行田市・「盛徳寺と小埼沼」です。
盛徳寺と小埼沼は、古代蓮の里や前玉神社、さきたま古墳群から
とても近いところにあります。
小埼沼は、万葉集にも歌われていますので歴史を感じるところで
す。久しぶりに寄ってみました。
「盛徳寺」は、埼玉山若王院盛徳寺(さきたまざんにゃくおうい
んじょうとくじ)と称し、本尊は薬師如来となっています。
埼玉県内では、最古の寺ではといわれている盛徳寺は、平安時代
の大同年間(806-810)の創建と伝わっています。
延暦寺・2代目の座主の生誕地になっているようです。
枯山水のような感じでしょうか。
鯉が泳いでいました。。。。(^ε^)
8月も終わりということで蓮の花は咲いていませんでした。
地蔵図像板碑(鎌倉時代中期 文永年間 1264~75年)
現在の本堂
奈良時代(710年〜784年)の礎石が、数ヶ所にありました。
「小埼沼」武蔵小埼沼。。。埼玉県指定遺跡
盛徳寺から少し離れたところにあり、東京湾の入江の名残りとも
いわれ、「埼玉の津」万葉集の遺跡とされています。
宝暦3年(1753年)忍城主阿部正允(まさちか)によって建てら
れた万葉歌碑があり、小埼沼と埼玉の津の万葉歌2首が万葉がな
で彫られています。
万葉集
「埼玉の 津に居る船の 風をいたみ 綱は絶ゆとも 言な絶えそね」
「埼玉の 小埼の沼に 鴨ぞ翼きる 己が尾に 零り置ける霜を 掃ふ
とにあらし」
ひっそりとしていて、訪れる人もいない感じです。