
『帰還困難区域の山林火災7日目に、焼失面積拡大』 2017年05月05日 読売新聞
東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域となった福島県浪江町井手の国有林で4月29日に発生した火災は、7日目となる5日も燃え続けている。
県災害対策課によると、4日は午前5時過ぎから自衛隊ヘリ10機を含む最大12機態勢で上空から消火剤をまき、地上からも約240人が消火にあたったが、鎮火のめどは立っていない。
1日時点で20ヘクタールだった焼失面積は、隣接する双葉町まで拡大したが詳細は不明だ。
吉野復興相は4日、浪江町の対策本部を訪れて状況を視察、「体に気をつけ、消火に奮闘してほしい」と職員らを激励した。
この火災で、インターネット上には「放射性物質が飛散する」などの風評が流れているが、県によると、現場周辺の放射線量に大きな変動はない。(全文掲載)
『7日めも燃え盛る福島山林火災 放射能拡散の危険性はありうる』2017年05月05日 スプートニク日本
福島第一原発事故による帰還困難区域の山林火災は発生から7日めとなった5日も燃えている。
福島県浪江町井手の国有林では消防、自衛隊による消火活動が続けられている。4日には自衛隊ヘリコプターなど12機が空から消火剤をまき、地上でも消防、自衛隊のおよそ240人が放射性物質からの防護服を着用して消火にあたったが、鎮火のめどはたっていない。
チェルノブイリの森林火災の消火にあたったグリーンピースロシアの消防士、アントン・ベネスラフスキー氏は、次のように断言する。
「火災中、セシウム137やストロンチウム90、プルトニウムのような放射性核種が空中に上がり、風によって運ばれる。これは動揺を掻き立てずにはいられない。それは、この不安定な原子を人々が吸い込み、内部被爆を被るためだ。」(全文掲載)

『福島 浪江町の山火事 3日以上燃え続ける あすも消火活動』5月2日 NHK
東京電力福島第一原子力発電所の事故による帰還困難区域となっている、福島県浪江町で発生した山火事は、出火から3日以上がたっても燃え続け、自治体や自衛隊は3日も、ヘリコプターなどで消火活動を続けることにしています。
先月29日の午後4時半ごろ、福島県浪江町井手の山林で山火事が発生し、出火から3日以上がたった今も燃え続けています。
福島県などのほか、災害派遣の要請を受けた自衛隊のヘリコプターが上空から放水に当たり、2日は地上でも一時、消防と自衛隊の350人ほどが放射性物質の付着を防ぐ防護服を着て消火活動を行いました。
福島県によりますと、火は主に西側に燃え広がり、これまでに、およそ20ヘクタール以上が燃えたと見られますが、人や建物への被害はないということです。
現場は原発事故の影響で放射線量が比較的高く、立ち入りが厳しく制限されている帰還困難区域ですが、福島県によりますと、周辺の放射線量に目立った変化はないということです。
自治体や自衛隊は大型ヘリコプターを増やして3日も、早朝から消火活動に当たることにしています。(全文掲載)

『浪江・十万山の山火事・5日目...鎮火せず ヘリ13機で消火も』2017年05月04日 福島民友ニュース
東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域となっている浪江町井手の十万山で4月29日に発生した山林火災で、県や陸上自衛隊、双葉地方消防本部は3日、上空と地上から消火活動を続けたが鎮火せず、午後5時すぎに活動を打ち切った。4日早朝に再開する。県によると、現場周辺の放射線監視装置(モニタリングポスト)や、大気中のちりが含む放射線量の値に大きな変動はなかった。
同消防本部などによると3日は午前5時ごろから消火活動を開始した。陸自からは一度に7トン放水できる大型ヘリコプター7機と別のヘリ3機が出動。栃木、群馬、埼玉各県の消防防災ヘリと計13機で消火に当たった。陸自と派遣要請を受けた県内各消防本部でつくる地上部隊が約550人態勢で消火活動を展開した。
