スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

USJ スペース・ファンタジー・ザ・ライド レビュー

2011-12-31 | 外出、催し
   面白いけど、待つのがキツい

 乗っている部分がくるくる回りながら滑走する、室内型コースターです。
 コースターの進行方向に対して、くるくる回るので、どちらからGが来るのか予測ができず、ハラハラして、それが楽しい。
ちょっと、味わった事のない感覚です。

ただ、このコースター、例えば4人の家族連れで行ったら、一つのコースターに二人づつ背中合わせに乗ることになって、乗ってる間は顔を合わせることができません。
さらに、これが2台一組になって走るので、回転の具合で、見ず知らずの人と顔を合わせる場面が出てくるので、それが気まずい。
もう一つ、ストーリーが弱い。というか、いきなり「あなたたちの力が必要です」とか言われても、全然話が見えないんですけど? となってしまいました。
それに、建物に入る前、写真を撮るのですが、これがアトラクション上で、何か生かされるのかな? と思ったのですが、結局、写真販売だけのもの。
アーケード版のマリオカートみたいに、顔写真がカート上に示される。というような演出があるかと思っていたのに。ちゃんと引換のカードももらったのに…。

加えて、ここはウエイティングエリアが貧弱。
おサイフケータイがあれば、情報が得られる。というギミックはあるのですが、そう面白い情報があるわけでもなく、そもそも、対応携帯がなければ知る事さえできない。
一応、屋根はあるものの、基本は寒風が吹きすさぶ中を、ぐるぐる歩きまわされるだけ。という工夫のない待ち時間。
この日は、途中、建物の中に入って並んだのですが、なんか体育館というかイベントスペースというか殺風景な内装。
一応、アトラクションのフラッグがかかっていたりするのですが、なんか違和感があって、ガイドブックで確認したら、やっぱり、貸切ができるイベントスペースでした。
寒い中で待たせるよりは、一時でも室内で。という配慮でしょうけど、これはかえって興ざめしました。(人によって違うでしょうけど)

それに、手荷物をロッカーに預けさせるのに、携帯だけは持ってて良し。というのも、基準が判らないなあ。

そんな感じで、それ以外のところでで足を引っ張る感じになってますが、アトラクションそのものは、中々面白い。
特に最後の最後で、「わ!」と驚く演出があって、乗って損はないかと。
待ち時間次第で、お好みで。

    例えるなら
        TDLの「スペースマウンテン」+回転

USJ アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド レビュー

2011-12-30 | 外出、催し
   文句なしに面白い! おすすめ!

テーマ、設定、ストーリー、メカニズム、演出、そしてウエイティングエリアまで、高度にバランスが取れたアトラクションです。
待ち時間が長くても、乗って損はありません。というかウエイティングエリアが凝っているので、楽に待てます。

スパイダーマンといっても、ユアン・マクレガーの方じゃなくて、アメコミ版が元になってます。ですので、案外、物語を知らなかったりしますが、ウエイティングエリアで主人公が新聞社の記者だという事や、アトラクションのストーリーの説明があったりして、入り込みやすくなってます。
ゲストは、その主人公の新聞社に見学に来たという設定になってます。
ところが、悪党がニューヨークで暴れまわって、記者が足りなくなって、臨時記者となって取材に行かされるという、むちゃくちゃな設定だけど、アメコミならあると思わせるのがすごい(笑)。

乗り物がガタガタと揺れ、視界一面に広がる3Dスクリーンがスクロールして、ちょっと酔いそうなほど。
乗り物そのものの動きは大した動きじゃないのでしょうが、視覚で酔う感じ。
悪党の水や熱風がかかったりと、臨場感もすごい。

結局、スクープ撮りに行って、自分たちが写真に収められる。というオチがつくのですが、この写真、3Dメガネをかけているので、表情がよくわからないのです。結局買わなかったのですが、これはあくまでもおまけの部分で、アトラクションそのものの面白さには、なんの影響も与えません。

