『潮目が変わったのか』テレビ朝日(ANNニュース)
『福島県は、原発事故が起きた当時18歳以下だったすべての子どもを対象に甲状腺の検査を進めていて、9月末までに23万8000人余りが検査を受けました。』
『その結果、59人が悪性、または悪性の疑いと診断されました。
『福島県は「原発事故の影響かは判断できない」としています。』
と、テレビ朝日(ANNニュース)は2013年11月13日、極短く(25秒間)報道しています。
これはニュース枠の時間制限がある映像メディア(テレビ)としては画期的な出来事である。
たった25秒間程度のニュースの放映とはいえ、これまでは日本国では、活字メディア(新聞の記事)が、読者の誰にも分からないように小さく報道していただけだったのである。
読者が限定されるインターネット情報では、以前から小児甲状腺がんなど放射性被害の情報は存在する。
ところが、最も世論形成に影響力があり不特定多数が見る映像メディア(テレビニュース)での『放射能被害』(小児甲状腺がん)報道は無かったのです。
日本の歴史の歯車がいま、音を立てて大きく動き出したのでしょか。
(そもそもテレビ朝日のANN系列は地上波では見られず、インターネット限定であるとの驚きの情報が寄せられていますが、例えネット上であれ、今までタブーだった小児甲状腺がん発症のビデオ画像を、一応朝日テレビが公開した意味は決して小さくないでしょう)
『「悪性」「疑い」59人に 福島の子ども甲状腺検査』(11/13 16:33)
ANNニュースのビデオ映像とまったく同じ内容(同一ニュース) をネット報道(活字)では、もっと詳しく報道しています。
『テレ朝news』では、『悪性、または悪性の疑いの子どもの数が59人に上ったことが分かりました。』と報道する。
ネット記事(テレ朝news)には映像(テレビ)には無かった、『悪性、または悪性の疑いと診断された人の割合は、避難区域などに指定された13市町村の平均と福島市や郡山市など13市町村の平均ともに0.03%』の一行が、余分に書き加えられている。
0.03%とは1万分の3の意味であり、福島県の小児甲状腺がんの発症率は10万人当たり30人。
100万人当たりなら300人である。(福島県の人口は200万人、子供たちの数は36万人)
福島第一原発事故以前の小児甲状腺がんの発症率は100万人当たり0~2人(厚生労働省は0~1人、甲状腺学会では1~2人)だったのです。
原発事故発生後、百倍から数百倍以上に跳ね上がっている。
朝日新聞を除く他のメディアが福島県検討委発表のまま、『確定○○人、疑い○○人』の部分を朝日テレビでは『59人が悪性、または悪性の疑い』と合計人数を報道している。
『小児甲状腺がん検査、毎日新聞等では』
毎日新聞は『福島原発事故:甲状腺がんの子、8人増え26人に』と題して
『東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を調べている福島県の「県民健康管理調査」検討委員会が12日、福島市で開かれた。甲状腺がんと診断が「確定」した子どもは、前回8月の18人から8人増え26人になった。「がんの疑い」は32人(前回は25人)。
・・・がんが確定した26人は全員手術を受け、経過は良好という。
また、原発事故が起きた2011年3月11日から4カ月間の外部被ばく線量の内訳を公表した。』
との共同通信の記事を2013年11月12日 22時52分に毎日jpが配信している。
毎日新聞だけは他紙とは大違いで、福島県検討委の言う『確定』の意味が、子供達の甲状腺の全摘出手術であるとの『恐るべき真実』を伝えている。
ただし、大阪本社の発行する西日本版には残念ながら掲載されていない。
毎日新聞は、このニュースをどれだけの範囲で報道したのだろうか。
『朝日新聞では、』
摩訶不思議なのは朝日新聞である。(紙の朝日新聞記事とネット上の朝日新聞デジタル記事は、同一でない場合があるので注意)
8月20日記事で、唯一朝日新聞デジタルだけが子供の数が一人多い『恐怖の座敷わらし』を報じた功績は決して小さくない。
今回も同じで、『福島県は12日、検査を受けた約22・5万人のうち、計59人で甲状腺がんやその疑いありと診断されたと発表した。』
