は、たぶん比較的監視がゆるいのでしょう。現時点では見ることができるので、日本の歴史の記録のために紹介します。
福島第一原発がメルトダウン事故を起こした時に、市民に配る為のヨウ素剤の錠剤を福島県庁は、114万錠確保して、自治体に配っていた。
ところが、服用については『国が所管する放射線医学総合研究所は、3月14日に「指示が出るまで勝手にヨウ素剤を服用してはいけない」とする文書を発表。』する。
独自に市民の服用を決定した三春町を除いて、用意したヨウ素剤は全て無駄になったのかと誤解していたが、
県立医大の医師、職員、学生などのインサイダーや、その家族だけは例外で、自分たちだけは一般市民とは大違いで密かに服用していた。
やり方が汚いが,これ,今韓国で大騒ぎしている大型旅客船沈没事故とそっくりですよ。
船室にいる一般乗客には『その場にとどまって動かないように』と指示する一方で、船長など操船関係者はデッキにいち早く避難して助かっている。
責任ある立場の船長等が、何故旅客船の乗客に避難を呼びかけず逆に『動くな』と指示したかの謎ですが、
この旅客船に用意されていた救命ボートは全部使用不能状態で、この事実を乗客に知られることを避けたかったらしい。
乗客に避難を指示すれば、救命ボートが使えない事実が発覚する。それで『その場を動かないで下さい』との船内放送を繰り返していたのですが、多分日本国の3年前の福島県でも同じ種類の出来事が起きていたのです。
どれ程不思議なことでも辻褄が合わない出来事でも、決して『奇跡』は起きない。、
摩訶不思議な『結果』に対しては、誰もが納得する『原因』が存在するのだと言うのが、ブッダの見つけた真理であり、科学的な思考方法です。
3年前の福島県の原発事故でも、今回の韓国の旅客船でも同じで、何とも腹立たしいが、物事の辻褄が、ぴったり合っていたのですよ。
不思議に見えたのは、隠されていた不都合な事実を知らなかっただけなのです。