このアトラクションは、本当に面白くて、これ単体なら、トップレベルと言ってもいいでしょう。

でも~、悪役さん(名前忘れた)。反重力ビームなんて開発できるんなら、悪事なんか働かなくても、合法的に巨万の富を得られますよ(笑)。

   
    例えるなら
             TDSの「ストームライダー」TDLの「スターツアーズ」

USJ ターミネーター2:3-D レビュー

2011-12-29 | 外出、催し

   面白い! ただ人によって評価は分かれると思います。

僕自身、いちばん好きなターミネーターシリーズ、「2」のアトラクションです。
作品上に出てくる「サイバーダイン社」の、新商品発表会に招かれたゲスト。という設定で入場します。
待ってる間、サイバーダイン社の説明とか、警備システムの紹介などがあって、雰囲気づくりの導入部としては、非常に出来がいいと思いました。
ただ、この先が問題で、メインのショーの前に、演者が登場するプレショーがあるのですが、物語の演出上、反感を買うキャラを演じなければならないためか、ゲストをバカにするような笑いを取り始めるのです。
僕なんぞは、そういうキャラづくりの為とは言え、そういう演出に客をだしに使うな! そういうのを求めて来た客ばかりじゃないんだから。と思ってしまい。だんだん胸糞悪くなってきてしまいました。
思い違いかもしれませんが、大阪でなかったら、こういう演出にはならなかったんじゃないかなあ?とさえ思ってしまいました。
笑いには感性がありますし、また、シャレの判らない奴だ。と言われるでしょうけど、正直言って、こんな不快な思いをしたプレショーは初めてで、正直切れそうになりました。
途中、返事を強要されてもなお返事がまばら。という場面がありました。案外、同じように感じたゲストが多かったのかもしれません。USJはこれが面白いと思ってやってるのかなあ?

本題のショーは、中々のものでした。
SFXは見事だし、ターミネーター2の番外編とみれば、見ごたえもあります。
途中、演者が場内に現れるのですが、ターミネーターの走り方そのものだったりして、作りこんでるなぁ。
と感心しました。
この3D映画は、本当に見事です。
その他では、「場内、予想外の動きをします」と注意されますが、そんな大したことありません。家族そろって安心して見られます。

ただ、発表会の客という設定で入場したのに、途中から、ジョンコナーとターミネーターのアクションを見る傍観者になってしまい、「えーと、僕たちはどうなってしまったの?」という心境になってしまいました。このアトラクションの世界に、ゲストは参加してるの?してないの?と ?が頭の上で踊っていました。
エンディングで、どうやって収束させるんだろうと思ったら、客ほったらかし。映画の中で完結してしまい、ゲストの置いてきぼり感がハンパないんです。「えー!? これで終わり!?」という感じ。
素材そのものは面白いのに、アトラクションとしてのストーリーが完結してないのが、なんとなくもったいない。

   
   例えると    
           TDSの「マジックランプシアター」

ユニバーサルスタジオジャパンのレビュー。

2011-12-28 | 外出、催し
国内すべてのテーマパークに言える事は、TDRが存在するという事でしょう。
もっとも、TDRがなかったら、現在のテーマパークというカテゴリーは、存在しなかったのですが。

ユニバーサルスタジオジャパン(以下USJ)も、その例には漏れません。
TDRが「10」とすると、USJは「8」か「9」ぐらいの評価になってしまう。
いや、これでも甘い方で、以前の半端ない時のTDRだったら、評価が「12」か「13」を軽く超えていたので、肉薄しすぎか?と思うほどです。
ま、「5」を超えるテーマパークが珍しいぐらいですので、行って損はない。とは思います。
特にTDRから遠い関西の方は、かなり好まれていると思います。

