スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

バラエティでいじめを見る

2014-07-16 | 映画、ドラマ、テレビ
ロンドンハーツの特別番組で、ある芸人の偽映画監督でだます。という番組がありました。
まあ、楽しく見ていたのですが、これは公開のいじめですよね。
よくある、
「○○ちゃんがあなたを好きで、校舎裏で告白したいって」
という言葉に出ていくと、
「そんな訳あるわけねーだろ、バーカ!」
という、いじめと構造は全く一緒なわけです(ま、こんなコテコテのいじめが、実際にあるのかは不明ですけど)

ただ、マスメディアは、こういうイジメの本質的な部分を全く誤解していて、
「いじめじゃない。タレントは、了解済みでやっている。これも芸能界で生きる道」
という論理が展開されます。
もちろん、仕事ではそうでしょうけど、学校等では、そのいじめの対象は、「本人の意思とは無関係」に選ばれ、「クラスで生きる為」に、苦痛に耐えながら登校したりするのです。
ここに本質的なズレがある事を、気が付いていないのか、無視してるのか認めようとはしません。


僕は別に、こういう事をテレビでするな。という気は毛頭ありません。
そんな事を言っていたら、表現する事がどんどんできなくなってしまいますから。特にロンドンハーツは、こう言う尖ったことをするのが本質ですから。

ただ、そういうイジメの構図をさらしておきながら、マスメディアが片一方で「イジメかっこ悪い」とか言うのは、矛盾してるというか無自覚というか、説得力がないなあ。と思うのです。