延焼範囲は同山の西側から南側にかけて拡大しているとみられる。同消防本部などは4日に上空からの消火剤散布を検討しているほか、地上部隊のホースを延長するなどして引き続き消火に当たる。
本県の消防防災ヘリは点検のため運航しなかった。県によると4日早朝から消火作業に復帰する。(全文掲載)
『フクシマの山火事を出来る限り小さく報道するマスコミの怪』
★注、
何時も短いロシアのスプートニク記事と、日本のマスコミの報道が同じ程度の短さなので、今回の『逝きし世の面影』ブログでは記事の抜粋ではなくて、全文を公開している。
放射能汚染で一般人が立ち入れない福島県浪江町で4月29日に発生した山林火災ですが、鎮火のめどが立たず今も延焼中である。
延焼面積は1週間前に20ヘクタール(20万平方メートル)だと発表されたが、それ以後山林火災が拡大したにも関わらず、今でも公式発表が一切ないのでマスコミの報道も発火当初の『20ヘクタール』のまま。
時間が経過して、福島県での山林火災の被害が拡大しているのと反比例して、マスコミの報道量が地元の福島県で逆に減っているし、全国紙では最初から小さくしか報道していない。
大学の友人らとゴルフを楽しむ安倍晋三首相=5日午前、山梨県山中湖村
金子勝 @masaru_kaneko · 16 時間前
【ミサイルなんか怖くない】
加計学園御曹司はいなかったらしいが、アベはゴルフ三昧。北朝鮮ミサイル危機なんですよね?
弾道ミサイルが飛んできても、フェアウェイなら、伏せれば大丈夫か?
『安倍首相、友人と気分転換のゴルフ 前夜は夫人とBBQ』2017年5月5日朝日新聞
大型連休を山梨県鳴沢村の別荘で過ごしている安倍晋三首相は5日、同県山中湖村のゴルフ場で成蹊大時代の友人らとゴルフを楽しんだ。4日に続いて2日連続のプレー。緊迫する北朝鮮情勢など内外に課題が山積する中、気分転換を心がけているようだ。
青空が広がる中、安倍首相は午前7時過ぎから昼ごろまでコースを回った。白い帽子に紺色のズボン姿で、リラックスした表情。パットを決め、ガッツポーズで喜ぶ場面もあった。
首相は3日夕から別荘に滞在。4日午前は鉄鋼ビルディングの増岡聡一郎専務らとゴルフをし、夜には秘書官や昭恵夫人らとバーベキューを楽しんだ。
北朝鮮が軍事的挑発を繰り返す中での大型連休となったが、首相は先月末に訪問先のロンドンで記者会見した際、「仕事の生産性をあげるためにもメリハリをつけて、ワーク・ライフ・バランスを確保することが極めて重要だ」と説明。「政府も常に課題山積だが、しっかりと対処していくためにも、この連休は私も十分に英気を養いたい」と語っていた。
アンダーコントロールの安倍晋三首相
『鼻血』の描写は風評被害だと政府やマスコミが挙国一致でバッシングした漫画『美味しんぼ』
東電による東電のための東電御用達漫画『いちえふ』
『最も恐ろしい被害を出すのは「放射線」(ガンマ線による外部被曝)ではない』
『全面ゴーグルと防護服で防いでいるのは、呼吸で吸い込むホット・パーティクル(高放射能 微粒子)のβ線による内部被曝』
今回の山火事での消火作業では全員が全面ゴーグルと防護服着用で作業は難航しているが、政府マスコミ等は『放射線量には大きな変化が無い』云々で誤魔化している。ところが放射線(電磁波であるガンマ線)の防護なら、薄い布で出来た防護服程度の防御では無理で、重い鉛の厚板でしか防げないのである。
今回の山火事での消火作業とか、福島第一原発の事故現場で全面ゴーグルと防護服着用で防いでいるのは漫画『美味しんぼ』の鼻血の原因だと思われる放射性微粒子(ホット・パーティクル)だった。
今回の消火作業でも最も恐ろしいのは放射線(ガンマ線)ではなく、放射性微粒子(α線やβ線)だと知っているから全員防護服と全面ゴーグルの重装備で防いでいる。
