ようこそ
友人の葬儀から一夜が明け、私も少しは落ち着いてきた。落ち着いたと言うよりは、諦めたと言った方が正しいが・・・・・・こんなにも、あっけないとは・・・・
さて、前回の池江選手の話だが、長い闘病生活の末に見事に退院して、自宅療養の様子が映し出されていた。印象に残った言葉に「普通の生活が、これほどありがたいものか」と言うのがあった。
人間は、どうにもならないと感じた事を体験すると、これまでの何気ない日々に感動したり、生きている事すら感動に変えてしまう。私も彼女の言葉と同じ体験をした。健常者には理解しにくい普通の生活。それまでは、何も感動しなかった事が、見るもの聞くもの全てが新鮮に思え、生まれ変わったかのような感動を覚えた事を思い出す。
おそらく死の恐怖の暗闇に入り込んでしまったのだと思う。抜け出そうと気分転換を病室での行動や病院周辺の散歩などに求め、毎日ほどもがき苦しんだが、一度この暗闇に入り込んでしまうと、簡単には抜け出せない。
本当にうつ病状態になってしまう。私も何度か精神科も受診したが、それほどまでの恐怖感と孤独感を味わった。
その後、彼女は大学に顔を出したり、リハビリに励みながら、やっとの思いで退院後、何度目かの検査を受診して、ようやくプールに入る事を許可されている。入院前の体型と比べて、人が変わったかのような痩せ細った体型で、誰が見ても競泳女子の第一人者とは思えないほどの違いである。
「私は、泳がなかったら普通の女子大生」とも言っていた。若干19歳の女子大生ではあるが、言葉や行動の一つ一つに共感した。
日本の世界の競泳女子のスーパースターの再起を誰もが願っている。頂点に立った事のある人しか分からない苦悩も有るだろうが、是非共再起して、もう一度表彰台の頂点に立つ事を願っている。
私や彼女の様な体験をした人も数多くいるだろう。そして、今後もガン患者は後を絶たないであろうが、本当に彼女共感をして、勇気を貰い友達になったような気持ちだ。
「普通の生活」は、この上も無くありがたい事である。感謝しなければ
では又ね
↓ランキング
カニ料理 兵庫城崎温泉おすすめの/Kinosaki Spa&Garden 湯楽