と朝日新聞だけは他紙よりも一人多い。
朝日新聞の場合は『一般的に小児は目立つ症状がないと診断されないがんの統計では』と、何とも歯切れの悪い苦心惨憺の日本語表現である。
これを分かりやすい言葉に翻訳すると、『すでに何らかの甲状腺の異常が発生していたので受診した病気の子供』の数値は、『宮城県など4県のがん統計では2007年、15~19歳で甲状腺がんが見つかったのは10万人あたり1・7人』である。
これら、宮城県など他県の甲状腺に異常がある病気の子供達の人数と比較するのは、意味がまったく違うので本来は不適当であるが、福島県は18倍。
福島県検討委発表では10万人当たりでは30人である。
福島県の検査の結果は、『健康な子ども全員が対象』なのですが(毎日jpの記事では)福島県の発症率は0.03%(1万分の3)。
他県の病人と比べても、福島県の健康な子供の方が圧倒的に悪いのである。
(簡易な一時検査受診者23万8千人ではなく、最終的な二次検査の確定人数の13万人を分母にすると発症率は0.045%で、10万人あたり45人である)
『福島県検討委は、』
朝日デジタルは記事の最後に、『県は被曝の影響とは考えにくい根拠とし・・・・最近実施された被曝影響の無いロシアの子どもの検査でも4千~5千人に1人がんが見つかっていることなどを挙げている。』と書いている。
『検査でも4千~5千人に1人がんが見つかった』のは子供ではなくて、大人の検診での癌の発症した数字である。この愚か者が。
そもそも癌は成人病であり、子供では極めて珍しい。(小児癌は0歳から20歳までの20年間で2000人に1人。1年間では10000人に1人の割合)
しかも全ての癌の中で、甲状腺の癌は1%程度と極少ない。(男で0・5%、女は2%)
胃癌肺癌など他の種類の癌は、通常は甲状腺がんの100倍も発症するのである。
福島県検討委は、ロシアの子供は全員が極度に老化していて40人~50人に一人が癌だとでも主張する心算なのだろうか。
大笑いの、ロシアの子供はみんな『老人ばかりだった』とはブラックジョークとしても低級で阿呆臭い馬鹿話である。
『CureSearch 日本語版とは』
今年二月の北朝鮮の核実験で新聞号外が出る大騒ぎのドサクサに発表された福島県検討委の『3人確定、7人疑い』発表時には、アメリカ小児癌学会のCureSearchの日本語版を装うインターネットのNPOのサイトに『アメリカの小児甲状腺癌の発症率は年間で2000人当たり1人』と掲載されていて、心底驚いた。
笑えない悪質なブラックジョークですが、掲載していたNPOはニセモノではなかったのである。
何と、れっきとした本物の日本国内の小児癌の家族を支援する、まともなNPOだったのでもっと驚いた。
著名な医者や学者、政府や官僚など権威も権力も持っている日本の責任ある立場の誰かが、お粗末極まる偽装工作を行っていた。
余りにも情けなさ過ぎる。
今年2月にはアメリカの子供が2000人に1人が小児甲状腺癌だったが、9ヶ月経った11月にはロシアが4~5000人に一人だと、今回、福島県検討委が自分から言い出した。
福島県検討委は、自分で2月の真っ赤な嘘の犯罪行為(極悪の流言飛語)を自白して、どうする心算なのだろうか。
もうこの国は終わっています。
挙国一致の大政翼賛会で隠蔽していたが、放射能被害が状態が極限まで悪化していて破れかぶれ、自暴自棄で自らお粗末極まる流言飛語を振り撒くなど、もはや最低限の責任感とか羞恥心、一般常識や判断力が無くなっているのです。
『福島で何が起きているのか』
マスメディアの情報ですが、曖昧な個々の報道だけでは真実は不明だが、総合して考察するとおぼろげに全体像が浮かび上がる。
小児甲状腺がんの福島県検討委発表で最大の謎は、実は『検査した総数』である。
何人を検査したのか。
『人数』が実に分かり難い。多分検討委は、わざと分かり難いように苦心しているんだろう。
朝日テレビとか毎日新聞が書いているのは、23万8000人で、これは一次検査を受診した人数。
朝日新聞では22・5万人で、これは一次検査で結果が出た人数。
ところが報道されている合計人数59人とは、二次検査の結果であるにも係わらず、二次検査終了者の人数が何処にも表記されていない。
