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白波瀬 佐和子 東京大学大学院人文社会系研究科教授(社会学) 略歴、オックスフォード大学University of Oxford(社会学)・社会学博士 国立社会保障・人口問題研究所室長 筑波大学大学院システム情報工学研究科助教授
毎日新聞『今週の本棚 』
大竹文雄・評 『東大塾 これからの日本の人口と社会』=白波瀬佐和子・編. 2019年3月17日 毎日新聞(東京朝刊)
本・書評. . (東京大学出版会・3024円)
人口減少社会を多角的に議論
「われわれは、人口増加の勢いを阻止するための節度ある、しかも効果的な対策が必要であると考える」、「“子供は二人まで”という国民的合意を得るよう努力すべきである」。
これは、1974年7月に発表された日本人口会議での宣言文だ。この会議のメンバーには、政府、学界、財界に加えて、岸信介、岡本太郎、小松左京の各氏をはじめとする著名人も参加していた。
この年の4月に、政府の人口問題審議会が提出した人口白書の副題は、「静止人口を目指して」だった。その時の出生率を4%落とせば、2010年に日本の人口は増加から減少させることが出来る という予測もされた。
実際、日本の人口の動きは、この時の目標の通りになっている のだ。
それにもかかわらず、現在の日本では社会保障費の負担、人手不足が問題となり、様々な少子化対策が打ち出されている。
少子化を目指し、それを実現したのに、政策の方向転回が迫られているのだ。
1974年当時は第一次石油危機の直後であったこと、途上国における人口爆発が心配されていたことが、冒頭の宣言文の背景にあるのだ。
わずか40年ほど前のことなのに、私たちの意識がこれほど違っていたことに驚く。(★注、日本人の意識が変わったのではなくて、日本政府の方針が180度正反対に変わったことに驚くべきであろう)
このように日本の国家目標として少子化が進められたことに加えて、日本の家族制度が日本や韓国の少子化を深刻にしてきた。(★注、これも日本の家族制度ではなくて、官僚制度の書き間違い)
また、日本にとって人口減少は歴史的に見ると初めてのことではなく、人口の増減を繰り返していた。
このように人工減少について時間的視野を広げて紹介してくれるのが、冒頭の第一講を担当している歴史人類学者の鬼頭宏しである。
本書は、この講の議論を前提に、日本の人口減少社会にどのように対処していくべきかを議論していく。この本の元になったのは東京大学で行われた社会人向け連続講座であり、それを塾長として企画運営した白波瀬 佐和子氏が編集している。
人口変動の長期の視点を導入した後で、・・・
(以下省略)
3月17日 毎日新聞
『40年来の日本の国家目標(人工爆発の抑制のための少子化)を達成して万々歳、大喜びしているはずが、』
74年前の『玉音放送』(ポツダム宣言受諾で大日本帝国の無条件降伏)で明治憲法の秩序が崩壊しているのに、歴史を知らない低能ネットウヨが云々と左翼知識人の指摘ですが、(それ自体は少しも間違っていないが)実は、日本人のほぼ全員が、40年ほど前の『日本の少子化が、緊急の国家目標だった』との歴史を忘れていたとの、何とも腹立たしい笑い話である。
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全国各地に多数ある徐福が日本に初めて上陸したとの伝説と徐福像(写真は和歌山県新宮市 徐福公園)
秦の始皇帝の求めた『不老不死』は不可能だが、人類にとっての永遠の夢(理想社会)とは、『年をとっても健康で長生きする』ことなので、今の日本の少子高齢化社会こそが我々が求めていた理想的な社会だったのである。
日本の歴史家では魏志倭人伝の卑弥呼は大好きで史実だと思っているが、なぜか前漢時代の歴史家司馬遷(紀元前145~紀元前87)の『史記』の徐福は大嫌いで『史実ではない』と長いあいだ完全無視している。ところが日本以外では女王卑弥呼よりも、史記の徐福が蓬莱で国王になった話の方が有名であり関心も高い。
