逝きし世の面影

政治、経済、社会、宗教などを脈絡無く語る

小沢一郎(首相候補)圧勝 支持8割

2010年08月29日 | 政治

スポニチ Sponichi Annex2010年08月28日

民主党の小沢一郎前幹事長は、党代表選(9月1日告示、14日投開票)への出馬表明から一夜明けた27日、連合や医師会など支援組織回りをスタートさせた。
スポニチは公式サイト「スポニチ・アネックス」で緊急アンケートを実施したところ、有権者からの支持では小沢氏が(意外にも?)圧倒的な強さをみせている。
スポニチは26日の小沢氏の出馬表明を受け、同日午後4時からアンケートを実施。
1676人から回答があり、
『菅首相と小沢氏のどちらが民主党代表(首相)としてふさわしいと思うか?』の問いに対しては、約80%にあたる1336人が小沢氏。
『小沢氏が立候補を表明したことについてどう思うか?』の問いでは約82%の1371人が『出馬した方が良い』とした。

テレビなどは、小沢氏の『政治とカネ』問題を再び繰り返し伝えるなど“反小沢”報道も目立つが、有権者の反応は(大きく)違っていた。
ジャーナリストの江川紹子 氏は『メディアは小沢氏のダーティーなイメージを作り上げている。そんなイメージ先行報道に辟易(へきえき)した有権者が、積極的に意思を示した結果で は。知りたいのはこれからの日本をどうしたいのかという具体的な内容。政策論争を深めるような報道をしてほしい』と指摘。
政治評論家の浅川博忠氏は『消費税発言など菅氏の軽さぶりに有権者が見切りをつけた。 その分、安定感と強い指導力がある小沢氏への期待感につながったのでは』、『景気低迷や財政難を打開するためには、小沢氏の剛腕ぶりも「必要」と考えている人は少なくないようだ。』
『また、菅氏支持の中には「首相が短期間で何人も代わる状況はよくない』と考える人もいる。
『小沢陣営は党内支持を着実に広げており、今のところやや有利な状況』と分析する。

小沢氏は27日、党最大の支援組織である連合のほか日本医師会、全国郵便局長会など有力支持団体を訪問。協力を求めるとともに各団体に通じた党員・サポーター票を獲得するため積極的な動きをみせた。連合の古賀伸明会長との会談では、自らの政治資金について「テレビ討論や記者会見の場が設けられ、いい機会だ。自分の言葉できちんと説明したい」と述べ、世論の理解を得られることに自信をみせた。



<地方幹部は“拒否感”3割>

共同通信社は、民主党代表選が菅首相と小沢氏の一騎打ちとなったことを受け、26、27の両日、47都道府県連の幹事長ら幹部を対象に緊急アンケートを実施した。新代表にふさわしい人に菅首相を挙げたのは青森、長野、宮崎など12都県、小沢氏は岩手、愛知、熊本など5県だった。小沢氏出馬について「問題がある」としたのは約3割の14都県。21府県が「どちらとも言えない」で、「問題はない」は10道県にとどまった。地方組織に、政治資金問題を抱える小沢氏の出馬への拒否感があることがうかがえる結果となった。

民主党代表選街頭アンケートにねつ造疑惑?

植草一秀の『知られざる真実』2010年8月26日 (木)
8月26日の日本テレビニュース報道では、情報操作の片鱗を垣間見せるかのような不可思議な光景が放映された。
場面は街頭での100人アンケートである。小沢氏と菅氏のどちらが望ましいかとの調査だった。調査の途中の場面が画面で示された。この場面では、小沢氏支持と菅氏支持がほぼ同数であった。ところが、100人を調査し終えた段階のパネルが示されると、菅氏が7割支持で圧倒的多数を占めた。(一部抜粋)

『菅直人首相続投』支持8割?

