山本一力の出身地、土佐伝統のくじら漁を描く勇壮な小説だ。嘉永6年4月(1853)室戸岬の沖でくじら組の山見が発見したのは黒船。その後、仲間の命を奪った巨大マッコウクジラに「黒船」の名前を付けて弔い合戦が始まる。山本一力の一連の作品を読んでいるとこの背景がよく判るだろう。 今日は大阪だったけど、とんでもなく暑かった。まだ6月なのに・・・。