逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

密かに大山鳴動(^_^;)菅官房長官KY記者会見

2017年06月13日 | 政治
 『国連の辛口採点 日本に何が- 』 6月13日毎日新聞夕刊(2017年6月12日東京新聞)           

 「国連VS日本」の様相を呈している。国連人権理事会に任命され、各国の人権状況を調べる特別報告者が立て続けに、報道の自由とプライバシー権をめぐる日本の現状に「レッドカード」を突きつけているからだ。国連の「辛口採点」はこれにとどまらず、自由度などを評価する「幸福度」調査は主要7カ国(G7)中、最下位。評価は不当? それとも妥当?
6月13日毎日新聞特集ワイド

日本の「報道の自由度」ランキング(推移)のグラフで見ると、たった1年間で31もランクを下げた民主党の野田佳彦(現民進党幹事長)が断トツのトップで、二位が5年間で25ランク下げた小泉純一郎、第三位が同じく5年間で19ランク下げた安倍晋三の順番だった。(^_^;)


 『首都東京で自民支持率が大幅に低下して、初めて小池新党に追い越される危機的状況』(なんと、前回比で半減していた自民党の支持率)

『都議選の投票先 「都民」22%、自民17% 未定が4割』
2017年6月13日 東京新聞
七月二日投開票の東京都議選で小池百合子知事率いる地域政党「都民ファーストの会」が22・6%で、都議会最大会派の自民党の17・1%を5・5ポイント上回ってトップだった。二十三日の告示まであと十日間に迫る。
投票先は共産が7・7%、民進が4・1%、公明が3・9%、東京・生活者ネットワークが0・9%、日本維新の会は0・8%。投票に「絶対に行く」は59・1%、「たぶん行く」は31・7%で合わせて九割超に上った。
前回二〇一三年の告示後調査と比較すると、自民は32%から14・9ポイント減。
(抜粋)

★注、
自民党の支持率が半減しているだけではなく、東京都政では小池知事支持で国政では安倍晋三与党の、相手は誰でも良いから勝ち馬に乗るコウモリ党(公明)も半減していることに注意。(東京都民の世論調査で豊洲移転賛成が4割で最大だと報じられたが、政党レベルでは豊洲移転反対派は共産党だけ、他の共産党以外は全員が賛成派。都民ファーストは小池の判断待ち)

『会見で記者はKYたれ』6月13日 毎日新聞

6月13日付け毎日新聞(2017年6月12日東京新聞)夕刊で、1ページをつかった特集ワイド『国連の辛口採点 日本に何が- 』では、日本の報道の自由度が極限まで低下したことから、『「 国連VS日本」の様相を呈している』とまで酷評している。
『国連VS日本』だけでも十分に衝撃的内容だが、しかし、もっと驚くのが、この特殊ワイドのページの右横にある青木理の連載コラム理の眼『 会見で記者はKYたれ』の内容である。
やはり6月8日の菅官房長官の定例記者会見は、前代未聞、空前絶後、日本国のマスメディアにとって歴史的な出来事だったのである。
青木理によると、東京の地元紙である東京新聞社会部のベテランの敏腕女性記者が満を持して、主に政治部の持ち場である菅官房長官の記者会見に(今までの慣例を破って)乗り込んだ結果らしいのである。(記者クラブ制度のある日本では、権力とメディアは一体構造であり、今まで恥ずかしげも無く長年『忖度』の見本のような挙国一致の大政翼賛会による八百長『大本営発表』を繰り返していた)

★注、
頭が空っぽで目が節穴の低能ネットウヨですが、6月8日の菅官房長官の定例記者会見が、我が日本国にとって前代未聞、空前絶後、日本のマスメディアにとって歴史的な出来事(画期的なターニングポイント、分岐点)だった事実を正確に把握している。
ところが、何故か理由は不明だが知識層とか護憲左派は(極少数の例外を除けば)逆に誰も気付いていないらしいのである。アホよりも、実は高偏差値のカシコの方が愚かだっとと言う馬鹿話と言うか、『イワンの馬鹿』とか『王様は裸だ』の政治版寓話。



『菅官房長官を追及した東京新聞記者にネトウヨが「頭おかしい」! おかしいのは菅のウソ、「出会い系行く」も菅が自らオフレコで』2017.06.07.LITERA(リテラ)

衆院で、菅義偉官房長官が「天下りを隠蔽していた責任者」「自らの進退は示さなかった」「世論が厳しい状況になってはじめて自ら辞めた」「今年3月末の定年まで、事務次官を続けたいと打診があり、私はそんなことは駄目だと(言った)」と一方的個人攻撃を繰り広げる。
対して前川前次官は3月は国会会期中で『次官が国会会期中の交代を想定することはそもそもあり得ない』など、具体的に反論。
だらしないのがマスコミだ。
官邸記者クラブはまったく逆らえず、官房長官の「批判には当たらない」「まったく問題ない」などをただ垂れ流すということを繰り返している。
8日午前の定例記者会見で、東京新聞社会部で『武器輸出と日本企業』(角川書店)の著者としても知られる望月衣塑子記者が菅官房長官に屈することなく、徹底追及を試みた。
望月記者は、前川前次官の人格攻撃、加計学園、山口敬之レイプもみ消しで、菅官房長官が木で鼻をくくったような返答をしても、まったく怯むことなく、手を変え品を変え質問を続けたのだ。
産経新聞ですが、山口レイプだけを削除して報道。ネトウヨは「執拗な嫌がらせ質問」「失礼だ」、「この女記者、頭がおかしい」「マスゴミ女のキチガイ率は異常」「こんなバカの対応とか、菅さんが可哀想すぎるわ」「さすがは国賊・頭狂新聞の記者だわ」などネットの祭りを誘導する騒ぎに。