毎日新聞は24、25日、参院選後初めてとなる全国世論調査を実施した。菅内閣の支持率は前回調査(7月7、8日実施)から2ポイント減の41%と下落傾向が続き、4ポイント上昇した不支持率(40%)と拮抗(きっこう)。一方、参院選で大敗した菅直人首相の責任論については「辞任する必要はない」が80%に上り、「辞任すべきだ」(19%)を大きく上回った。
9月の民主党代表選に向け、党内で小沢一郎前幹事長の影響力が再び強まることは「好ましくない」との回答が85%に達し、「好ましい」は12%にとどまった。民主党支持層でも小沢氏の復権を支持する意見は16%にすぎない。参院選で民主党の選挙責任者だった枝野幸男幹事長の処遇については、76%が「辞任する必要はない」と回答し、「辞任すべきだ」(21%)を上回った。

民主党代表選:小沢氏出馬6割NO 100人アンケート毎日新聞 2010年8月27日
小沢氏出馬について、「反対」が64人、「賛成」は22人。
次期首相は、大差で菅氏
「菅直人首相は続投を」、次期代表(首相)にふさわしい人物についても尋ねた。菅首相を挙げたのが42人と、2位以下に大差をつけた。(小沢一郎は3位で13票)
理由は、相次ぐ首相交代への嫌悪感が目立った

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13 コメント

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既存メディア対ネット (Saito)
2010-08-28 19:32:24
世論調査の結果がこんなに違うのは、調査された人たちが、インターネットで政治記事を読んでいるかどうかが原因だと思う。
ネットで政治記事を読んでいれば、小沢対特捜における検察側のいい加減さや偏執的な小沢狙い撃ちが分かる、それを報道しない新聞・テレビに対する不信感がつのりますから、その結果として、新聞・テレビは信用しない、新聞・メディアがバッシングしている小沢氏を支持するということになります。「官房機密費」について既存メディアが「まったく説明責任果たさない」のも、大きいです。

しかし、ネットに接続してない人たち、ネットを利用しても政治記事など読まない人たちは、テレビなどの印象操作だけに曝されていますから、「小沢悪人説」を常識みたいに受け入れているのではないでしょうか。

私自身は、新聞・テレビ批判から小沢という政治家を知ったので、消去法なのです。小沢氏自身やその政策についてよく知っているわけでない。これから勉強です。一番気になるのはやはり第9条で、それで共産党大敗北では困るのです。小沢氏は国連が要請してくれば海外出兵するつもりのようですが、国連といっても正義の味方なんかでない。そのときどきの力関係です。特に、飛び抜けて影響力のあるアメリカに、日本は一番弱いので、結局、アメリカのいう通りに戦争する国になってしまうのではないか。

ネットじゃ、小沢支持のサイトが読みごたえあるのですが、コメント欄などでは、再軍備とか核武装に賛成の人が結構いるみたいなんです。賛成でなくても、反対の論陣がない。これが心配なんですね。ちなみに、私は自衛権まで否定する気はありませんが、防衛軍と称して、明らかな侵略や占領をやっている軍隊は多い。少なくとも、日本は武器を輸出したり、核武装してはいけないと思っています。前者は、他人に殺し合いさせて儲ける最低の行為だし、後者は、唯一の被爆国として自家撞着も極まれりで、世界平和に対する重大犯罪行為です。

しかし、普天間基地の県外・国外移設や官僚支配脱却などで、民主党では小沢氏が最左翼のようです。あの「国民の生活が第一」というポスターはよかったですね。小沢氏が考えたスローガンだったそうです。あの当時、ノンポリの私でも、自民党政権にはうんざりしていましたから、道路の脇に張ってあったポスターを見て、ああ、その通りだなあと思いました。それが頭に残って、民主党に投票したようなものです。小沢氏は消費税値上げも反対しているようですし、たぶん菅内閣よりはずっと良い。菅内閣は、民主党政権が最初に打ち出したことをどんどん廃止したりレベルダウンしていますから。なんか、非常に既存勢力の圧力に弱い!という感じがします。9条を廃止しなくても、「なしくずし」で、日本を、自民党時代よりひどい、戦争できるどころでない、戦争する国にしてしまうかもしれない。

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幾らなんでも、これだけ違うと (宗純)
2010-08-29 08:50:52
Saitoさん、コメント有難うございます。