何故日本では史記の徐福を歴史家が排除するかの謎ですが、日本の高度な禁忌(タブー)に抵触するからでしょう。
記紀に出てくる天皇は百歳以上の長命だが、普通に在位期間20年程度で換算すると徐福が東方へ出帆して蓬莱島で王となった時期と初代天皇の神武が即位したのが同じ時期となる。
何故、日本だけは徐福伝説を歴史家が取り上げないかの謎ですが、司馬遷の史記の徐福伝説の話と、日本の記紀の記述(紀伊半島の熊野に上陸して大和で即位)とが妙に一致するのですね。徐福の話は、やはり不味かったのでしょう。
神武即位と徐福渡来が同時期であることは、日本の歴史学者は戦前から気づいていたらしいが、命が惜しいので間違っても口には出せない。
大陸から日本列島に渡来した弥生人の 骨のDNA鑑定では近い朝鮮半島ではなく遠い中国の山東半島(春秋戦国時代の斉国)にルーツがあるので司馬遷の史記の徐福伝説とやはり一致している。
司馬遷の史書では、『秦の始皇帝の時代の紀元前210年、童男女3000人、五穀の種や食料、百工(多くの技術者)を載せた船団が、東方蓬莱の島へ向けて出港した。不老不死の霊薬を求める皇帝の意を受けた徐福が指揮をとる。しかし、彼の船団は再び戻ることなく平原広沢(広い立派な土地)を得て永住し、徐福は王となった。』とある。
喉元過ぎれば熱さ忘れる『一億総痴呆症(歴史修正主義の権化?)』
1億総記憶喪失でもあるまいし。五十歩百歩どころか、たった40年前の『人工爆発抑制のため少子化推進』の明確な歴史(中高年なら誰でも知っている自分の経験)を、日本人の全員で勝手に修正していたのですから、安倍晋三などの(大部分が知らない)74年前の歴史の修正など当然なのである。少しも不思議では無かった。
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15日、米首都ワシントンの連邦議会議事堂前で、プラカードを手に地球温暖化対策の強化を訴える若者ら=AP・共同
『「トランプ氏は地球を守れ」 「温暖化抗議」世界デモ、全米に波及』2019年3月16日 東京新聞夕刊
「トランプ大統領は今すぐ地球を守れ」。若者らが地球温暖化対策を訴える世界的な抗議行動は十五日、全米各地でも続いた。米メディアによると大半の州で実施され、パリ協定からの離脱表明など温暖化対策に後ろ向きなトランプ政権を子どもたちが足元から糾弾した。
首都ワシントンの連邦議会議事堂前では、若者らが手作りのプラカードを手に「地球や大気、未来は私たちのものだ」「化石燃料は地中にとどめておくべきだ」と一斉に声を張り上げた。
ニューヨークの国連本部前では数十人が歩道に寝転んで抗議。昨年十二月から毎週金曜日に国連前で一人で座り込みを続ける女子中学生アレクサンドリア・ビラセノーさん(13)は「気候変動を信じない人が多い米国は最も恥ずべき国だ」と述べた。
十五日はスウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(16)の座り込み活動に共鳴する若者らが日本や欧州など各国で抗議行動を実施。AP通信によると、デモや集会は百カ国以上に及んだ。
【ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス=共同】
『温暖化対策を!若者たちが世界一斉デモ 推計100万人超 国連事務総長も支持』2019年3月16日 AFPBB News
各国の指導者に地球温暖化対策を求める若者たちが15日、授業を欠席し、世界一斉デモに参加するため通りに繰り出した。世界全体で100万人以上が参加したとみられる。
この抗議行動はスウェーデンの高校生で環境活動家のグレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(16)の呼び掛けに触発されたもので、主催者は世界100か国以上でのデモを呼び掛けていた。
