スタジオSZ8のブログ

スタジオSZ8(鈴八)のぬるめの日常

東京ディズニーリゾートの「攻略法」について考える

2014-11-14 | 外出、催し
そもそも、遊園地に「攻略法」を持ち込まなきゃならない時点で、おかしな話なのですが、世の中には、その「攻略法」というのが溢れかえっています。
東京ディズニーリゾート(以下TDR)の攻略法については、WEB上でも、「この人はプロなのか?」というサイトもあったりします。
驚いたのは年に300回以上TDRに通ってる芸人(それって芸人か?)がいて、30分以上アトラクションで待たない。とか言うのですね。
確かに、すごい話だなぁと思うのですが、それって一般人にどこまで通用するのか?って気がするんですよねえ。
普通の人が、そこまで考えて遊ばないといけないのか?と。(年に300回も行く人は普通じゃないですよ(笑))

攻略法云々の前に、TDRを「攻略」するなら、平日の火曜日、水曜日、木曜日に訪れれば済む話なんですよ。ファストパスがどうの、待ち時間がこうの言わなくたって、十分楽しめるわけですよ。
それができない人が多いから、土日に混むんでしょう? という事です。
人によって事情があって、それぞれ違うから、攻略法がすべてに通じる。って話じゃないと思うんですよね。

「トゥーンタウン、ファンタジーランドは夜になると、めっきり空くから、そこを狙う」
とか言われるんですけど、当たり前じゃないか!?となるんです。
その二つは、小さな子供がいる家庭が訪れる可能性が高いわけで、夜になると、子供たちが疲れちゃうし寝ちゃったりするから、そういう方々が帰るから空くわけです。
「夜、攻めろ」と言われたって、一番そこを利用したい人達には何の意味を持たない訳ですよ。
逆に、あんまりTDRに興味のないお父さん(あくまでも仮の話ですよ)が、「俺はいいからパレードの野場所取りしてるよ」と言って、レジャーシート敷いて場所取りをしてそこで寝てる。という攻略法だってあるわけですよ。実際、多くいますよ。そんなお父さん(強制されてたら悲惨ですが(汗)。

何を言いたいかと言うと、そもそも「攻略」ってどういう状態なんだ?と考えてみると、一日の終わりに
「ああ、楽しかった。面白かった」
と思えるか?という事ですよね? 遊園地なんだから。
なのに、「攻略」というと、いかに多くのアトラクションを回れるか? という風になっている昨今の風潮に違和感を覚えるんです。
いや、「沢山アトラクションを回る事が面白い」という価値観の方は、それはそれでいいと思うのですが、みんな、そうでなきゃ!みたいな風潮がどうにも・・・

正直、TDRの入場券(パスポート)は安くはありません。
せっかく入場するんだから、元を取りたい。という気持ちはわかるんですよ。というか、まったく同感。
さらに、一昔前は「入場券+アトラクション券」と「パスポート」と言う区別があって、「パスポート取ったんなら、元を取らなきゃ」と言う心理が働くのもわかります。(パスポートはちょっと高かった)
ただ、今はパスポートのみになりまして、アトラクションもショーもパレードも、果てはキャラクターとの写真を撮るのも、トイレを使うのも、すべて等価値になったと考えることが出来ます。
TDRにいるためのパスポートと考えることは、できないかな? と考えるのです。

堀井憲一郎さんは、数々のデータを取ってTDRの攻略法の書籍を著した方ですが、「壊れた日の攻略方」で「攻略しない」という選択肢を残されてます。
良い考え方だと、「ハッ」とした覚えがあります。

TDRは確かに特別なテーマパークとなりましたが、過剰に特別視する事もどうかな?と思います。
あまり、「攻略!攻略!」と考えず、「楽しもう」とした方がいいと思います。

最後に、あえて、一言、攻略法を記すなら「ケンカをしない」になるかなあ?
「さっきあっちに行っとけば」とか「こっちにしとけば」とケンカしちゃうと、その空気を取り戻すのが大変ですからね。
それが一番の攻略法かなあ?


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