今回の記事は新聞などの記事の丸写しの手抜き記事なのですが,それには理由があって『呆れている』のです
それにしてもネット世論と新聞社の世論調査がこれだけ正反対だと・・・言うべき言葉が無いのですよ。
今の日本マスコミが病的に偏向しているのか、?
それともネット情報が異質なのか。?
と、色々と考えさせられますね。溜め息が出てきます。
特に朝日新聞が小沢出馬に対して『あいた口がふさがらない』、鳩山や小沢に対して『このありさまは非常識を通り越して、こっけいですらある』と、大新聞ではなくて極論で売っている極右通信などの恥ずかしいネット記事かと見紛う『そこまで言うか!』としか言えない内容なのですよ。
これはこれで驚きですね。
ネットウョさんの靖国や君が代のコメント並みで、論理をかなぐり捨ててしまい、人間が元々持っている動物的な怒りの『感情丸出し』なのですよ。
これはこれで何故そこまで大新聞が感情的になるかには大いに興味がそそられる話ではあります。
新聞アンケートでの小沢一郎に対する8割の嫌悪感ですが、
これはある意味当たり前の現象で、日本国では新聞社の信用度は、これはもう圧倒的で麻生自民党政権から2年がかりのマスコミ総がかりの小沢バッシングの効果が効いているのでしょう。
私が驚いているのはスポニチ Sponichi Annexでの8割の小沢支持の事実ですね。
マスコミとは正反対であるのです。
これは、凄い話ですよ。
元々私としては菅でも小沢でも鳩山でも主張にそれ程の違いが無いので興味が無かったのですが、、実はとんでもなく日本のこれからにとって違いが有るのですよ。
この三者に国会運営や外交的にはニュアンスの差程度でそれ程の大きな違いは無いでしょうが、
一番我々の生活に直結している『経済政策』では大違いなのです。
あの突然の10%発言ですが、菅直人の発言と言うよりも財務官僚の口移しで枝野幹事長仙石官房長官の3人の経済政策を一言でいえば、『財政再建』の緊縮財政なのですよ。
そしてこの方針は日本が20年以上財務官僚主導で行っていたもので、その結果が今の日本経済の世界的に珍しいデフレ不況なのです。
一律2割カットな度は正真正銘の財務省主計局の発想ですが、これは小泉政権下の毎年2000億円の医療や福祉の圧縮どころの影響では済みませんよ。
今までの20年以上続く泥沼の財務省路線の追従どころか加速路線の菅が首相を続ければ間違いなく日本丸は沈没します。
今の間内閣ですが、あれは恐山のイタコや沖縄のユタと同じ現象で喋っているのは菅直人ですが、財務官僚が乗り移って菅首相の口を借りて語っているのです。
これは日本国に独自の『狐つき』や『犬神つき』などの異様な憑依現象なのですよ。
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日本の五角形妖怪 (もえおじ)
2010-08-29 10:23:20
以前、植草一秀の『知られざる真実』で日本を貶めている五角形の癒着構造が語られていました。 勿論、この五角形とは、政治+官僚+財界+メディア+お抱えエセ学者による情報操作と膨大な公金私物化を指すものです。 この呆れた「ネット世論と新聞社の世論調査がこれだけ正反対」である件は、日本国に独自の『狐つき』や『犬神つき』などの異様な憑依現象とまでブログ主さんに言わせる妖怪の仕業であると言わざるを得ません。

今回は、管政権+財務官僚+メディアの小沢叩き(共同通信社、日本テレビ、毎日新聞) 対 スポニチ という構図が見えるのですが、実は、私自身も Saitoさん、ブログ主さん、及び、スポニチに共感しています。 この場所自体がネットメディアであると理解するならば、確かにネットメディアでは一般的にスポニチ側の意見が相当強いのではないでしょうか。
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Unknown (Saito)
2010-08-29 12:34:35
そもそも、コンピュータを操作できない人たちがいて、一定年代以上の方たちに多い。会社なんかでも、偉くなっていたので、コンピュータ操作などの雑用は部下に任せていたのですね。これらの方たちは、相当な批判精神の持ち主でも、ネット情報にはアクセスできませんから、従来型のメディア依存です(小沢氏や菅氏も案外そうなのでは(笑))。赤旗や世界を愛読なさっていても、最近の小沢VS特捜の裏など知らない。多少知っ
ていても、朝日・赤旗的観点から小沢嫌いです。