でも、なんだろうなあ? ほんの僅かに感じさせられる不親切感(造語?)は?
例えば、お土産買う時、お菓子の缶とか箱に、値段が書かれてない。
値段は、その積んである山にPOPで表記されているんだけど、山が大きいと、裏側(と言っても、その山は店内の中央にある)から商品を手に取ると、値段がさっぱりわからない。
表側に回って、やっと値段がわかるという事が何度か。
これは、お土産として渡す時、値段が書かれていると、ちょっと。という事で書かれてないのだと思いますけど、TDRのように簡単にはがせるシールで、用は足りると思うのですが、この辺は考え方の違いでしょうか?
ただ、それだけでなく、ガイドブック(コスト削減で使いにくいガイド”マップ”になったTDRよりは、こっちの方がずっと良い)のレストラン紹介や、グッズ紹介にも値段が書いてない。
例え一部のメニューでも、値段が書いてあれば、全体の目安がつくのに、それが判らないから、実際、店まで行って「うわっ高い!?」と驚いて、店をさまようことになる。
セコい? いやいや、逆に、コスト(値段)にうるさいと聞く関西の方が、よく、これで満足してるな。と。
もっとも、最初からWEBサイトとかで予習しておけばいいのでしょうが、予習してない方が悪い。とでも言ってるかのようなガイドブック、これは不親切と言っていいでしょう。

他にも、再入場が出来ないというのは、どうなんでしょう?
公式サイトでは、理由が正当なら再入場は可能らしいのですが(オフィシャルホテルにチェックインするとか)、原則はできないようです。
というかエントランス付近で、散々「再入場はできません」とアナウンスがされてるんですよね。
これはですねえ、JRの駅からエントランスすぐ前まで、「門前町」と言えるような、商業施設が並んでいるのが、遠因だと思いますよ。
その商業施設は、USJ園内の雰囲気そのままの作りで、それでいて、ちゃんとした市場原理が働くわけですから、料金も「ぼったくり」じゃないわけです。
普通に、マクドナルドやコンビニがありますから。
正直、園内の食事は高いですから、再入場の手続きとって、園外へ出て、食事をして戻ってくる。というゲストが続出すると思うんです。
それじゃ、園内のレストラン、ショップはやっていけませんので、再入園を禁止。という事にしたのでは?と思えてきます。
うがった見方と言われてもしょうがないですが。

あと、アトラクションで、建物の中に入ったと思ったら、実は外。という経験がやたら多いような気がします。
いや、ウエイティングエリアが外にあるのは一向に構わないのですが、わざわざ建物の中に入れたと思わせて、外に出させるのはどうかと思うのですが。
行ったこの日は、特別寒い日で、嫌に寒いなあと思ったら外だったので、よけいにそう思うのかもしれませんが、夏の暑いも、これじゃきついと思いますよ。

もっとも、施設そのものは、しっかりと作られていて、楽しいのですが、なんでしょうか? やはり、こう、なんだか、ちょっと突き放されているような感じがするんですよね。なんででしょうか?

ERを見て思う

2011-12-17 | 映画、ドラマ、テレビ
WOWOWで無料放送として「ER」が放送されています。
「今時ERもなあ」
と思っていたのですが、なぜか見入ってしまいました(苦笑)。
ジョージクルーニー若い! とか、CSIのキャサリン役の人が出てたりして、意外な発見も。

ただ、リアルな話の分、現実的に考えてしまうのも事実。
やっぱり、病院とか、赤十字とか、ちゃんと利益が出ないとダメだな。と思います。
儲かると言っても、院長や理事長が、大きな家に住み、いい酒飲んで、高級車に乗って。というのではなく、スタッフが能力が発揮できる環境を作れるようにしないと、いけないと思うわけです。

夜、息も絶え絶えで、病院にたどり着いたら、「うちは緊急窓口はやめました」じゃあ、困るというか、生死にかかわることですし、病院そのものがなくなったりしてたら、目も当てられません。

夜も寝ないで、ぶっ続け勤務じゃミスも出やすくなりますし、余裕を持ってもらうためには、やっぱりお金は必要ですから。

医者の不摂生。じゃ、問題だという事です。