トゥンベリさんは時間がないと警鐘を鳴らし、「私たちは、数十年間にわたって無視されてきた存在に関わる危機の中を生きている。私たちが今、行動を起こさなければ間に合わないかもしれない」と公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)に語った。
デモを主催した「ユース・フォー・クライメート(Youth For Climate)」などの団体や各地のAFP記者の推計よると、世界中で100万人以上が参加。気候変動対策を求める運動組織「フライデーズ・フォー・フューチャー(Fridays for Future)」は、ドイツだけでも30万人以上の若者が抗議行動に参加したと述べた。
国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は、この活動に強い支持を表しており、英紙ガーディアン(Guardian)への寄稿で「野心的な活動なくしては、パリ合意は無意味になる」と指摘した。
グテレス氏はまた、世界各国の首脳に対し、温室効果ガス排出量を今後10年でを45%削減し、2050年までに実質的にゼロにできるよう、2020年までに排出量を大幅に減らす「具体的で現実的な計画」を用意した上で、9月に米ニューヨークで開かれる国連気候サミット(UN Climate Action Summit)に参加するよう呼び掛けた。
3月16日 AFP=時事
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地球温暖化対策の強化を求める若者の世界一斉デモに参加する人たち=東京都渋谷区で2019年3月15日午後4時。(なんとなくアメリカンスクールの生徒と教師のデモ?を連想する不思議な顔ぶれ)
『「今、行動を」温暖化対策の強化求めて一斉デモ 京都、東京』2019年3月15日 毎日新聞
地球温暖化対策に消極的な政府や大人に抗議の声を上げようと、若者による世界一斉デモが15日、初めて行われた。120カ国2000カ所以上で賛同の輪が広がり、日本でも京都と東京で若者たちが「今、行動を」などと訴えた。(以下省略)
驕る平家は久しからず『一時は、あれ程熱気があった「地球温暖化」詐欺なのに、』
毎日新聞によると、京都市では参加者はたった100人、日本の首都の東京でも130人(共同通信は120人)と極少人数のデモだった。到底わざわざ全国紙がニュースで報じるほどの人数ではないのである。(★注、この摩訶不思議なニュースの場合。世界では100万人規模なのに、日本では世界的1000万都市である東京でも100人程度だったとの馬鹿馬鹿しい部分だけがニュースとしての価値があった)
『一神教の原理主義(fundamentalism)では、地球は46億年では無く(旧約聖書の記述の)たった4千年ほど前から始まっていた』
数十年単位では何とも忘れっぽい(自分にとって不都合なので忘れたふりをする?)日本人ですが、自分たちとは無関係な数千年とか数万年前なら逆に世界で一番科学的な判断が出来るのである。(★注、激動する大陸世界では民族がたえず移動するのは常識で、イギリスのストーンヘンジの様に、数千年前の古代遺跡を作った人々は人種的に今のイギリス人とは無関係なので、平和な環境の日本人ほど関心が無い)
4000年程前の縄文時代には今より温暖だったので海水面が4メートルから5メートルも高かったし、逆に寒冷だった弥生時代には日本の洪積平野の大部分は海の底。1万2000年前の氷期には100メートル以上も海水面が上がり津軽海峡以外は大陸と陸続きになっていたことは中高生でも日本人なら全員が知っているのです。
それで、『化石燃料の使用禁止』の人為的CO2温暖化説が、『道徳的ではある』が『非科学的である』事実を知っていた。
しかし高齢者の振り込め詐欺と同じ原理で、今回の東京と京都市での100人などの少数の騙される人は、何とも仕方が無いのである。(普通の注意力と知性があれば誰も『温暖化』に騙されないが、少数は必ず例外が生まれる)
NHKのEテレで、『恐竜が生きていた6500万年前に地球のCO2濃度は今の6倍』と言いながら、同時に人為的CO2温暖化を主張する不真面目。(中学生程度の判断力もないのだろうか?)