東京新聞・望月記者が菅に前川前次官、加計問題を徹底追及
望月記者が追及したのは前川前次官に完膚なきまでに反論された菅官房長官のインチキ答弁。
菅官房長官は「報道で見たのみで、詳細は承知しておりません。いずれにしろ、辞任の経緯について私の承知する事実に基づいて発言した」「私は自らの承知している事実に基づいて発言している。それ以上でもそれ以下でもない」と、同じ返答を繰り返すだけのワンパターン。他の記者もいつものようにスルー。
しかし、望月記者の追及で、前川氏の話と菅官房長官、杉田和博官房副長官の話が『食い違っている』事実を明らかになる。

文科省内の『官邸の圧力』文書の公開については、
菅官房長官は、「文科省は確認できないと言ってるから、それまで」とか、「文科省で大臣の下で決定をしているから、それが当然」「確認の調査を行う必要はない、そういう判断をした」。
菅官房長官は、「委員会でも文科大臣は丁寧に説明している」と回答になっていない回答を繰り返す。明らかにウソを強弁するしかなくなっているのが誰の目にも明らかになっていた。

「自分が出会い系バーに行く」話は先に菅長官がオフレコで話していた
山口敬之準強姦罪。中村格刑事部長が電話で逮捕を取りやめた事件で、『このことについて、菅官房長官は事前にお話等は訊いていますか』とぶち込んだ。
ここで菅官房長官はイライラを隠さなくなり、「まったく承知してない」とシャットアウト。

望月記者は加計学園が「閣議決定時に示された4条件をクリアしているようには思えない。なぜ4条件を無視したのか」と追及する。
正直、菅官房長官の会見で新聞記者がここまで徹底的に追及し、食い下がったケースはほとんど見たことがない。
菅は「問題ない」「必要ない」と繰り返したが、記者が執拗に食い下がった結果、菅が明らかにウソを強弁しているだけだというのがどんどん明らかに。
望月氏は権力のチェックをするという新聞記者としての責務を十分果たしたといえるし、その姿勢はよくやったと褒めるべきものだろう。
菅官房長官は、これだけの証拠が出揃って、文科部官僚のトップまでが認めている重大疑惑を「問題ない」の一言で済ませ、きちんと国民に説明しようとしない。こんな官房長官がかつていたか。

政権の報復と炎上に怯えて厳しい質問をしなくなった記者たち
おかしいのは菅官房長官だけではない。その菅のデタラメ強弁に何も言い返さず、嘘の言い分をそのまま垂れ流しているマスコミも同じだ。
実際、この会見でも、望月記者以外に加計問題に強く切り込んだのは、菅官房長官の“出会い系バー通い”攻撃に、「前川さんが(出会い系バーに)行っているかどうかということと加計学園の文書は全然関係がない」と反論したジャパンタイムズの吉田玲滋記者だけだった。他の記者たちは、望月記者の奮闘をそのまま黙って見ているだけで、援護射撃になるような質問ひとつしなかった。
実際、今村雅弘復興相から「自主避難は自己責任」発言を引き出したフリー記者・西中誠一郎氏にネトウヨたちが噛みつき、非難が集中した。
こうしたことが繰り返されて、記者たちはひたすら「空気を読む」ことばかりを覚え、権力の監視を放棄してしまうようになった。しかし、これが、民主主義国家におけるジャーナリズムの姿なのか。
今回、望月記者が菅官房長官と対峙し、詰め寄ったことは「ジャーナリズム本来の当たり前の姿」を実践しただけだ。しかし、その「当たり前」を記者ができていないことが安倍政権を支え、現在の森友・加計学園問題をなかったことにしようとする政権に手を貸している。新聞やテレビの記者たちはそのことをもっと自覚すべきだろう。
6.07.LITERA編集部(抜粋)

★注、
LITERA(リテラ)編集部ですが、せっかく6月8日の管官房長官記者会見で、安倍のお友達の産経新聞が、『山口レイプ揉み消しだけを削除して報道』した事実を、はっきりと把握しているのですよ。
しかも、『ここで菅官房長官はイライラを隠さなくなり、「まったく承知してない」とシャットアウト』した記者会見の現場(記者の追及が、もっとも光ったハイライト部分)も、はっきり認識していたのである。
ところが、どちらも1行で済ましているのですから、何とも情けない有様である。(これでは腰が引けた民進党執行部と五十歩百歩)
何事にも言える大原則ですが、物事には肝心要の急所が必ず存在していて、今回の数々の安倍お友達スキャンダルでは最も大事な一発退場のレッドカードこそが強姦もみ消しである。(この事実は政治学者の山口二郎など何人かは、はっきりと気が付いている。ところが肝心の野党各党の執行部が見ないふりで誤魔化している)
自然科学では物事の『正誤』が全てに優先するし、哲学や宗教では『善悪』が優先する。ところが、政治では、最も大事なのは物事の『正誤』では無いし、『善悪』でもない。
物事すべての価値観の優先順位(何が一番大事で、何がそれ程大事ではないとの価値判断)こそが全てに優先するのである。(些末な枝葉に拘った分だけ、最も大事な部分を見落とす結果に終わる)