低すぎる二次検査の実施率から、導かれる数字は福島県の子供達36万人に対して3分の1の13万人弱にすぎない。検査人数が少なすぎるのである。
分母を一次検査の人数ではなくて、正しく二次検査終了者にすれば福島県の小児甲状腺癌の発症率は、10万人当たり45人となる。
チェルノブイリ原発事故で最悪だった9年後の数字よりも、福島県の方が遥かに高い。日本の状態が圧倒的に悪いのである。
なるほど。
今のように右は産経から左は赤旗まで、挙国一致で金太郎飴のような同一の『安全・安心、心配ない』との嘘八百の大本営発表を行うはずだと納得する。完璧な負け戦なのです。
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政府やマスコミが流言飛語を流す恐ろしさ
2013年03月21日 | 放射能と情報操作
普通の、健康診断では甲状腺検査は行わない。
『他の県は、10万人あたり1.7人。』とは、
何らかの甲状腺の異常を発見した子供を検査して出て来た数字です。
『福島県は、13万人あたり、59人』
とは健康な子供の数字。
分母が丸っきり違っている。
他県の数字をを福島県に当てはめれば、
福島全県の健康な子供たち36万人のスクリーニング検査(血流など大事な4項目を省略した一次検査)で異常が見つかった二次検査対象者1559人です。
ところが二次検査の終了率は6割以下の、897人です。
897人当たり59人。
これを10万人あたに直せば福島県は6550人で、1・7人の他県の3850倍にもなります。
それにしても前のコメントで、
『先ずタイトルの、『福島県の子どもの甲状腺がん、他県の7倍』が間違いです。
福島県は健康な子供のスクリーニング検査。対して宮城県など他県の方は甲状腺に異常があるので病院で受診した子供の検査。
正しくは、福島のスクリーニング検査(一次検査)で異常が見つかった子供と、他県の病気の子供とを比較するべきでしょう。』
と、誰にでも分かるように書いている。
この『逝きし世の面影』ブログは数々の擬装や悪質なプロパガンダを告発した関係で多くの読者を獲得した半面、自分たちの悪事を暴かれて恨みに思っている連中も数多い。
タイトルや名前が無いコメント、あっても通りすがりとか日本人の一人などの、個人を特定しているとは思えないHNは無記名と看做して不掲載とするローカルルールの設定はやむを得ないのです。次回投稿時にはタイトルや名前を忘れないようにしてください。是非とも御願い致します。
福島県は、13万人あたり、59人
10万人あたりに直せば45人で、6550人とは如何に?
韓国の2013年11月14日中央日報記事ですが、・・・・
基本的には日本国内の新聞記事を、何の点検も考察も解説もせずに、そのまま転載した程度。
そのために、一目で判る程度の御粗末な『明らかな間違い』が韓国紙までが、そのまま記事に書いている恥ずかしいものですよ。
日本国内のメディアはタブーが怖いので自主規制して『書かない』(わざと間違えて書く)のは分かるが、外国紙までとは恐れ入る。
何と、我が国の放射能タブーが韓国にも及んでいるのですが、これは『日本のタブー』(ではない証拠ですよ。
国際的な、多分アメリカの決めたタブーなのです。これは、間違えたのではなくて故意(タブー)なのです。
先ずタイトルの、『福島県の子どもの甲状腺がん、他県の7倍』が間違いです。
福島県は健康な子供のスクリーニング検査。対して宮城県など他県の方は甲状腺に異常があるので病院で受診した子供の検査。
正しくは、福島のスクリーニング検査(一次検査)で異常が見つかった子供と、他県の病気の子供とを比較するべきでしょう。
検討委の『これまでに22万6000人中26人ががんと判明し33人に疑いが認められた』との発表は大嘘。
22万は簡易な一次検査終了者の人数で2次検査の確定人数59人の分母では無い。
正しい分母(二次検査終了者)は半分の13万人以下ですよ。
簡易1次検査で結節や嚢胞の大きさから小児甲状腺がんが疑われた、2次検査対象者1559人に対して、
2次検査結果確定者は897人。(率にして57.5%)
正しくは、
『福島県の健康な子どもの甲状腺がん発生件数が、
他の県の病気の子供の数十倍に達することが明らかになった。』のです。
もう駄目です。