46億年の地球の歴史から見て、恐竜が生きていた6500万年前は今よりも温暖だったし、その逆に地球全体が完全に凍結したスノーアースの時代もある。地球の気温は上下を繰り返して、少しも一定していないが、炭酸ガスに関しては地球誕生以来一貫して減っていた。(昔には酸素は無くて、地球の大気はほぼCO2だけ)
気象学者のいう産業革命の200年前のCO2の増加による地球温暖化説ですが、46億年の地球の歴史から見れば瞬間である。あまりにも不真面目な論議だった。
2005年にヒットした映画『ALWAYS 三丁目の夕日』ですが、昭和30年代当時の日本の人口は1億人に達していなかった。我が日本国の人口は初めて1億人を超えたのは1964年東京オリンピックの後で、1868年の王政復古(戊辰戦争)からちょうど100 年目となる1967年(昭和42年)である。
当時の自動車や電車など交通機関や住居や公共施設などにクーラーは無く扇風機だけ。今のような日本列島の猛烈なヒートアイランドは起きていなかったのである。(先進国の市民たちはヒートアイランドを『地球温暖化』と勘違いしたが、この詐欺の張本人は多分チェルノブイリ以後に商売が出来なくなった原発マフィア)
植物から見れば今の氷河期(間氷期)の地球は寒すぎるのである。もっと暖かい方が良いし唯一の食べ物であるCO2も今より、もっと多い方が良いのである。(我々動物を含めてすべての生命が依存しているのは『植物』なのですから、地球は今より温暖で炭酸ガスが多い方が理想だった)
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2019年01月28日 | 政治
(おまけ)
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見苦しいヘイトスピーチを繰り返すデモ隊(総勢4名)を必死でカウンター(ヘイトに抗議して集まった80人以上の市民)から守った200人の観光都市京都の暴力的な警察との国辱的な『お馬鹿』話を、逆さまに描いて見せた産経新聞
祇園から八坂神社、京都市役所と一番人目を引く場所なのに、日本では警察力でヘイトスピーチを行って恫喝しているように見える。(最後には汚いヘイトのチンピラヤクザを、ご丁寧にも警察車両で送っていくなど、普通に画像を見れば政府権力自身がヘイトスピーチを援助、奨励しているように思える)
山崎 雅弘 @mas__yamazaki · 3月12日
「八坂神社の前ではデモ隊、反対派、警察官で交差点が埋め尽くされ、居合わせた観光客らは驚いた様子だった。新潟県から修学旅行で来た中学2年の男子生徒(14)は『怒鳴り合っていて、どっちが悪者か分からない。怖かった』と話した」と書く産経新聞は、明らかにヘイトデモをする(チンピラヤクザと警察)側を擁護している。
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過剰警備というよりも、もはや警察のヘイトスピーチデモにしか見えない兵庫県でのヘイトデモの様子。(我が日本国では人数的に、最初から圧倒的にヘイトスピーチのヤクザメンバーが少なかった。ところが、今ではほぼ絶滅危惧種なので警察が厳重に保護しないと即座に消滅するニッポニア・ニッポン状態)
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Robert Geller@rjgeller
米国バージニア州の警官は白人支配主義団体の責任者だ。
ばれて、職務停止、おそらく解雇。
Cop Working at High School Revealed as White Nationalist Organizer 03.18.19 6:26 PM ET DAILY BEAST
Identity Evropa helped plan the Charlottesville hate march. One of its members has been secretly working as a police officer alongside kids.
