逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

7年に一度の奇祭諏訪大社の御柱祭が始まる

2016年04月04日 | 政治
『千二百年前の平安時代から七年に一度十二支の寅と申の年に行なわれる、諏訪大社最大の祭り

正式名称『諏訪大社式年造営御柱大祭』では重さ13トンものモミの巨木16本を車もコロも使わず人力のみで引きずり運ぶ原始的な行事で、丸太の上に人が乗ったまま、急坂を落としたり、川の中を渡ったり、 死人が出ないのが不思議な程の、荒々しい行事として有名。
とんでもなく危ない、この天下の奇祭を写真付きで報じた4月3日付け日本共産党機関紙しんぶん赤旗ですが、御柱祭りの記事の真上が毎週月曜日に連載されている『福島に生きる』だった。(記事は、大阪出身の女子大生が両親や友人が必死に止めるとも聞かず、放射能汚染で一時は中止していた福島県南相馬市の焼き物を復活されるために南相馬市に永住するというもの)
諏訪大社の御柱は、はた目には危なく思えても死人が出ないのは7年に1回だから。(危険性があっても短期間だから許されている)対して福島県南相馬市の方は本人は無邪気に『大都市にはない自然が美しい』と語っているが、1年365日、1日24時間、常時放射能に晒され続ければ必ず影響が出ることは避けれない。(7年に1回の祭りだから良いが、毎日の生活が『御柱』なら必ず大量の死人が出る。もしも赤旗が意識して諏訪大社の御柱とレベル7の核事故後の南相馬市移住を並べていたとしたら傑作である)



『3・11フクシマから5年が経過した大槻義彦の最新のブログ記事』

『北関東の田舎、赤トンボもウグイスも消えた』

寒い関東北部にも春がきた。
ためらいながら、ひっそりとコブシの花も咲きだした。もうすぐ遅い桜も咲き競うだろう。いつまでたっても寒い春風に『もしかしてもう地球には春は来ないのか』とすら勘違いしても、やはり春は今年も無事に到来した。
 ところがふと気がついた。
春にウグイス、ひばり、ツバメが来ないのだ。ここ関東北部でウグイスが鳴かなくなってもうかれこれ4,5年経つ。ひばりはもう10年も前に姿を消した。ツバメも最近はまったく見ない。
昨年の秋、ここ北関東の山間地に赤とんぼが飛ばなくなったと嘆いた。
そのブログを読んでくれた人から慰めのことばを頂戴した。秋田の人だった。『北関東に赤とんぼが見れれなくなったのならいっそ秋田に「疎開」したら?秋田の秋は赤とんぼも蝉も健在ですよ』と。その秋田の人よ、ウグイスはどうですか?ツバメは飛んでいますか?蝉も赤とんぼもウグイスも秋田では『無事』ならば、本当に秋田移住も考えましょうか?
 しかし待てよ。その秋田もダメになったら一体どこに疎開すればいいのか?これではイタチゴッコではないか。私の生きて行くところはどこ?!
2016-04-04大槻義彦の叫び

東京大阪など大都市の河川敷とか公園に林立していたホームレスのテント村が何時の間にか消滅したのも、能天気な大槻義彦が嘆く栃木県北部などから赤とんぼやツバメが消えたのも、(もちろん全員が知っている客観的事実だが)何故か大手メディアは絶対に報道しない。
これ等の異変ですが、原発4基が同時に暴走する未曾有の3・11フクシマの核事故(日本のタブー)と関連しているから、いくら良心的なジャーナリストが報道したくても出来ないのである。
(異例中の異例で、数日前に大阪市西成区の70歳の老人1名のホームレスのテントを撤去する映像がテレビで流れたが、画面に写っていたのは昔のにぎわっていた当時のテント村の光景だった。働けるホームレスはヤクザがほぼ全員をフクシマに拉致同然につれて行ったので今では高齢者を除き誰も街には残っていない)

