逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

東京五輪の代わり?Go Toトラベル

2020年07月23日 | 存在脅威管理理論

米海軍の原子力空母「セオドア・ルーズベルト」艦内での新型コロナウイルス感染、乗組員の約6割から抗体が確認。グアムで5月撮影(2019年 ロイター/US NAVY)

金子勝 7月22日

【米軍の感染拡大】2月末に在韓米軍で最初の感染者が発見してから、最初は徐々に、次には爆発的に感染が拡大し始めた。7月第3週に入り、米軍関係者の間で新型コロナウイルスが猛烈に感染を拡大させており、増加率は20%以上で2万人を突破した。沖縄、横田、横須賀が危ない。

【原子力空母セオドアルーズベルトは6割感染】南シナ海の米軍の中核、原子力空母セオドアルーズベルトは4月に千百人の感染でグアム帰還を余儀なくされたが、6月の抗体検査で乗員4800人の6割が陽性とわかった。恐ろしい集団感染だ。



第32回オリンピック競技大会(2020/東京) 開催期間: 2020年7月24日(金)~8月9日(日)

殺人的酷暑のオリンピック用に最初のザハ案には空調設備があったが、炎天下の木造国立競技場は法令違反で聖火台が設置できない(隈研吾設計のスタジアムはオリンピックを開けない)

普通なら梅雨明け直後で日本列島が最も厳しい(亜熱帯の)殺人的猛暑での東京オリンピックは観客や選手が熱中症で倒れることが予測され、#Tokyoインパール2020(現代の牟田口廉也)と揶揄されていた。ところが寸前で新型コロナ蔓延を理由に中止される。

ところが予定していた東京インパールと同時期に、前倒ししてまで始まった不可解な日本政府(国交省)のGOTOキャンペーンは東京除外でスタートして、余計に東京の感染を人々に印象付けるという高等戦術。ところが大人の一般常識があれば、中止された東京五輪の代替品がGo toキャンペーンだと思うほうが普通だが、マスコミは全員両者の関連性について決して語らない。あまりにもメディアや有識者の動きがわざとらしいのである。

国民一人当たり旅行代金の1万円を配った方が、その予算総額は1兆2千億円で安上がりだし、経済効果も大きい。しかも自民党政府の人気取りにもなる。(一人一律10万円の前例があるので事務的な手間もかからない)

政府自民党の応援団の読売や産経新聞までが中止や延期を言い出すほど不評なGo toキャンペーン強行実施なので、これは中身ではなく、その実施した日時(2020年東京オリンピック開会式の予定日の前日)にこそ本当の意味があった。

強引に10月だった「スポーツの日」を2カ月も前倒し、東京五輪開会式を祭日にして4連休を作り出す荒業

Go toキャンペーンの実施要綱を政府が一般に公開したのは、4連休の前日なのですから、無理やり「7月23日から実施しました」と日付に異様に拘ったことは明らか。多分、「中身」についてはこれから考えるのでしょう。

そもそも今の新型コロナ云々とGo toキャンペーンは無関係で、幻の2020東京オリンピックの強引過ぎる宣伝キャンペーンなのである。

2011年3月11日の東日本大震災で東京電力福島第一原発の老朽化した1号基は3時間後には早くもメルトダウンして放射能を大量に環境に放出していた。

ところが政府やマスコミ有識者は「国民がパニックになる」として2カ月間も隠し続ける。

3・11フクシマでは即座に非常事態宣言を発令。放射能の安全基準を一時的に20倍にして、現在も解除されていないので依然として「非常事態」が続いている。(★注、いみじくも枝野幸男が言うように「放射能は食べても直ぐには健康に影響しない」のである)

隠蔽された(中止された)フクシマの放射能対策の代替品だった東京オリンピック開催

無責任民主党野田佳彦政権が隠しきれなくなって福島第一原発事故の未曾有のレベル7の核事故核事故メルトダウンを2カ月後に渋々認める。

ところが、その直後に野田佳彦内閣が決めたのが(殺人的酷暑の7月24日開催なのに「スポーツに最適」との真っ赤な嘘をついてまで)2020年東京オリンピックの開催誘致だった。

中止された東京オリンピックの代替品だった不可解なGoToキャンペーン

ロシアの民芸品、入れ子細工のマトリョーシカ人形のように何重にも「代替品」が重なって、何か何やら分からなくなった意味不明の隠蔽工作(偽装工作)だったのである。此処まで酷いと最早笑うしかない。