毎日新聞『今週の本棚 』
大竹文雄・評 『東大塾 これからの日本の人口と社会』=白波瀬佐和子・編. 2019年3月17日 毎日新聞(東京朝刊)
本・書評. . (東京大学出版会・3024円)
人口減少社会を多角的に議論
「われわれは、人口増加の勢いを阻止するための節度ある、しかも効果的な対策が必要であると考える」、「“子供は二人まで”という国民的合意を得るよう努力すべきである」。
これは、1974年7月に発表された日本人口会議での宣言文だ。この会議のメンバーには、政府、学界、財界に加えて、岸信介、岡本太郎、小松左京の各氏をはじめとする著名人も参加していた。
この年の4月に、政府の人口問題審議会が提出した人口白書の副題は、「静止人口を目指して」だった。その時の出生率を4%落とせば、2010年に日本の人口は増加から減少させることが出来る という予測もされた。
実際、日本の人口の動きは、この時の目標の通りになっている のだ。
それにもかかわらず、現在の日本では社会保障費の負担、人手不足が問題となり、様々な少子化対策が打ち出されている。
少子化を目指し、それを実現したのに、政策の方向転回が迫られているのだ。
1974年当時は第一次石油危機の直後であったこと、途上国における人口爆発が心配されていたことが、冒頭の宣言文の背景にあるのだ。
わずか40年ほど前のことなのに、私たちの意識がこれほど違っていたことに驚く。(★注、日本人の意識が変わったのではなくて、日本政府の方針が180度正反対に変わったことに驚くべきであろう)
このように日本の国家目標として少子化が進められたことに加えて、日本の家族制度が日本や韓国の少子化を深刻にしてきた。(★注、これも日本の家族制度ではなくて、官僚制度の書き間違い)
また、日本にとって人口減少は歴史的に見ると初めてのことではなく、人口の増減を繰り返していた。
このように人工減少について時間的視野を広げて紹介してくれるのが、冒頭の第一講を担当している歴史人類学者の鬼頭宏しである。
本書は、この講の議論を前提に、日本の人口減少社会にどのように対処していくべきかを議論していく。この本の元になったのは東京大学で行われた社会人向け連続講座であり、それを塾長として企画運営した白波瀬 佐和子氏が編集している。
人口変動の長期の視点を導入した後で、・・・
(以下省略)
3月17日 毎日新聞
『40年来の日本の国家目標(人工爆発の抑制のための少子化)を達成して万々歳、大喜びしているはずが、』
74年前の『玉音放送』(ポツダム宣言受諾で大日本帝国の無条件降伏)で明治憲法の秩序が崩壊しているのに、歴史を知らない低能ネットウヨが云々と左翼知識人の指摘ですが、(それ自体は少しも間違っていないが)実は、日本人のほぼ全員が、40年ほど前の『日本の少子化が、緊急の国家目標だった』との歴史を忘れていたとの、何とも腹立たしい笑い話である。
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全国各地に多数ある徐福が日本に初めて上陸したとの伝説と徐福像(写真は和歌山県新宮市 徐福公園)
秦の始皇帝の求めた『不老不死』は不可能だが、人類にとっての永遠の夢(理想社会)とは、『年をとっても健康で長生きする』ことなので、今の日本の少子高齢化社会こそが我々が求めていた理想的な社会だったのである。
日本の歴史家では魏志倭人伝の卑弥呼は大好きで史実だと思っているが、なぜか前漢時代の歴史家司馬遷(紀元前145~紀元前87)の『史記』の徐福は大嫌いで『史実ではない』と長いあいだ完全無視している。ところが日本以外では女王卑弥呼よりも、史記の徐福が蓬莱で国王になった話の方が有名であり関心も高い。
何故日本では史記の徐福を歴史家が排除するかの謎ですが、日本の高度な禁忌(タブー)に抵触するからでしょう。
記紀に出てくる天皇は百歳以上の長命だが、普通に在位期間20年程度で換算すると徐福が東方へ出帆して蓬莱島で王となった時期と初代天皇の神武が即位したのが同じ時期となる。