チェルノブイリ原発事故でも、発生した山火事の火炎で舞いあがった放射性微粒子(ホット・パーティクル)による深刻な二次被害が起きているのですから、日本でも十分な対策が必要だと思われるが現在は一切何もしていない。
一般市民に対して危険性を知らせるどころか、逆に
『この火災で、インターネット上には「放射性物質が飛散する」などの風評が流れているが、県によると、現場周辺の放射線量に大きな変動はない』とのフェイクニュースを流して『安全・安心。心配ない』と繰り返している。
何の放射能防護も無い作業服姿でメルトダウンしている東京電力福島第一原発に駆け付けた日本国首相の管直人の暴走?。ほぼO157の食中毒騒動の発生で当時厚生大臣だった管直人がマスコミのカメラの前でカイワレを食べて見せるパフォーマンと同じレベル。
稼働から40年が経過した老朽化が著しい福島第一原発の1号基は東日本大震災発生から3時間後にはメルトダウンして大量の放射能を外部にまき散らしていた。ところが、何も知らない愚かな日本国首相の管直人と原子力安全委の斑目委員長の二人揃って翌日(2011年3月12日)早朝に東京電力にベントを督促するため、防護服に全面ゴーグルどころか帽子もかぶらず直接、福島第一原発構内に乗り込んでいる。
防災服脱ぎスーツ姿で官邸に入る菅直人首相=1日午前、首相官邸 2011.4.1 産経
6年前の4月馬鹿(エイプリルフール)の笑えない悪い冗談『原発圧力容器損傷でも平常時』
3時間でメルトダウンしていた事実を隠し続けて、レベル3だの4だと誤魔化いていたが、4月30日やっと日本政府(管直人首相)も圧力容器だけではなく原発事故で放射能汚染物質を閉じ込める最後の砦であった格納容器の損傷を認めている。
第一原発事故の深刻化の動きとは正反対に、レベル7だった悲惨な実体が明らかになった30日以降には、菅直人首相は防災服からスーツ姿に変わり、新聞から原発関連ニュースが減って4月2日から、とうとう第一面から完全に姿を消す。
6年前の4月1日(エイプリルフール)から、管直人首相はそれまでの非常時の作業服姿から(もう、『無事終わった』として)平時のスーツ姿に変えている。
『フクシマがレベル3(小さい災害)の時は大きく報じるマスコミ』
ところが、二カ月後にとうとうレベル7の未曾有の核災害だと公式に認めたら、マスコミも全員が政府の動きに合わせて、『もう、無事に終わった』としてフクシマ関連の報道を自粛、報道しなくなった。
コメディアンの池野めだかがボコボコに叩きのめされて倒れた後で、何事も無かったかの様にすっくと立ち上がり『今日はこれくらいで、勘弁しといてやる』と言いつつ舞台を下がるお笑ネタとそっくり同じ。あまりの場違いな常識外れの言動に対して周りの俳優や観客は唖然として、これはもう笑うしかない。
『すべて世は 事もなし』友人と楽しそうにゴルフに興じるお気楽な安倍晋三首相ですが、この吉本新喜劇の定番ギャグの民主党政権(管直人首相)の劣化コピーの6年ぶりの再演(吉本のギャグのコピーのコピー)である。

1年半前の2015年10月12日付け産経新聞は『チェルノブイリで第2の放射能汚染の危険 森林火災で大気中に拡散し』との長文の記事で、チェルノブイリ原発事故の放射能汚染地域で1週間続いた森林火災の影響を報じていた。
この時の産経新聞ですが、
『原発周辺の森林や野原で大規模火災が相次ぎ、一部で大気中に基準値を超える放射性物質が検出されたためだ。周辺地域の除染が徹底されておらず、土壌や草木に残る放射性物質が火災の際の強風にあおられ、大気中に拡散したものとみられる。』
と真実と真っ赤な嘘の禍々しい混合物。確かに旧ソ連でも今の日本と同じでチェルノブイリ事故から3年間は除染と称して大量の兵士を動員して家屋の破壊撤去を行ったが、基本的に森林原野は全くの手つかず。『除染が徹底されておらず』ではなくて日本と同じで、一切山林の放射能汚染に対しては何もしていない。
また比較的危険性が低い放射線量(ガンマ線による外部被曝)だけに言及していて最も恐ろしい呼吸で吸い込むホット・パーティクル(高放射能 微粒子によるα線やβ線の内部被曝)に対しては一切無視している。