町山智浩 7月23日

東京オリンピックの総予算が2兆円弱なので、GoToキャンペーンはそれに匹敵する規模の事業なのに、
本部も無ければ、事業者への説明もないし、そもそも国民の承認すら受けてないんですね。

GoToキャンペーンがオリンピックの予算とほとんど同じで、
オリンピック開催予定日に焦って開始したのを見ると、オリンピックの代わりに慌ててやったわけですね。

★注、
普通の中学生以上の思考力なら誰でも考える当然の結論なのだが、困ったことにカルフォルニア州バークレー在住の町山智浩以外は(日本のマスコミや有識者は)怖くて喋れないらしい。

町山智浩2020年7月21日放送のTBSラジオ『たまむすび』

町山智浩『誰がハマーショルドを殺したか』を語る

そもそもハマーショルドって誰だ?っていう(笑)。この人は国連の2代目の事務総長なんですね。国際連合は第二次世界大戦が終わった後に作られたんで。その次の人がダグ・ハマーショルド(★注、今の日本人が良く知っていると思っている「国連」と、日本がWWⅡで戦ってボロ負けした(核兵器でジェノサイドを行った)「連合国」は全く同じUNであることに注意。ハマーショルド暗殺はWWⅡ終結から16年後。国連軍の肩書でアメリカ軍がジェノサイドを繰り返した「朝鮮戦争」休戦からなら8年目。朝鮮戦争では石井四朗など731部隊の残党が米軍と協力していた)

コンゴ動乱

1960年コンゴ独立で、傀儡国家を作って自分たちの利権を守ろうとカタンガ国という、形は地元の人の国なんですけど中身は全部ベルギー軍とアフリカ中にウロウロしていた白人の傭兵たちの軍団だったんですよ。傭兵たちっていうのは雇われ兵たち。金目当てで戦争する人ですね。

そういうインチキ国家で内戦になったんでハマーショルド国連総長がその内戦を防ごうとしたんですね。これはもうベルギーとイギリスにとって非常に困るということで、そこへ内戦の解決するために交渉に行くハマーショルドさんの飛行機を何らかの形で撃墜したんじゃないか?っていう。(★注、コンゴ動乱を本当に止める気があるなら、スウェーデンの外交官であるハマーショルドはロンドンやベルギーに行って張本人の「親玉」たちと交渉するべきで、アフリカの現場に飛んで下っ端の雇い人たち「狂犬なみの白人傭兵」と交渉しに行った時点で彼の運命は決まっていた。殺されて当然なのである。ハマーショルド暗殺は何の不思議もない)

撃墜か、爆弾かによっては暗殺しただろという疑惑がその当時からあった。状況から、どう考えても普通に墜落したわけがないよっていうことだったわけ。

1961年に起こった事件で、目撃者がまだいる。

複数の目撃者が「飛行機の後ろからちっちゃい飛行機がついていって、火花が散ったと思ったら飛行機が落ちた」と、撃墜されたと話すんですよね。だから「これは完全に撃墜されている」ということでショベルを持って、その事故現場を発掘しに行くんですけど空港のすぐ近くなので、止められちゃうんですよ。「それ、ダメだから」って言われて。それでうまくいかない。

別のルートからいろんなことが分かってくる。まず、その墜落の現場に国連から雇われて写真撮影に行ったカメラマンと接触。その現場でハマーショルドの遺体を撮った写真を確認することができたんですけど。そしたら首のところにトランプのカードが置いてあるんですよ。で、そのトランプのカードはスペードのエースなんですね。

「デスカード」って言って、殺し屋とかが「仕事が終わりました」っていうことを示すために、トランプのスペードのエースを置くんですよ。殺し屋・玉。それが、置いてあったんで、「これは明らかにプロがやってる」っていうことが分かるんですね。で、さらにいろんなものが分かってきて。まず、1998年に南アフリカである書類が発見される。で、その書類というのは、このハマーショルド暗殺計画の企画書だった。

その書類は誰によって書かれたかというと「南アフリカ海事調査協会(South African Institute for Maritime Research)」というところで、「SAIMR」という団体のレターヘッドが付いていたんですね。で、それは一体何なんだ?って当時、1998年に調べたけども何も出てこなかった。

SAIMRという団体の正体

ところがですね、このマッツさんたちはSAIMRに入っていたその当人を見つけていく。これがすごい展開で、幻の団体じゃなくて、本当にあったんだと。

しかも、この暗殺に実際に参加した人も特定していく。

ドクター・マックスウェルという男なんで、この人の写真も見つけるんですけども。彼がこの事件に1961年に参加した時のことをなんと、小説として出そうとして、原稿を書いていて。その原稿が発見される。

