平安時代が舞台のミステリー小説なのです。応天門の変の謎を解きながら物語りは進んでいくのだが、江戸・明治好きの私にとってはイマイチ情景が思い浮かばないのです。複雑な組み立ての割りに最後はあっさり。諸田玲子、2005年の作品です。