『毎日がエイプリルフールだった日本国の悲劇』


「TPP断固反対と言ってたの自民党ですよ」。山本議員は生放送中、2012年の総選挙で自民党が用いたポスターをかざした。=3日午前10時30分頃、NHK千代田放送会館 撮影:筆者=
『NHK日曜討論 山本太郎「自民党は毎日がエイプリルフール」』とのタイトルの2016年4月3日田中龍作ジャーナルの最新記事から、

『フクシマから5年が経ってやっとチェルノブイリの核燃料が190トンだと報道するマスコミ』

フクシマと同じレベル7の核事故だった30年前のチェルノブイリ原発事故での避難住民の総数が40万人超。チェルノブイリでは事故発生で即座に30キロ圏の全住民を強制疎開、3年後から順次5ミリシーベルトの汚染地域は強制で、1ミリシーベルトでは任意で住民を避難させている。(チェルノブイリとは違い人口密集地にあったフクシマの場合半径20キロ圏程度でも避難住民の総数は17万人)
フクシマですが、外部環境に放出された放射能の総量はチェルノブイリの10分の1で、メルトダウンして炉心を突き抜けた現在でも原発に残っている核燃料の重量は100トン超だと公式発表されている。
ところが、そもそも大型商業炉に装填されているウラン燃料の総重量は110トン程度。1から3号基では合計では約300トンと計算すれば『100トン超が残っている』とは→自動的に『総量の3分の2が(原発2基分のウラン燃料200トンが丸々)外部に放出されていた』となる。
もしも、『100トン超の核燃料が残っている』が正しいなら、放出された汚染物質の量は10分の1どころがフクシマはチェルノブイリの10倍の猛烈な放射能汚染である。
また逆に『外部に放出された汚染物質の量はチェルノブイリの10分の1』の方が正しいと仮定すると、地下に落ち込んで行方不明のフクシマの超高温の核燃料の総量は1000トン以上で、今までの公式発表の10倍以上に達する想像を絶する、膨大過ぎるトンデモない量だった。(核燃デブリは溶解した制御棒とか原子炉本体を含むので総重量が何倍にも増える)
今まで公式発表されている『外部環境に放出された放射能の総量はチェルノブイリの10分の1』と、『原発に残っている核燃料の重量は100トン超だ』の両者は相互に矛盾するので、原理的に、両方が同時に正しいことは絶対に有り得ないのである。(どちらか一方が、あるいは両方が間違っている)

『あの「原発を止めればサルになる」の田母神俊雄の逮捕が迫る』 もはや 遊びの時間は終わった!

『田母神氏側、運動員に数百万円…東京地検が捜査』4月4日(月)読売新聞

2014年2月の東京都知事選に出馬し、落選した元航空幕僚長・田母神(たもがみ)俊雄氏(67)の陣営が選挙後、複数の運動員に少なくとも計数百万円の現金を配っていたことが、関係者の話で分かった。
陣営は、運動員ごとの配布額を記したリストを作成しており、東京地検特捜部の事情聴取に対し、複数の運動員が現金を受け取ったことを認めている。運動員買収を禁じた公職選挙法違反の疑いがあり、特捜部が捜査している。
田母神氏は都知事選で約61万票を獲得したが、4位で落選。関係者によると、田母神氏の陣営では選対事務局長が選挙後などに、「みんなよくやってくれたので、お礼がしたい」と話し、運動員の貢献度に応じた現金の配布を提案して、金額を記したリストも作成していた。
(もしも本当に現金を配っていたなら逮捕・拘留は免れないが、これは2年前の悪事が今回露見したというよりも、3・11フクシマから5年が経過して、日本でもようやく世間の風向きが大きく変わった。もう、日本に残された時間が無くなったので不真面目な子供が退場する場面なのである)



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« エイプリルフールの不真面目... | トップ | 孫埼享元外務省国際情報局長... »

コメントを投稿

政治」カテゴリの最新記事