諸田玲子最新作。主人公は「東海道中膝栗毛」有名な戯作者十辺舎一九の娘"舞"。奇行で舞をきりきり舞いさせるのは父と葛飾北斎の娘お栄、そして居候の浪人だ。人情物であるが滑稽でもあり、サスペンスのようなストーリーも流石と思わせる作品だ。諸田さんの棚も読んでしまったので、次はどれを読もうか・・・。