『安倍お友達幼稚園(森友学園)や安倍お友達獣医学科(加計学園)だけではない「安倍晋三と腹黒いお友達」による「国家」の私物化』

長い歴史がある口利き(コネ)文化の中国韓国では政府高官の汚職が絶えないで、ほぼ全員の歴代韓国大統領本人や親族が汚職で訴追される異常事態に、暗殺された朴大統領の娘のパク・クネは一切の親族との縁を切って『清潔さ』をアピールして民主化後の大統領選で初めて50%を超す得票率で当選した。ところが、なんと今度は40年来の『お友達』(女シャーマン)がコネ(口利き)で膨大な利権を得ていたことが発覚して弾劾される。
可哀想に去年10月に発覚したら、あれよあれよと言う間に大統領の罷免から逮捕まで一直線の韓国とは大違いで、わが日本国はほぼ同じ時期に同じ『お友達』疑惑が発覚した安倍晋三の場合には、財閥に寄付金の口利き(韓国)とは違い、直接国家財産をお友達に提供するという露骨な汚職である。ところが逮捕されるところか告発した人が政府やマスコミに個人攻撃される始末。自民党の支持率も少しは下がったが、それほど下がっていない。
『国政壟断だ』と怒り狂う韓国とは大違いで、汚職程度の些末な話では、大人の日本人は怒らないのである。
森友や加計と似たようなケースがゴロゴロしていて、今年の4月、千葉県成田市に開設された『国際医療福祉大学』の医学部は安倍晋三が議長の国家戦略特区でトップダウンの2年で開校。今メディアや政治家が大騒ぎしている愛媛県の獣医学科と何から何までそっくり同じなのに誰も騒がない不思議。
基本的に八百長(与野党など参加者全員、馴れ合いの出来レース)の可能性が高いのである。
だから世論がまったく動かない。
ところが何故か東京都だけは違い自民党の支持率が前回比で半減していたが、この原因ですが、東京新聞だけが大きく報じた安倍お友達記者(TBSのワシントン支局長)の強姦もみ消しが大きく影響していた。
東京新聞は過去にも参議院選挙終盤で石破茂元防衛大臣(元自民党幹事長)の『命令拒否は死刑か懲役300年』を報じて、山本太郎や共産党候補が当選する番狂わせを演じていた。
政治家の汚職程度では狼狽しない(世界一物わかりの良い)日本人ですが、さすがに安倍お友達政権による『強姦もみ消し』の悪事には反応したのである。

小出恵介のスキャンダルを報じたフライデーの写真(顔を隠す17歳少女ですが、ほぼ違法ハードポルノ画像と同じ仕組みの摩訶不思議なアングルの写真であり、決して憧れの若手スターとの普通のツーショット写真には見えない)

『安倍政権による「強姦もみ消し」の悪事のスピンコントロール(猫だまし)として、最も効果的な若手タレントの大々的な淫行報道』

『17歳女子高生は何者? 小出恵介「飲酒淫行」の全舞台裏』2017年6月13日 日刊ゲンダイ によれば、俳優、小出恵介(33)の17歳女子高生との飲酒淫行問題は、『相手側から500万円の支払いを要求された』とか、実際に問題となった飲酒と淫行の実態に不確かな部分もあるという。
当初女子高生と報じられた未成年者がシングルマザーで、自身のツイッターに『小出恵介くんと2人でbar二件行ってなんやかんやお喋りして帰ってきた カッコよかったよ~う。笑』と投稿していた。
フライデーに掲載された写真ですが、NHKテレビにも出演している売れっ子若手タレントとのツーショットなのに、意識的に自分の顔を隠していた。通常の映し方とは逆さまなのである。500万円要求は美人局でありヤクザなど組織犯罪の可能性まで出てきた。
そもそも我が日本国は18歳以下のセックスが犯罪になる一神教世界ではない。マスコミの当初の報道姿勢が異様で不思議すぎるのである。
★注、
規模は大きく違うが、2011年に起きた国際通貨基金(IMF)トップのストロスカーン専務理事がマフィアと関係があった高級ホテルの女性従業員を強姦したとして、アメリカの警察によって搭乗していた飛行機内で逮捕され両手錠で連行された事件を髣髴させる。(道徳的には問題でも、犯罪ではない)もし冤罪によるこの逮捕劇が無ければフランスの前大統領は不人気で無能なオランドではなくて、間違いなくやり手の実力者ストロスカーンであり、今の欧州世界の歴史が大きく変わっていた。




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