記事では最後に、『山火事は福島第一原発周辺でも発生する恐れがあり、今回の出来事は、日本政府に対しても大きな教訓を与えそうだ』と結んでいるが今回現実になっている。
関連記事
水にも熱にも酸にも溶けない恐怖のガラス化した不溶性の放射性セシウム
2016年06月27日 | 放射能と情報操作
東京電力福島第一原発事故で帰還困難区域となった福島県浪江町井手の国有林で4月29日に発生した火災は、7日目となる5日も燃え続けている。
県災害対策課によると、4日は午前5時過ぎから自衛隊ヘリ10機を含む最大12機態勢で上空から消火剤をまき、地上からも約240人が消火にあたったが、鎮火のめどは立っていない。
1日時点で20ヘクタールだった焼失面積は、隣接する双葉町まで拡大したが詳細は不明だ。
吉野復興相は4日、浪江町の対策本部を訪れて状況を視察、「体に気をつけ、消火に奮闘してほしい」と職員らを激励した。
この火災で、インターネット上には「放射性物質が飛散する」などの風評が流れているが、県によると、現場周辺の放射線量に大きな変動はない。(全文掲載)
『7日めも燃え盛る福島山林火災 放射能拡散の危険性はありうる』2017年05月05日 スプートニク日本
福島第一原発事故による帰還困難区域の山林火災は発生から7日めとなった5日も燃えている。
福島県浪江町井手の国有林では消防、自衛隊による消火活動が続けられている。4日には自衛隊ヘリコプターなど12機が空から消火剤をまき、地上でも消防、自衛隊のおよそ240人が放射性物質からの防護服を着用して消火にあたったが、鎮火のめどはたっていない。
チェルノブイリの森林火災の消火にあたったグリーンピースロシアの消防士、アントン・ベネスラフスキー氏は、次のように断言する。
「火災中、セシウム137やストロンチウム90、プルトニウムのような放射性核種が空中に上がり、風によって運ばれる。これは動揺を掻き立てずにはいられない。それは、この不安定な原子を人々が吸い込み、内部被爆を被るためだ。」(全文掲載)

『福島 浪江町の山火事 3日以上燃え続ける あすも消火活動』5月2日 NHK
東京電力福島第一原子力発電所の事故による帰還困難区域となっている、福島県浪江町で発生した山火事は、出火から3日以上がたっても燃え続け、自治体や自衛隊は3日も、ヘリコプターなどで消火活動を続けることにしています。
先月29日の午後4時半ごろ、福島県浪江町井手の山林で山火事が発生し、出火から3日以上がたった今も燃え続けています。
福島県などのほか、災害派遣の要請を受けた自衛隊のヘリコプターが上空から放水に当たり、2日は地上でも一時、消防と自衛隊の350人ほどが放射性物質の付着を防ぐ防護服を着て消火活動を行いました。
福島県によりますと、火は主に西側に燃え広がり、これまでに、およそ20ヘクタール以上が燃えたと見られますが、人や建物への被害はないということです。
現場は原発事故の影響で放射線量が比較的高く、立ち入りが厳しく制限されている帰還困難区域ですが、福島県によりますと、周辺の放射線量に目立った変化はないということです。
自治体や自衛隊は大型ヘリコプターを増やして3日も、早朝から消火活動に当たることにしています。(全文掲載)

『浪江・十万山の山火事・5日目...鎮火せず ヘリ13機で消火も』2017年05月04日 福島民友ニュース
東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域となっている浪江町井手の十万山で4月29日に発生した山林火災で、県や陸上自衛隊、双葉地方消防本部は3日、上空と地上から消火活動を続けたが鎮火せず、午後5時すぎに活動を打ち切った。4日早朝に再開する。県によると、現場周辺の放射線監視装置(モニタリングポスト)や、大気中のちりが含む放射線量の値に大きな変動はなかった。