ちょっとびっくりするんですけど。で、それはね、前編・後編に分かれていて、後編の方がもっと驚くべき内容で。後編の方は1990年代に彼がやってたことが書かれてる。

それは、なんともっと驚くことに、その彼の陰謀を知った女性をSAIMRは殺害してて。その殺害された女性の家族が持ってたんですよ。

このへん、すごい展開になってくる。で、そのSAIMRという団体は全く秘密の団体というか、存在しないと思ってたに実在するという。これは南アフリカにあった団体で、イギリスとアメリカの資金で作られた団体で、なんで、その国連総長を暗殺をしたのかということはだんだん後半で分かってくる。

彼らが1993年にSAIMRにいた人を見つける。そのドクター・マックスウェルという人がやっていたことは一体何かと言うと、南アフリカ中にタダのお医者さん、医院を広げることだったんですね。で、その病院も発見する。「ドクター・マックスウェルの医院」って書いてあるんですよ。そこで地元の人たち……貧しい黒人たちにタダでいろんな薬を打ってあげていたんですよ。彼は。

慈善活動?それは、HIVウイルスだったんですね。彼はエイズをバラまこうとしていたんですよ。

1994年に南アフリカのアパルトヘイトが終わる。そうすると、人口の多い黒人によって白人が支配されてしまうから、それを阻止するため黒人を大量に殺すことが彼の目的だったんですね。SAIMRもそういう目的で……要するにアフリカがずっと白人支配によって鉱山とかいろんなものの利権を支配してたんですけれども。アフリカで民族が独立することによって、イギリスやアメリカやいろんな欧米の企業の利権が奪われてしまうので。それを阻止する組織がSAIMRだったんですね。

ちょっとびっくりしましたよ。そのアフリカにおける黒人たちを白人が経済的・軍事的に支配する状況を作るための秘密組織だったんですよ。

一応、国連も2015年に調査をして、ハマーショルドは暗殺されたらしいということはまでは分かっていたんですけども。それよりも先の事実関係に向かってこのドキュメンタリーは進んでいくんですけども。まあすごい内容でしたよ。

マッツ・ブリューガー監督、とんでもない映画じゃないですか、これ。とんでもないですよ。だからこれね、まあすごい映画館なんで見ていただくしかないなと思います。はい。イメージフォーラムで現在、先週7月18日からずっと公開中ですけどね。
(抜粋)
7月21日 TBS「たまむすび」

2020年07月19日 | 社会

誰がハマーショルドを殺したか

世界的な新型コロナのウイルス感染拡大「第2波」

1年半も前の映画祭で賞を取った映画「誰がハマーショルドを殺したか」が、今回初めて一般公開されるのですが、???タイミングがピッタリ過ぎるというか、公開が遅すぎるというか。実に不可解である。

ドキュメント映画「誰がハマーショルドを殺したか」は今は無き白人による人種差別帝国「南アフリカ連邦の秘密組織による国連総長暗殺」は客寄せに無料で配る餅焼き網とか水切り笊の類。(メガトン級水爆のような猫だまし)

SARS-CoV-2騒動の真っ最中ドキュメント映画の公開

映画のタイトル「誰がハマーショルドを殺したか」ではなく、ほんとのメインの恐ろし過ぎるテーマとは、エイズウイルスなどの細菌兵器による黒人などの世界的規模の人口の調整(ハルマゲドン的なジェノサイド)の告発だったと考えれば、(何とも不可解で恐ろしい)人間の免疫システムを破壊するらしいSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)の大騒動の真っ最中であることが一番大事だった。すべてがピッタリと辻褄が合うのである。

★注、

意味不明で逆効果。摩訶不思議なGoToキャンペーンと同じで、そのタイトルには意味が無いというか、観客たちの注意を惹く「落語の枕」程度で役割で、一番大事だったのは「日付け」。(詐欺か手品のような話)

この映画の場合は国連事務総長のハマーショルド暗殺をネタに卑劣な細菌戦の実態を、密かに告発するという危険な試みだったのだろう。

 


コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 祝 51年目のアポロ11号... | トップ | 植民地用ピジン語だったGoTo... »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オリンピック並みの予算で旅行補助金撒き (ローレライ)
2020-07-25 19:03:31
オリンピック並みの予算で旅行補助金撒き散らしとは国民には分からない!
返信する

コメントを投稿

存在脅威管理理論」カテゴリの最新記事