何故、日本だけは徐福伝説を歴史家が取り上げないかの謎ですが、司馬遷の史記の徐福伝説の話と、日本の記紀の記述(紀伊半島の熊野に上陸して大和で即位)とが妙に一致するのですね。徐福の話は、やはり不味かったのでしょう。
神武即位と徐福渡来が同時期であることは、日本の歴史学者は戦前から気づいていたらしいが、命が惜しいので間違っても口には出せない。
大陸から日本列島に渡来した弥生人の 骨のDNA鑑定では近い朝鮮半島ではなく遠い中国の山東半島(春秋戦国時代の斉国)にルーツがあるので司馬遷の史記の徐福伝説とやはり一致している。
司馬遷の史書では、『秦の始皇帝の時代の紀元前210年、童男女3000人、五穀の種や食料、百工(多くの技術者)を載せた船団が、東方蓬莱の島へ向けて出港した。不老不死の霊薬を求める皇帝の意を受けた徐福が指揮をとる。しかし、彼の船団は再び戻ることなく平原広沢(広い立派な土地)を得て永住し、徐福は王となった。』とある。
喉元過ぎれば熱さ忘れる『一億総痴呆症(歴史修正主義の権化?)』
1億総記憶喪失でもあるまいし。五十歩百歩どころか、たった40年前の『人工爆発抑制のため少子化推進』の明確な歴史(中高年なら誰でも知っている自分の経験)を、日本人の全員で勝手に修正していたのですから、安倍晋三などの(大部分が知らない)74年前の歴史の修正など当然なのである。少しも不思議では無かった。
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15日、米首都ワシントンの連邦議会議事堂前で、プラカードを手に地球温暖化対策の強化を訴える若者ら=AP・共同
『「トランプ氏は地球を守れ」 「温暖化抗議」世界デモ、全米に波及』2019年3月16日 東京新聞夕刊
「トランプ大統領は今すぐ地球を守れ」。若者らが地球温暖化対策を訴える世界的な抗議行動は十五日、全米各地でも続いた。米メディアによると大半の州で実施され、パリ協定からの離脱表明など温暖化対策に後ろ向きなトランプ政権を子どもたちが足元から糾弾した。
首都ワシントンの連邦議会議事堂前では、若者らが手作りのプラカードを手に「地球や大気、未来は私たちのものだ」「化石燃料は地中にとどめておくべきだ」と一斉に声を張り上げた。
ニューヨークの国連本部前では数十人が歩道に寝転んで抗議。昨年十二月から毎週金曜日に国連前で一人で座り込みを続ける女子中学生アレクサンドリア・ビラセノーさん(13)は「気候変動を信じない人が多い米国は最も恥ずべき国だ」と述べた。
十五日はスウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(16)の座り込み活動に共鳴する若者らが日本や欧州など各国で抗議行動を実施。AP通信によると、デモや集会は百カ国以上に及んだ。
【ワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルス=共同】
『温暖化対策を!若者たちが世界一斉デモ 推計100万人超 国連事務総長も支持』2019年3月16日 AFPBB News
各国の指導者に地球温暖化対策を求める若者たちが15日、授業を欠席し、世界一斉デモに参加するため通りに繰り出した。世界全体で100万人以上が参加したとみられる。
この抗議行動はスウェーデンの高校生で環境活動家のグレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(16)の呼び掛けに触発されたもので、主催者は世界100か国以上でのデモを呼び掛けていた。
トゥンベリさんは時間がないと警鐘を鳴らし、「私たちは、数十年間にわたって無視されてきた存在に関わる危機の中を生きている。私たちが今、行動を起こさなければ間に合わないかもしれない」と公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)に語った。