日本国の現状ですが極限まできている。残念ですが、もう終わっています。
朝日新聞では、『宮城県など4県のがん統計では2007年、15~19歳で甲状腺がんが見つかったのは10万人あたり1・7人』
なのです。
福島県のスクリーニング検査で異常が見つかり精密検査した897人中で59人なのです。
10万人あたに直せば福島県は6550人で、1・7人の他県の3850倍にもなります。
韓国の新聞でも、通信社の配信記事をそのまま流している所も多いようですが、中央日報11月14日の記事(日本語で読める)は、日本の新聞に最近まったくなくなってしまった新聞社が専門家たちに取材した話が載っていました。
http://japanese.joins.com/article/274/178274.html
(以下は記事の最終部分引用です。) だが、専門家らは、「福島県が子どもの甲状腺がん発生率の増加を過度に安易に解釈している。事故から4年過ぎる2015年からは甲状腺がんと原発事故の因果関係がより一層明確になり、賠償問題など多様な形態の『2015年問題』が登場するだろう」と指摘している。 (引用終わり。)
韓国では、いろいろな話題でマスメディアによる一方的な論調がすさまじい(そういえば放送局労働組合のストライキもある)ですが、それでも現時点では日本の福島の放射線被害については、批判的な専門家が発言できる余地があるようです。
今の日本人ですが極限まで悪くなっている、自分で逃げ道を絶っているのですから誰も助からない。
矢張り最後は天皇の玉音放送しか助かる道は無いようです。
68年前と同じ態度で、誰にでも一目で分かるはずの現実を直視するのではなくて脳内妄想の無敗神話を信じていて一億玉砕の本土決戦に向かってまっしぐら。
もう無茶ぶりは、限度を超えている。
本土決戦など、今では誰もが無理だと判っている。
ところが、当時は真面目に日本人全員で一丸となって破滅に向かって粛々と準備していた。ただ口には出さないが全員が『駄目だ』とは知っていたのですよ。
ところが全員が口では正反対の勇ましい空虚なスローガンを絶叫していた。
うっかりと『負けるかも知れない』と本心を言えば今の山本太郎と同じで、恐ろしいバッシングに合うのですよ。
誰でも自分の命は惜しい。だから全員が沈黙する。日本の状態が此処までそっくり似るとは唖然とするばかり。
北朝鮮バッシングによって日本が極度に右傾化したのは間違いでは無いが、一番最初の成功は小泉以前の1998年のテポドン騒動ですよ。
事前通告無しに北朝鮮が人工衛星を打ち上げようとした瑕疵を日本が巧について『ミサイルである』として国際的な制裁を行った。
人間万事塞翁が馬で、余りにも上手にいったので以後は同じ手法を繰り返す。段々エスカレートして、今では日本は右翼ばっかり。成功こそが大失敗の母ですね。情けない。
今の日本ですが、
社民党・共産党が保守的で愛国的、
出版社・テレビ業界を筆頭にマスメディア・学術界が嫌中嫌韓で右翼、
自民党と維新が極右、
と「民意」が極右にスライドしたので、「天意」(天皇)がリベラルか左派に見えてしまう。
歴史認識や領土問題で自民党や外務省よりも国民世論の方が隣国に対して過激な発言をする場合が多い。
出版社では反中嫌韓本がベストセラーだから韓国叩きの本がこぞって出版される有り様。
結果、社会から切り離された天皇陛下が左に位置していた。
小泉純一郎が登場した2000年代から日本ですが、何かが狂い出したと思います。
13日の共同通信によると、共産党の市田忠義書記局長は小泉純一郎元首相について、
『考え方が大変近く一致点が多い。どういう形の力の合わせ方があるかはこれからの研究課題だ』。
『積極的な発言だった。われわれは(個別政策ごとに党派を超えて連携する)「一点共闘」で政治的立場が違っても力を合わせる』。
小泉と共産党との、恐怖の「一点共闘」を進める方針ですが、
『共産、衆参で議席増目指す=「一点共闘」推進―大会決議案』とのタイトルの時事通信 11月12日(火)16時33分配信 記事では、
『共産党の志位和夫委員長は・・9中総で・・・・「一点共闘」を進める方針も示した』と報じている。
15日のNHKでは、 『放射性廃棄物最終処分 議員連盟発足へ』とのタイトルで、
