ごべんの椿と読む。この小説は天保5年の一年間の出来事を描いた物語である。山本周五郎の巧みな技法と意外性に釣りこまれ、一気に読んでしまった。最後は少し物足りないが「法」と「掟」ついて考えさせられる作品だと思う。是非読んで欲しいものだ。