ワンセグ携帯紹介記事の盲点

MNP(Mobile Number Portability)が24日から開始されるけど、どうやらauへ移行したいという人達が急増しているらしい。　料金の面ではドコモの方が高いという印象が強いのだが、今ではauと対して変わらなくなっている。　機種は昔のauはしょぼいのばかりであったが、今は洒落たものが多くなってきており、ドコモの唯一の魅力であった機種デザインは既に通用しなくなってしまった。　折りたたみ式が主流になっている昨今、そんなものはドコモが初めて発売した当時から判っていたことで、その頃は三菱製などのフタ付きのものが流行していた。　世間一般の人達の多くは、それを使いやすいと思っていたのだが、今になってどうだ？　ほとんどの者達がバカみたいに折りたたみ式を使い始め、売れると言うことから今では一部を除き折りたたみ式しか発売されない状態だ。

これからの携帯は折りたたみ式をさらに改良した液晶タッチパネルが主流になるだろう。　それにより従来の凹凸ボタンと液晶内のタッチボタンも加え操作性の幅が広がる。　しかし、私にとってはそんな次世代のものは未来ではあるが旧式と認識しており、現代の技術よりももっと先の未来の携帯電話の主流を容易に想像している。　既にそういった技術の試みは行われており未だ実用には至っていないが、それが実用化されるならば、携帯電話という存在そのものがなくなる事になるだろう。　そこまで考えている技術者もおり、世間一般の民には容易に想像もつかない事である。　実に面白い時代がやってくる。

話は戻るが、MNPによってauへ移行したいという輩が多いのには特に理由はない。　理由を挙げるとすれば、いわば流行にのりたいだけの興味本位だろう。　auへ移行する風潮が盛んであるが為に、私も俺もといたって単純な考えである。　確かに最近のauには魅力的な機種がそろってきた点も否定できない。　私としても、ドコモにはないスムースタッチセンサーなる機能には興味をひかれる。　キーの部分を指でなぞるだけで様々な操作が簡単にできるというのは革新的である。　まさかそういった技術を試みるとは思いもしなかった。　実に面白い。　これをボイス操作機能と併せて障害者向けに展開されたならば、非常に便利な社会貢献にもなる機種になるだろう。

現在はワンセグ携帯が発売されるまで待っている人達が多い。　もう各企業の公式サイトでもカタログが公表されている。　問題なのは電池の寿命まで十分に考慮されて発売されるのかどうかである。　ワンセグ携帯を買おうと思っている人達は、この点を考慮されないとつまらない買い物をする事になるだろう。　騙されてはいけないのが、例えば『約160分の番組録画が可能』と謳われている機種があったとする。　だが、実際に160分間も連続視聴できるのかどうか？　気をつけなければならないのは『160分の番組の録画が可能』と書かれているだけであり、『160分の番組の視聴が可能』と書かれていない事である。　せめて、2時間の映画１本くらいは視られるくらいの電池容量は欲しいではないか。　そうであるのならば何も問題はないが、もし途中で電池が切れてしまったらと考えると興ざめである。　意外とこの点に気がつかない人は多いのではないだろうか。　休憩時間にちょっとだけＴＶを視るとかだけの利用ならば問題はないと思われる。　映画１本分録画できます！なんて謳い文句で、実際は１時間３０分で電池が切れてしまい、騙された！！と思うのは悲しいことだ。　それにしても、電池パックは充電を繰り返すほどに寿命が短くなってくる。　決して買った状態がずっと維持されるという保証はない。　その点も踏まえてワンセグ携帯を購入されることをお勧めする。