同消防本部などによると3日は午前5時ごろから消火活動を開始した。陸自からは一度に7トン放水できる大型ヘリコプター7機と別のヘリ3機が出動。栃木、群馬、埼玉各県の消防防災ヘリと計13機で消火に当たった。陸自と派遣要請を受けた県内各消防本部でつくる地上部隊が約550人態勢で消火活動を展開した。
延焼範囲は同山の西側から南側にかけて拡大しているとみられる。同消防本部などは4日に上空からの消火剤散布を検討しているほか、地上部隊のホースを延長するなどして引き続き消火に当たる。
本県の消防防災ヘリは点検のため運航しなかった。県によると4日早朝から消火作業に復帰する。(全文掲載)
『フクシマの山火事を出来る限り小さく報道するマスコミの怪』
★注、
何時も短いロシアのスプートニク記事と、日本のマスコミの報道が同じ程度の短さなので、今回の『逝きし世の面影』ブログでは記事の抜粋ではなくて、全文を公開している。
放射能汚染で一般人が立ち入れない福島県浪江町で4月29日に発生した山林火災ですが、鎮火のめどが立たず今も延焼中である。
延焼面積は1週間前に20ヘクタール(20万平方メートル)だと発表されたが、それ以後山林火災が拡大したにも関わらず、今でも公式発表が一切ないのでマスコミの報道も発火当初の『20ヘクタール』のまま。
時間が経過して、福島県での山林火災の被害が拡大しているのと反比例して、マスコミの報道量が地元の福島県で逆に減っているし、全国紙では最初から小さくしか報道していない。


【ミサイルなんか怖くない】
加計学園御曹司はいなかったらしいが、アベはゴルフ三昧。北朝鮮ミサイル危機なんですよね?
弾道ミサイルが飛んできても、フェアウェイなら、伏せれば大丈夫か?
『安倍首相、友人と気分転換のゴルフ 前夜は夫人とBBQ』2017年5月5日朝日新聞
大型連休を山梨県鳴沢村の別荘で過ごしている安倍晋三首相は5日、同県山中湖村のゴルフ場で成蹊大時代の友人らとゴルフを楽しんだ。4日に続いて2日連続のプレー。緊迫する北朝鮮情勢など内外に課題が山積する中、気分転換を心がけているようだ。
青空が広がる中、安倍首相は午前7時過ぎから昼ごろまでコースを回った。白い帽子に紺色のズボン姿で、リラックスした表情。パットを決め、ガッツポーズで喜ぶ場面もあった。
首相は3日夕から別荘に滞在。4日午前は鉄鋼ビルディングの増岡聡一郎専務らとゴルフをし、夜には秘書官や昭恵夫人らとバーベキューを楽しんだ。
北朝鮮が軍事的挑発を繰り返す中での大型連休となったが、首相は先月末に訪問先のロンドンで記者会見した際、「仕事の生産性をあげるためにもメリハリをつけて、ワーク・ライフ・バランスを確保することが極めて重要だ」と説明。「政府も常に課題山積だが、しっかりと対処していくためにも、この連休は私も十分に英気を養いたい」と語っていた。



『最も恐ろしい被害を出すのは「放射線」(ガンマ線による外部被曝)ではない』
『全面ゴーグルと防護服で防いでいるのは、呼吸で吸い込むホット・パーティクル(高放射能 微粒子)のβ線による内部被曝』
今回の山火事での消火作業では全員が全面ゴーグルと防護服着用で作業は難航しているが、政府マスコミ等は『放射線量には大きな変化が無い』云々で誤魔化している。ところが放射線(電磁波であるガンマ線)の防護なら、薄い布で出来た防護服程度の防御では無理で、重い鉛の厚板でしか防げないのである。
今回の山火事での消火作業とか、福島第一原発の事故現場で全面ゴーグルと防護服着用で防いでいるのは漫画『美味しんぼ』の鼻血の原因だと思われる放射性微粒子(ホット・パーティクル)だった。
今回の消火作業でも最も恐ろしいのは放射線(ガンマ線)ではなく、放射性微粒子(α線やβ線)だと知っているから全員防護服と全面ゴーグルの重装備で防いでいる。
チェルノブイリ原発事故でも、発生した山火事の火炎で舞いあがった放射性微粒子(ホット・パーティクル)による深刻な二次被害が起きているのですから、日本でも十分な対策が必要だと思われるが現在は一切何もしていない。