『自民・民主・公明の3党の有志の国会議員は、小泉元総理大臣が高レベル放射性廃棄物の最終処分場の建設は困難だとして即時『原発ゼロ』を求めているなか、近く、放射性廃棄物の最終処分の在り方を議論する議員連盟を発足させることになりました。』と報じる。
これはもう、挙国一致。小泉を盟主とする共産党も加わる大政翼賛会が発足寸前なのですよ。
日本ですが、これでは助からない。
もう駄目です。
宮内庁長官がテロを予告された山本太郎を天皇の心配していると公表した。
ところが、志位委員長の山本太郎のバッシングを掲載した赤旗は刃物入りの脅迫文に沈黙する。
保守の代表である天皇よりも今の共産党は右翼なのですから無茶苦茶。
12日の検討委発表に対して赤旗は13日には何も書かない。
翌14日に、やっと『原発事故 当時の胎児対象に』との来年4月から甲状腺検査の記事を書いている。
タイトルでは無視したが、小さなこの記事中で58人が辛うじてでてくるが、『最も多い人は1・8ミリシーベルトでした』と、頭から放射能の影響を否定する検討委を全面的に支持する内容。
のように読める無茶苦茶なものです。
新潟県の泉田知事によると。
この胎児の甲状腺検査の話は意味が、正反対なのですよ。
国連やソ連が小児甲状腺がんと放射能の因果関係を認めたのは、チェルノブイリ事故当時に呼吸していた人だけが放射能プルーム(放射性雲)を吸い込んで発症した。
自力では呼吸していなかった胎児は全員小児甲状腺がんだけは、放射能プルーム(放射性雲)と直接コンタクトしていないので無事だったのです。
国連やIAEAが唯一原子力発電所の事故での住民被害で正式に認めているのは小児甲状腺がんだけなのです。その原因とは放射能プルーム(放射性雲)の存在(呼吸の有無)との因果関係だったのです。
テレビ朝日(ANNニュース)は、私もテレビのニュースで知ったのではなくてネット上にあるのを確認しただけ。
たったの25秒間の映像なので、たぶん『見逃したのだろう』と思っていたのですよ。
『そもそもここではANN系列は地上波では見られません。』
とは、・・・絶句。
真実は、・・残酷であり本当に恐ろしい。
NHKニュースの場合にはネット上にあれば、テレビで放映しているので、ANNニュースも『同じだろう』と思ったのですが油断もすきも無い。ビデオ映像を見る限り『テレビでの放映』だと見えるように作られています。
どっかの地方局で放送された可能性は無いのでしょうか。
今まで映像メディアが一切福島県の小児甲状腺がんを無視して放送しなかったのは事実であるが、ネット空間限定とは言え、一応はテレビ朝日(ANNニュース)が画像を提供したことは一大事件ではあるが、『逝きし世の面影』ブログとしては、記事の書き方が難しい。
録画したのにテレビでは放送しなかった原因ですが、恐ろしいタブーに抵触するので、怖くて出来なかったのでしょう。
確かにテレビ画面で取り上げられたのは一歩進んだ、潮目が変わったのかもしれませんが、
見方を変えれば高視聴率で朝から騒いでいた「みにもんた」は失脚したし、放射能汚染の事をブログで暴露した徳田議員と徳洲会もこれで押さえることができた、参院では医師会の副会長がいる。
福島の甲状腺検査は政府の手が回り何処でも自由に行うことが出来ない。
ましてや福島は県民が自民党を押した。
危機的な情報を流す影響力のある人間はいなくなったし、もう興味を持ち、危機感を抱く国民がほとんどいなくなったのでニュースで59名の小児甲状腺がんが・・・と報道したというふうにも考えられませんか。
これがTBSの朝番組でみのが大事だと騒げば少しはお嬢様がたも気にしたかも分かりませんが、ニュースソースとしてはフィリピンの台風被害の方に目が行くように感じます。
毎日新聞・東京本社版は、このニュースを11月13日朝刊28面の最下の1行で字だけで報じていました。
それに比べると今回は朝日新聞の記事のほうが中身が多い。そこには、「県は来春から、(新たに)住民の不安にこたえるため、事故当時、胎児だった約2万5千人の甲状腺検査も始める。」という部分もあり、そこに私は注目しました。
朝日の記事には「住民の不安にこたえるため」とあるが、実際は「住民の疑問にはっきりと答えるため」あるいは「(調査計画の欠陥が)開業医・住民から激しく批判されたため」でしょう。