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今回の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)対策で安部晋三首相の政府専門家会議が(手抜きで)11年前の麻生首相時代の新型インフル対策を使い回しした疑惑
イギリスのジョンソン首相が今年3月12日に表明した「集団免疫」戦略と基本構造が同じ内容で、11年前の(2009年)新型インフルエンザ対策における政府行動計画にも同じ図表を使っていた。(★注、2009年豚インフルのウイルスは撲滅されることはなく、その後、季節性インフルエンザとして今も小さな流行を繰り返す)
2009年の新型インフルエンザ流行時は自民党の麻生太郎首相(現副首相)と、のちに都知事時代に「せこい」疑惑で失脚した舛添要一厚生労働相。(舛添要一とは、カジノクルーズ船ダイアモンド・プリンセスに2時間乗船して「ウイルス培養器」と喝破した神戸大の岩田健太郎教授はこの時からの腐れ縁)
日本人では誰も覚えていない2009年新型(豚)インフルの大騒動
世界では猛威をふるった2009年インフルは日本ではしょぼい流行。(感染者数も少なかったが、それ以上に死亡率が日本は10分の1だった)しかも直後の2009年9月総選挙に自民党が大敗北。史上初めての政権交代の大騒ぎが起きて日本中が大興奮。その影響で今では誰も覚えていない。
卵が先か鶏が先か疑惑(小さなガラスの靴に入れようと、無理やり足先を切って合わせていた恐怖のシンデレラ疑惑)
東京都の入院者数(PCR検査陽性判定)と東京都が確保した病床数が常に一致している(病床数に合わせて、PCR検査の人数を抑制していた)疑惑
政府専門家会議の押谷仁・東北大教授は、「すでに感染が拡大した後のPCR検査は効果が薄い」と断言しているのですが、…今まで都道府県の保健所(帰国者・発熱外来)を通してPCR検査の許可が下りる仕組みだが、保健所トップとは厚労省の技官ポスト。
ほぼ「ポツダム宣言」 (^_^;)
ノーベル医学・生理学賞(分子免疫学)の本庶祐は最善策として、日本も韓国やシンガポールのような防疫システムを提唱する。
NHKスペシャル 新型コロナウイルス瀬戸際の攻防〜感染拡大阻止最前線から の報告 ○2020年4月11日(土) 午後9:00~午後10:04(64分)
政府専門家会議の主要メンバーである東北大学の押谷仁教授は、韓国やシンガポールのようなPCR検査の大規模実施は、日本は無理だった(瀬戸際は噓八百で、実は感染爆発がすでに起きていた)と正直に認め、次善の策として重症者や濃厚接触者限定でPCR検査を実施するクラスター対応の現在の方式を採用したと語っている。
ただし、本物の1945年8月15日の「玉音放送」でも「今まで間違っていました。すみません」とか「日本は負けました」なんてことは一言もヒロヒトは喋っていない。そもそも有名な「堪え難きを耐え、忍び難きお忍び」の主語は我々日本人一般ではなくて、天皇自身。ヒロヒトは少しも戦争責任を自覚していないし、もちろん無理やり戦争に参加させられて苦しんだ日本人に対して謝っていない。今回の押谷仁も敗戦時のヒロヒトと同じ態度なのである。
★注、ヒロヒトは肝心の敗戦も終戦も一切、言わなかった。しかし、多くの日本人は即座に日本の敗北を自覚したのである。(ごく少数は「玉音放送」を聞いて天皇が戦争を鼓舞していると勘違いした人もいたらしい。自然科学とは違い社会科学では必ず少数の例外が生まれる)
極限まで劣化した75年ぶり2回目の「玉音放送」
今まで日本の政府や医師会、医学会(政府専門家会議)などが一致して主張していた「PCR検査で医療崩壊」は真っ赤な嘘だった事実を、4月11日夜のNHKスペシャルで押谷仁が認めたのである。ところが、誰もその事実に気が付かない。
今まで日本(政府専門家会議)が行っていたのは3月12日発表の(イギリスの有識者から袋叩きにあって撤回した)ジョンソン首相の集団免疫戦略の極秘実施だった
イギリスは集団免疫戦略に失敗したが、同じく日本も集団免疫に失敗する。(★注、集団免疫に一応成功したのは2009年の新型インフルエンザだけ)
イギリスと同じ集団免疫戦略をとっていたオランダの場合、SARS-CoV-2の免疫獲得率は目標の60%に遥かに届かない。オランダの抗体陽性率は 0.33%なので目標の200分の1程度の低さ。
悪意のない厄災 note 3月27日
今どき、先進国間で侵略戦争は起こりえない。なぜなら、武力で土地を占領するより、平和的に経済を発展させた方が、何倍も効率よく市場を手に入れることができるからだ。
ところが「戦争」は予想もしない形でやってきた。国が「戦争状態」になるのに、敵国や、敵性集団が必要ない。攻めてくる集団から、物理的な軍隊と侵略の悪意を抜き去り、厄災という性質だけが抽出されて世界中に降りかかっている。結果、世界中の国々が、同時多発的に生き残りをかけた「戦い」の遂行を迫られている。
戦争が、進化論的な人口調整の役割を結果として担っていたとしたら、このウイルスの蔓延だって同じ結果をもたらすかもしれない。だれも犠牲にはなりたくないから、各国は総力をあげて生き残りを図ろうとするだろう。ひょっとしたら、我々は歴史に「第三次世界大戦」と記される日々を生きているのかもしれない。
note 3月27日「ロックダウンのNZで東京都知事の会見をみてひっくり返りそうになったので長いけど読んでほしい。」から一部を抜粋
第三次世界世界大戦もどき?
各国の総力戦としてみれば今の日本(政府専門家会議)など世界の最貧国レベルであり、最初から到底日本には勝ち目が無かったのである。だから日本だけは世界に例がない摩訶不思議なあるがままを受け入れる佛系防疫(『測ったら負け』ゲーム)を採用していたのですが、これにも早々と敗北(強制終了)して、その後の戦略が何もない。
SARS2との長期の総力戦
これからの日本ですが、無理やり破綻した「集団免疫」戦略の復活に活路を見出すしかないが、それなら役に立ちそうなのは元医師で日本共産党ナンバー2の小池晃書記局長の抗体検査(血液検査)。ただし、同じ集団免疫戦略仲間のオランダの抗体陽性率は 0.33%。今後長い長い苦難の道が延々と続くことになる。