デモを主催した「ユース・フォー・クライメート(Youth For Climate)」などの団体や各地のAFP記者の推計よると、世界中で100万人以上が参加。気候変動対策を求める運動組織「フライデーズ・フォー・フューチャー(Fridays for Future)」は、ドイツだけでも30万人以上の若者が抗議行動に参加したと述べた。
国連(UN)のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は、この活動に強い支持を表しており、英紙ガーディアン(Guardian)への寄稿で「野心的な活動なくしては、パリ合意は無意味になる」と指摘した。
グテレス氏はまた、世界各国の首脳に対し、温室効果ガス排出量を今後10年でを45%削減し、2050年までに実質的にゼロにできるよう、2020年までに排出量を大幅に減らす「具体的で現実的な計画」を用意した上で、9月に米ニューヨークで開かれる国連気候サミット(UN Climate Action Summit)に参加するよう呼び掛けた。
3月16日 AFP=時事
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地球温暖化対策の強化を求める若者の世界一斉デモに参加する人たち=東京都渋谷区で2019年3月15日午後4時。(なんとなくアメリカンスクールの生徒と教師のデモ?を連想する不思議な顔ぶれ)
『「今、行動を」温暖化対策の強化求めて一斉デモ 京都、東京』2019年3月15日 毎日新聞
地球温暖化対策に消極的な政府や大人に抗議の声を上げようと、若者による世界一斉デモが15日、初めて行われた。120カ国2000カ所以上で賛同の輪が広がり、日本でも京都と東京で若者たちが「今、行動を」などと訴えた。(以下省略)
驕る平家は久しからず『一時は、あれ程熱気があった「地球温暖化」詐欺なのに、』
毎日新聞によると、京都市では参加者はたった100人、日本の首都の東京でも130人(共同通信は120人)と極少人数のデモだった。到底わざわざ全国紙がニュースで報じるほどの人数ではないのである。(★注、この摩訶不思議なニュースの場合。世界では100万人規模なのに、日本では世界的1000万都市である東京でも100人程度だったとの馬鹿馬鹿しい部分だけがニュースとしての価値があった)
『一神教の原理主義(fundamentalism)では、地球は46億年では無く(旧約聖書の記述の)たった4千年ほど前から始まっていた』
数十年単位では何とも忘れっぽい(自分にとって不都合なので忘れたふりをする?)日本人ですが、自分たちとは無関係な数千年とか数万年前なら逆に世界で一番科学的な判断が出来るのである。(★注、激動する大陸世界では民族がたえず移動するのは常識で、イギリスのストーンヘンジの様に、数千年前の古代遺跡を作った人々は人種的に今のイギリス人とは無関係なので、平和な環境の日本人ほど関心が無い)
4000年程前の縄文時代には今より温暖だったので海水面が4メートルから5メートルも高かったし、逆に寒冷だった弥生時代には日本の洪積平野の大部分は海の底。1万2000年前の氷期には100メートル以上も海水面が上がり津軽海峡以外は大陸と陸続きになっていたことは中高生でも日本人なら全員が知っているのです。
それで、『化石燃料の使用禁止』の人為的CO2温暖化説が、『道徳的ではある』が『非科学的である』事実を知っていた。
しかし高齢者の振り込め詐欺と同じ原理で、今回の東京と京都市での100人などの少数の騙される人は、何とも仕方が無いのである。(普通の注意力と知性があれば誰も『温暖化』に騙されないが、少数は必ず例外が生まれる)
NHKのEテレで、『恐竜が生きていた6500万年前に地球のCO2濃度は今の6倍』と言いながら、同時に人為的CO2温暖化を主張する不真面目。(中学生程度の判断力もないのだろうか?)
46億年の地球の歴史から見て、恐竜が生きていた6500万年前は今よりも温暖だったし、その逆に地球全体が完全に凍結したスノーアースの時代もある。地球の気温は上下を繰り返して、少しも一定していないが、炭酸ガスに関しては地球誕生以来一貫して減っていた。(昔には酸素は無くて、地球の大気はほぼCO2だけ)
気象学者のいう産業革命の200年前のCO2の増加による地球温暖化説ですが、46億年の地球の歴史から見れば瞬間である。あまりにも不真面目な論議だった。
2005年にヒットした映画『ALWAYS 三丁目の夕日』ですが、昭和30年代当時の日本の人口は1億人に達していなかった。我が日本国の人口は初めて1億人を超えたのは1964年東京オリンピックの後で、1868年の王政復古(戊辰戦争)からちょうど100 年目となる1967年(昭和42年)である。
当時の自動車や電車など交通機関や住居や公共施設などにクーラーは無く扇風機だけ。今のような日本列島の猛烈なヒートアイランドは起きていなかったのである。(先進国の市民たちはヒートアイランドを『地球温暖化』と勘違いしたが、この詐欺の張本人は多分チェルノブイリ以後に商売が出来なくなった原発マフィア)
植物から見れば今の氷河期(間氷期)の地球は寒すぎるのである。もっと暖かい方が良いし唯一の食べ物であるCO2も今より、もっと多い方が良いのである。(我々動物を含めてすべての生命が依存しているのは『植物』なのですから、地球は今より温暖で炭酸ガスが多い方が理想だった)
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人口大変動 gooブログ公開停止
2019年01月28日 | 政治
(おまけ)
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見苦しいヘイトスピーチを繰り返すデモ隊(総勢4名)を必死でカウンター(ヘイトに抗議して集まった80人以上の市民)から守った200人の観光都市京都の暴力的な警察との国辱的な『お馬鹿』話を、逆さまに描いて見せた産経新聞
祇園から八坂神社、京都市役所と一番人目を引く場所なのに、日本では警察力でヘイトスピーチを行って恫喝しているように見える。(最後には汚いヘイトのチンピラヤクザを、ご丁寧にも警察車両で送っていくなど、普通に画像を見れば政府権力自身がヘイトスピーチを援助、奨励しているように思える)
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「八坂神社の前ではデモ隊、反対派、警察官で交差点が埋め尽くされ、居合わせた観光客らは驚いた様子だった。新潟県から修学旅行で来た中学2年の男子生徒(14)は『怒鳴り合っていて、どっちが悪者か分からない。怖かった』と話した」と書く産経新聞は、明らかにヘイトデモをする(チンピラヤクザと警察)側を擁護している。
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過剰警備というよりも、もはや警察のヘイトスピーチデモにしか見えない兵庫県でのヘイトデモの様子。(我が日本国では人数的に、最初から圧倒的にヘイトスピーチのヤクザメンバーが少なかった。ところが、今ではほぼ絶滅危惧種なので警察が厳重に保護しないと即座に消滅するニッポニア・ニッポン状態)
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Robert Geller@rjgeller
米国バージニア州の警官は白人支配主義団体の責任者だ。
ばれて、職務停止、おそらく解雇。
Cop Working at High School Revealed as White Nationalist Organizer 03.18.19 6:26 PM ET DAILY BEAST
Identity Evropa helped plan the Charlottesville hate march. One of its members has been secretly working as a police officer alongside kids.
若者を権力闘争の駒にする親玉は一体何?
問題はその寄与度(パーセンテージ)
温暖化対策としての原発推進も問題
そして発展途上国の経済発展を阻害することもいけない
有名な「人は幾何学級数的に増加するが、食料は算術級数的にしか増加しない」という言葉は、人間をネズミと見做した暴言でもありました。
成長の限界を訴えた先は同じ富裕層、支配者階級である事は明白であり、貧しき労働階級や拡大していた中産階級では断じてありません。
国家間を越えて、卑しき下層階級の拡大を食い止めるのが彼等の課題でした。
だから同時期の「ウーマンリブ運動」が支援されたのでしょう。女性が社会に進出すれば子育ての機会を奪えるからです。地球温暖化を訴える活動も同じで、金の出所が問題なのです。
一般大衆は社会に自然に対して良いことをしている錯覚を覚えているでしょうが、最終的に肉屋を支持する豚となんら変わらないのでしょう。
自分達の権利を富裕層、支配者階級に自主返納しているのと変わりありません。