もう1つのネット情報なんか知らないグループは、若い世代に多く、携帯依存型。会社では、スプレッドシートなどでコンピュータ操作しているのですが、たぶん自分ではPC持っていない。持っているにしても、せいぜい年賀状の制作くらいにしか利用しない。Twitterじゃ、長い記事を読むのは無理ですから、刹那的な感情論に弱いでしょうね。もっとも、このグループは政治には興味ないか。。。

国論二分で日本解体。ネット日本VS新聞・テレビ日本で互いに鎖国状態突入か、というところですが、案外、新聞・テレビ側も、ネット側を気にし始めているのでは。朝日の『感情丸出し』は、もしかしたら「官房機密費」などによるネット側からの攻撃に対する怒りかもしれませんね。報道業界の良心を自認する朝日の逆鱗に触れたのかも。あんまり良心の自認に自信のない読売などはむしろ抑制的だそうです(伝聞)。

小沢VS菅は、もしかしたら、ネット日本VS新聞・テレビ日本の代理戦争?(笑)
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努力なのか暇つぶしなのか (もえおじ)
2010-08-29 14:33:59
「公平で開かれた情報メディア」の問題は、民主主義の成熟にとって核となるべき重要な課題なのですが、この問題自体が五角形妖怪によって隠蔽されているとも考えられます。 本来は、統治権力と市民とを分けることで、マスメディアが市民メディアとなって統治権力を監視する機能を果たすべきなのです。 その点において、ネットメディアは従来型の新聞・TVなどの既存メディアの情報操作に対抗する市民メディアの一つであり、公平で開かれた情報メディアの実験場であるとも言えます。 ネットメディアには幾つかの欠点があるにしろ、そこに参加する人たちの努力によって、向上していくものです。

ちなみに、もし管総理を妖怪によって取り込まれた操り人形であると見なし、小沢前幹事長を管つぶしの代表格とするなら、菅VS小沢は、妖怪VS対抗勢力の代理戦争です。
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ネットメディアVS既存メディア (宗純)
2010-08-29 16:19:06
もえおじさん、Saitoさん、コメント有難うございます。

少し前の韓国の統一地方選でも天安沈没を巡り同じような戦いがあって、最初は組織力に勝る既存メディア側(ハンナラ党支持)が優勢に推移していたのですが最終版の投票日に大逆転してネットメディア側(旧ノムヒョン政権の野党民主党支持)が大勝利するのですが、
日本では如何でしょうか。
韓国は国策としてインタネット網の拡充に尽力していて、ネットでテレビ番組などが普通に見えるらしいですよ。
その点ネットの実力は、日本はまだまだ其処まで行っていない。
それと、どうもマスコミ事情が日本と韓国では大きく違うようです。
韓国三大新聞ですが20年ほど前までは強権的な軍事政権で、記事の内容がまるっきりの翼賛記事だったので、今一つ信用度が低いようです。
日本でも、韓国と事情は全く同じだったのですが此方のほうは65年も前なので、困ったことに全ての人が完璧にこの事実を忘れ果てているのですよ。
日本の既存のメディアの信用度は諸外国に比べての異常に高いのですよ。
昔の歴史を覚えている韓国と、完璧に忘れている日本との差は大きいでしょう。
そしてメディアが全て記者クラブとクロスオーナーシップで完璧に横並びで同一の記事を流すのですから、これはある意味とんでもなく恐ろしいジョージ・オーウェルの書いた近未来小説『1984』のような恐怖話ですね。
今度の主要なマスコミ論調ですが、
小沢金権疑惑よりももっと情緒的な低レベルの話の、『3ヶ月で総理を変えるのか』とか『1年で3人の総理は日本の恥』的な小沢否定論が主流なように思いますが、これはいただけない。
おいおい。
今は平時ではなく日本経済の土壇場的な緊急事態であるとの報道が皆無なのですよ。
あの国会議員の80人削減の論議に隠れて小さな扱いですが各省庁一律2割削減案が実行されたら青息吐息の日本経済は間違いなくご臨終で死にますよ。
これ小沢VS菅のような小さなコップの中の嵐ではなく、日本経済(小沢)VS財政均衡の財務省官僚(菅)の争いで、日本が残るか、それとも官僚が残るかの瀬戸際なのかも知れません。
金に汚く根性が歪んでいるが実力だけはあるリーダー(小沢)がよいのか。?
それとも清潔で人は良いのだが救いがたい無能なリーダー(菅)がよいのかの究極の選択であるのですよ。
これはもう登る山が安全な楽しいハイキング程度の山登りであるなら間違いなく無能でも人が良いほうが正しい選択であるが、遭難の危険性が考えられるなら多少の欠点は目を瞑り実力で選ぶしかない。
(危険度が高ければ高いほど、たとえ大きな欠点でも命が惜しければ我慢して選ぶしかない)
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マスコミとどう戦うんでしょう (Runner)
2010-08-29 17:28:27
設問は少し違いますが、読売オンラインの方でも似たような結果が出ています。

http://sum.qooker.jp/O/election14/ja/sp1.html

しかし、ネット世論自体が全体からすると少数派ですからね。
それに、豪腕と言われた小沢さんも、マスコミに対してはほとんど無力ぶりを晒してきたので、果たしてどうなりますやら。
誰か、有能なブレーンでも引き入れたのでしょうか。

>あれは恐山のイタコや沖縄のユタと同じ現象で喋っているのは菅直人ですが、財務官僚が乗り移って菅首相の口を借りて語っているのです。

これは、まさに座布団一枚ですね。(^^;

菅さんも昔厚相をやってた時は有能に見えたんですが、いざ、首相をやらせてみるとサッパリですね。
カナダの学者が出世したら無能が見えてしまうことを何とかの法則と言ってましたが、まさに、そういった感じです。

それに菅さんて、元々、経済政策に疎い人なんじゃないですかね。
左翼といっても、別の分野において左翼だったのでしょう。
だから、小泉改革に共鳴したり、湯浅誠くんをブレーンに引き入れたりと、やってることがちぐはぐなんでしょう。
行政の無駄を省くこととと「自称新自由主義」の分別がついてないんじゃないですか。
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経済は駄目は菅直人一人だけではない (宗純)
2010-08-29 18:15:48
Runnerさんコメント有難う御座います 。

少し昔の話ですが、小泉純一郎が首相が『自民党をぶっ壊します』と言っていたときに鳩山民主党代表が国会討論で『小泉改革を全面支持』と打ち出して選挙でボロ負けしていましたよ。
鳩山民主党は当時は規制緩和の新自由主義まっしぐらだったのですよ。
それにしても野党の癖に与党を全面支持なら、これでは選挙で負けて当然であるのですよ。
与党に反対だから野党にも存在意義があるのですから、全面支持なら民主党の解散か合流かで自民党入りしか道は残されてはいないのですよ。
そんな最低限の常識も無い不見識な最低限お経済学の基礎知識の無い人物が2ヶ月前までは日本の首相をしていたのですから、8ヶ月間も長いあいだ、よく持った方です。
今度の菅内閣ですが、総選挙での消費税10%発言で影が薄くなったが、枝野幹事長の渡辺喜美のみんなの党へのラブコールには呆れ果てました。
枝野は渡辺に総選挙後の与党合流を呼びかけていたのですよ。
民主党の枝野幹事長が、渡辺喜美のみんなの党の主張が、小泉竹中路線の新自由主義である事実を知らなかったとしたら大馬鹿にほどが有る。
『知らなかった』が事実としたらそもそも政治家とはいえ無い水準なのです。
しかし、知っていて語ったのなら一年前の政権交代を完全に無かったことにする反革命のクーデターもどきの民主党に対する裏切りなどの小さな話ではなくて国民全体に対する裏切り行為ですね。
果たして、どちらなのでしょうか。?
それにしても卑しくも政治家なら誰でもが知っていて当たり前のことを知らない政党幹部とは情けなさ過ぎて言葉もありません。
共産党の『上から目線』の話で盛り上がっていましたが、これでは共産党にいくら馬鹿にされても一言の文句も言えませんよ。
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しばらくROMで失礼します (Saito)
2010-08-29 23:03:27
ブログ主様、返信くださった皆様、
「金に汚く根性が歪んでいるが実力だけはあるリーダー(小沢」といっても、具体的には。。。?
私なんかは、政治にまったく興味がなかったし、新聞の政治面はすべてスルーでしたから、そういう記憶がないのです。しかし、メディアがそう言っていることくらいは、ぼんやり知っていた。それでも、あの「国民の生活が第一」ポスターで、あっこれはいいなと思って投票したのです。

おそらく、大半の人もそうでしょう。あのポスターは、小沢氏のクロースアップでしたから。だから、大半の国民にとって、小沢氏に対する悪印象はそれほど根が深くない。「小沢は悪」が真実か否かは別にして。つまり、小沢政権がみんなの生活(気持ちだけでもいい)を明るくしてくれたら、ネット音痴の人たちでもすぐに支持者に変ると思う。新聞やテレビもスタンス変えざるを得なくなりますよ。

問題は、小沢氏がそんなに凄腕かどうかで、特にアメリカとの関係が気になります。アメリカは小沢をどうしようと思っているのか。つぶそうと思えば、いくらでも手がある。というか、なんにもしないで、日本のメディアと検察に任せておけばよい。それなのに、2月でしたか、「小沢不起訴」が決まるちょっと前に、アメリカの代表団(?)と小沢氏が会って、渡米の話なんかしているわけです。かと思うと、小沢渡米ドタキャン。アメリカの方から断ってきたらしい。6月にも似たようなことがあったらしいです。

今回も、出馬できるような環境、せざるを得ないような環境(菅内閣による小沢とその政策の排除、検査審査会の決定延期、審査会への小沢告訴団体だった在特会の検挙など)が、なぜか整ってきて、小沢出馬になった。軽井沢での鳩山主催パーティで、小沢氏は出馬を決めたみたいですが、顔が引きつっていたような。
巧妙な誘い出し作戦があったんじゃないか、なんてつじつまの合わない陰謀論を考えたりしました。

経済については全く門外漢なんですが、「日本経済(小沢)VS財政均衡の財務省官僚(菅)の争いで、日本が残るか
それとも官僚が残るかの瀬戸際」という意識はあります。あの人たちは、天上がってIMFの理事にでもなり、スイス
に移住するつもりで、日本なんてどうなってもよいのでしょうね。しかし、自分たちが虎の威を借る狐で、力の源である虎がこけたら、なんのパワーも振るうことができないことを忘れている。

最近、連続的にこのブログにお邪魔して、無駄なページを消費させてしまい、申し訳ありませんでした。これからしばらくは、私も私の小さなパワーの源である家業に励みます。しばらくROMで失礼します。
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「行政改革」を隠れ蓑にしてますからね (Runner)
2010-08-30 01:01:53
枝野幹事長も弁護士出身だし、これまで経済政策に関して印象に残るような言動を示した記憶がないので、経済に疎い口じゃないでしょうか。

それに、ブログ主さんは既にお気付きだと思いますが、政治家たち、なぜか、「新自由主義」とか「市場原理主義」といった言葉を出したがらない。
盛んに出しているのは、反対派の亀井静香ちゃんぐらいです。
あと、意外なところでは麻生太郎ちゃんも、最後の選挙前に「市場原理主義とは決別します」とはっきり言ってた。「リーマンショックでよくわかりました」と。
残念ながら既に誰も聞いてくれなかったんですが。

で、推進側の連中はさっぱり語を出さないんですよね。
みんなの党も出さないし、小泉さんも出した記憶が私にはないんですよ。
出すのはいつも「行政改革」という言葉。

おそらく、出すと、当然、みんな意味を調べ出すだろうし、ケインズ主義とも対比される。保守層の世論も割れる。
そこで、語を出さずに「行政改革」と称して知らない間にケインズ主義から「自称新自由主義」へと移行させようという魂胆なんですよ。
言い換えれば、それでごまかせるだろうとの判断があるのでしょうから、そのごまかされる口に菅さんや枝野さんが入っていても何ら不思議ではないと思いますよ。
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