一般市民に対して危険性を知らせるどころか、逆に
『この火災で、インターネット上には「放射性物質が飛散する」などの風評が流れているが、県によると、現場周辺の放射線量に大きな変動はない』とのフェイクニュースを流して『安全・安心。心配ない』と繰り返している。

稼働から40年が経過した老朽化が著しい福島第一原発の1号基は東日本大震災発生から3時間後にはメルトダウンして大量の放射能を外部にまき散らしていた。ところが、何も知らない愚かな日本国首相の管直人と原子力安全委の斑目委員長の二人揃って翌日(2011年3月12日)早朝に東京電力にベントを督促するため、防護服に全面ゴーグルどころか帽子もかぶらず直接、福島第一原発構内に乗り込んでいる。

6年前の4月馬鹿(エイプリルフール)の笑えない悪い冗談『原発圧力容器損傷でも平常時』
3時間でメルトダウンしていた事実を隠し続けて、レベル3だの4だと誤魔化いていたが、4月30日やっと日本政府(管直人首相)も圧力容器だけではなく原発事故で放射能汚染物質を閉じ込める最後の砦であった格納容器の損傷を認めている。
第一原発事故の深刻化の動きとは正反対に、レベル7だった悲惨な実体が明らかになった30日以降には、菅直人首相は防災服からスーツ姿に変わり、新聞から原発関連ニュースが減って4月2日から、とうとう第一面から完全に姿を消す。
6年前の4月1日(エイプリルフール)から、管直人首相はそれまでの非常時の作業服姿から(もう、『無事終わった』として)平時のスーツ姿に変えている。
『フクシマがレベル3(小さい災害)の時は大きく報じるマスコミ』
ところが、二カ月後にとうとうレベル7の未曾有の核災害だと公式に認めたら、マスコミも全員が政府の動きに合わせて、『もう、無事に終わった』としてフクシマ関連の報道を自粛、報道しなくなった。
コメディアンの池野めだかがボコボコに叩きのめされて倒れた後で、何事も無かったかの様にすっくと立ち上がり『今日はこれくらいで、勘弁しといてやる』と言いつつ舞台を下がるお笑ネタとそっくり同じ。あまりの場違いな常識外れの言動に対して周りの俳優や観客は唖然として、これはもう笑うしかない。
『すべて世は 事もなし』友人と楽しそうにゴルフに興じるお気楽な安倍晋三首相ですが、この吉本新喜劇の定番ギャグの民主党政権(管直人首相)の劣化コピーの6年ぶりの再演(吉本のギャグのコピーのコピー)である。

1年半前の2015年10月12日付け産経新聞は『チェルノブイリで第2の放射能汚染の危険 森林火災で大気中に拡散し』との長文の記事で、チェルノブイリ原発事故の放射能汚染地域で1週間続いた森林火災の影響を報じていた。
この時の産経新聞ですが、
『原発周辺の森林や野原で大規模火災が相次ぎ、一部で大気中に基準値を超える放射性物質が検出されたためだ。周辺地域の除染が徹底されておらず、土壌や草木に残る放射性物質が火災の際の強風にあおられ、大気中に拡散したものとみられる。』
と真実と真っ赤な嘘の禍々しい混合物。確かに旧ソ連でも今の日本と同じでチェルノブイリ事故から3年間は除染と称して大量の兵士を動員して家屋の破壊撤去を行ったが、基本的に森林原野は全くの手つかず。『除染が徹底されておらず』ではなくて日本と同じで、一切山林の放射能汚染に対しては何もしていない。
また比較的危険性が低い放射線量(ガンマ線による外部被曝)だけに言及していて最も恐ろしい呼吸で吸い込むホット・パーティクル(高放射能 微粒子によるα線やβ線の内部被曝)に対しては一切無視している。
記事では最後に、『山火事は福島第一原発周辺でも発生する恐れがあり、今回の出来事は、日本政府に対しても大きな教訓を与えそうだ』と結んでいるが今回現実になっている。
関連記事
水にも熱にも酸にも溶けない恐怖のガラス化した不溶性の放射性セシウム
2016年06月27日 | 放射能と情報操作
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます